基本情報
- 系統・区分
- 夏果専用・サンペドロ型
- 熟期
- 6 月下旬〜7 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
サンペドロ型。夏果は受粉なしで結実しやすいが、秋果・主果は受粉を要する場合がある。大果・夏果向き。
概要説明
夏果専用のイチジクとして日本で最も知られているのがザ・キングです。サンペドロ型に分類され、前年枝に付く夏果は受粉なしで肥大しますが、当年枝に付く秋果はイチジクコバチによる受粉がないと落ちてしまいます。日本にはこのハチがいないため、事実上「夏果だけを穫る品種」と考えてください。夏果は 6 月下旬から 7 月に熟し、果重 100〜150 グラムの大果。果皮は黄緑色で、果肉は淡い赤、糖度は 17 度前後で上品な甘さです。夏果は前年の枝先に付くため、冬の剪定で枝先を切ると収穫がなくなります。枝を切り詰めず、込み合った枝を間引く剪定にとどめるのがコツ。冬に枝先が寒害を受けると同じく実が減るので、寒冷地では防寒を。樹勢は強く、受粉樹は不要です。
ザ・キングの特徴
- 夏果専用のサンペドロ型
- 果重 100〜150 グラムの大果、糖度 17 度前後
- 果皮は黄緑、果肉は淡紅
- 秋果は日本では落果する
- 冬の剪定で枝先を切ると実が付かない
- 枝先の寒害に注意
向いている使い方
- 生のまま食べる
- 初夏の早出し収穫
- 庭植え向き
- 温暖地の露地栽培
イチジクの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはイチジクの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- イチジクの植え付け — 夏果と秋果のどちらを狙うかで品種が変わります。植える時期と鉢の大きさ、株間を先に決めます。
- イチジクの剪定と仕立て — 秋果は今年の枝に実るので強く切れます。夏果は前年枝の先端に付くので切りすぎると採れません。
- イチジクの水やりと肥料 — イチジクは水を多く必要とする一方で、熟す直前の雨で実が割れます。時期ごとに水と肥料の量を変えます。
- イチジクの月別の作業 — 冬の剪定と元肥、夏の摘心、秋の収穫が柱です。月ごとにやることと迷ったときの判断を表にまとめます。
- イチジクの病害虫と対策 — イチジク最大の敵は幹を食うカミキリムシです。株元の木くずの見つけ方と、梅雨の実腐れ、さび病の対策をまとめます。
- イチジクの収穫と保存 — イチジクは採ってから熟しません。実が垂れて目が開いた完熟を朝に採り、その日のうちに食べるか加工します。
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