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🌹 草花

パンジーの育て方|植えつけから開花までのコツ

花がら摘みの頻度が花数を決めます。作業記録が効きます。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

パンジーの写真

科: スミレ科属: Viola

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・植え付け生育

9月のパンジーは「播種・植え付け」の時期です。 9月の畑仕事を見る

パンジーの月別の作業を詳しく見る

実際に育てた記録

運営者がパンジーを育てた記録です。1 株・1 件の記録。解説には「目安」しか書けませんが、記録には実際の畑での日付と経過が写真つきで残っています。

パンジーを実際に育てた記録を見る

パンジーを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

植えた日

秋に植えて春まで咲き続けます。植えた日を残すと、翌年の植え時が決まります。

花がら摘みを始めた日

咲き終わった花を摘み続けると、花期が大きく延びます。習慣にした日を残します。

追肥した日

長く咲くぶん肥料を使います。液肥を何日おきに与えたかを残すと、花数との関係が見えます。

切り戻した日

春に間延びしたら半分ほどに切ると株が復活します。切り戻しの効果を残しておきます。

パンジーの苗選びと植え付けを詳しく見る

長く咲かせるコツ

パンジーを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

根鉢の肩を見せて植え付ける

深植えすると株元に土がかぶって蒸れ、脇芽が伸びません。根鉢の表面が地面と同じか少し高くなる高さに据えると、枝数がよく増えます。

10月中に定植して根を張らせる

冬に入る前に根を広げておくと、寒さの中でも花が続きます。年明けの植え付けでは株が大きくならず、春まで花数が伸びません。

大輪種は株間25cmを空ける

春には直径30cmほどまで広がります。詰めて植えると重なった部分から傷むので、花の大きい品種ほど間隔を広く取ります。

厳寒期の水やりは午前に行う

夕方に与えると夜間に凍って根を傷めます。晴れた日の午前中に与えれば日中に余分な水が抜け、霜柱で持ち上げられる被害も減ります。

タネは8月末に涼しく播く

発芽適温は20℃前後で、真夏の高温では芽が出ません。8月末から9月に涼しい場所で播くと、11月には花が見られる大きさに育ちます。

パンジーの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。

    野菜用より肥料分が控えめで、花を咲かせる草花に合います。まず 1 袋あれば足ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。リン酸の比率が高いもの。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで効くので、水やりのたびに考えずに済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を摘み続けるかどうかで、花期の長さが変わります。いちばん手に取る道具です。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口 外せる」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口を外せるもの。

    花を濡らさずに株元へ注げます。花に水がかかると、その花は早く終わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから足すほうが無駄になりません。
  • 鉢は新品でなくてもかまいません。洗って日に当てれば繰り返し使えます。

パンジーの病害虫(25

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

アブラムシ類

主要害虫

時期 春(3〜5月)出る場所 新芽・つぼみ出やすい条件 暖かくなる時期

症状 新芽やつぼみに小さな虫が群生し、花が開かなくなります。べたつき、すす病が出ます。

予防 春の暖かくなる時期に急増します。植え付け時の粒剤や、シルバーマルチで飛来を減らせます。

対処 数が少ないうちに水で流すか捕殺します。つぼみに入られると花が咲かないので、早めに。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri

うどんこ病

主要病気

時期 春(3〜5月)出る場所出やすい条件 乾燥と株の混み合い。昼夜の温度差

症状 葉の表に白い粉状のカビが広がります。

予防 株間を確保し、風を通します。窒素過多を避けます。

対処 発病葉を取り除きます。春の終わりに出たら、そのまま花期を終えることも多いです。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59

徒長

主要生理障害

時期 春(3〜5月)出る場所 茎・節間出やすい条件 日照不足。暖かすぎる場所。窒素過多

症状 茎が伸びて間延びし、花が少なくなって株が乱れます。

予防 日によく当て、肥料を効かせすぎないこと。冬は寒さに当てたほうが締まります。

対処 思い切って半分ほどに切り戻すと、脇芽が伸びて再び咲きます。春の切り戻しで 5 月まで楽しめます。

パンジー・ビオラは切り戻しで蘇ります。伸びたら躊躇せず切ってください。

灰色かび病

主要病気

時期 冬〜春の低温多湿(11〜4月)出る場所 花・葉出やすい条件 雨が続くとき。咲き終わった花を残したとき

症状 花びらに褐色の小さな斑点が出て、進むと花全体が灰色のカビに覆われて溶けたようになります。葉にも広がります。

予防 **花がら摘みが最大の予防です。** 咲き終わった花を残すとそこからカビが生えて広がります。株元の枯れ葉も取り除きます。

対処 傷んだ花と葉をこまめに取り、風通しを良くします。雨の当たらない場所に移せると出にくくなります。

パンジー・ビオラの冬越しで最も多いトラブルです。花がら摘みだけで大きく変わります。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2

ヨトウムシ

主要害虫

時期 春・秋(4〜5月、10〜11月)出る場所 葉・花出やすい条件 暖かい時期

症状 夜のうちに葉や花が食べられ、朝には穴だらけです。昼は株元の土に隠れています。

予防 植え付け時に株元の土を確認します。葉裏の卵塊を見つけたら葉ごと取ります。

対処 夜に見回るか、株元の土を浅く掘って捕殺します。

「一晩で花がなくなった」の犯人はたいていこれです。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ヨトウガ

立枯病

主要病気

時期 春(3〜5月)出る場所 株元出やすい条件 過湿。連作

症状 株元が黒く腐り、株ごとしおれて枯れます。

予防 水はけの良い用土を使い、水のやりすぎを避けます。同じ場所での連作を避けます。

対処 治せません。株ごと抜いて処分し、その土は使い回さないこと。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botrytis paeoniae、Fusarium arthrosporioides、Fusarium avenaceum ほか47

べと病

よくある病気

時期 冬〜春の低温多湿(12〜4月)出る場所出やすい条件 低温多湿

症状 葉に黄色い斑ができ、裏に白いカビが生えます。

予防 密植を避け、雨よけができると出にくくなります。

対処 発病葉を取り除きます。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30

疫病

病気一般的な内容

症状 葉に暗緑色の水浸状病斑ができ、急速に拡大して褐色に枯れる。葉裏や病斑周縁に白いかびを生じ、茎や果実にも黒褐色の病斑が広がる。

予防 健全な種いも・苗を使い、排水と通風を確保する。雨よけ栽培や敷きわらで泥はねを防ぎ、ナス科の連作を避ける。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外で処分する。降雨前に登録のある殺菌剤を予防散布するのが基本で、発生後の回復は難しい。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Phytophthora asparagi、Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivora ほか26

黒点病

病気一般的な内容

症状 果実や葉に黒褐色の微小な点が散在し、涙斑状や砂粒状に密集することもある。多発すると果面がざらつき、外観価値が大きく下がる。

予防 枯れ枝が主な伝染源なので、剪定で枯枝を徹底的に取り除いて園外へ処分する。樹冠内の通風と日当たりを確保する。

対処 発生後の果実は治らないため、翌年の枯枝処理を優先する。梅雨期の降雨前に登録のある殺菌剤を散布して感染を防ぐ。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aspergillus niger、Diaporthe citri、Diaporthe phaseolorum var. sojae ほか8

さび病

病気一般的な内容

症状 葉の表裏に小さな橙黄色〜赤褐色の隆起した斑点ができ、破れて粉状の胞子を飛散する。多発すると葉が黄化して早期に枯れ上がる。

予防 密植を避けて風通しを確保し、窒素過多にしない。被害葉は残さず処分し、越冬源となる残株やロゼット葉を片付ける。

対処 初期の被害葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を散布し、まん延前に抑えるのが有効である。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90

白絹病

病気一般的な内容

症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。

予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。

対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii

炭疽病

病気一般的な内容

症状 葉や果実に淡褐色〜黒褐色の円形病斑ができ、中央がややくぼんで輪郭がはっきりする。湿ると病斑上に鮭肉色の粘質な胞子塊がにじみ出る。

予防 雨よけと敷きわらで泥はねを防ぎ、風通しをよくする。被害残さは土中にすき込まず処分し、無病苗を用いる。

対処 病斑のある葉・果実は早めに摘み取って処分する。梅雨期は登録のある殺菌剤を降雨の前後に散布して感染を抑える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

軟腐病

病気一般的な内容

症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。

予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

根腐病

病気一般的な内容

症状 細根が褐色〜黒褐色に腐り、株の生育が止まって下葉から黄化する。日中に萎れやすくなり、進行すると株ごと枯死する。

予防 排水性の良い用土と高畝を用い、灌水は表土が乾いてから行う。受け皿に水を溜めず、鉢の連用時は用土を更新する。

対処 発病株は抜き取り、周囲の過湿を解消する。軽症なら灌水を控えて根の回復を待ち、必要に応じ登録のある薬剤を灌注する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aphanomyces cladogamus、Aphanomyces cochlioides、Cylindrocladium floridanum ほか47

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

斑点病

病気一般的な内容

症状 下葉から褐色〜灰白色の小さな円形病斑が現れ、中央が灰色になって黒い小粒点を伴う。病斑が増えると葉が黄化して早期に落葉する。

予防 被害残さを畑に残さず処分し、種子伝染を避けるため健全な種子を用いる。泥はねを防ぎ、連作を避けて風通しを確保する。

対処 発病葉は摘除して持ち出す。多雨期には登録のある殺菌剤を予防的に散布し、下葉から順に薬液がかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80

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記録されている病名(9

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

そうか病モザイク病植物寄生性線虫葉枯病葉枯線虫病葉腐病黒かび病黒斑病黒穂病

よくあるトラブル

花が減って茎が間延びする

花がら摘みの不足と肥料切れです。切り戻しと追肥で復活します。

葉が食べられている

ツマグロヒョウモンの幼虫です。黒地にオレンジの派手な毛虫。パンジーには必ず来ます。見つけて取り除きます。

株元から腐る

過湿と蒸れです。水はけを良くし、株間を空けます。梅雨には終わる 1 年草と割り切るのも手です。

苗が徒長している

植え付けが早すぎて暖かい時期に育てました。秋、涼しくなってから植えます。

品種一覧(13

Gadenin の作物マスタに登録されているパンジーの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

1

1

1

1

その他9

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パンジーを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。

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この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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作物名に「パンジー」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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