科: スミレ科属: スミレ属
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
11月のパンジーは「生育」の時期です。 11月の畑仕事を見る
実際に育てた記録
運営者がパンジーを育てた記録です。1 株・3 件の記録。解説には「目安」しか書けませんが、記録には実際の畑での日付と経過が写真つきで残っています。
パンジーを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
植えた日
秋に植えて春まで咲き続けます。植えた日を残すと、翌年の植え時が決まります。
花がら摘みを始めた日
咲き終わった花を摘み続けると、花期が大きく延びます。習慣にした日を残します。
追肥した日
長く咲くぶん肥料を使います。液肥を何日おきに与えたかを残すと、花数との関係が見えます。
切り戻した日
春に間延びしたら半分ほどに切ると株が復活します。切り戻しの効果を残しておきます。
長く咲かせるコツ
パンジーを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
根鉢の肩を見せて植え付ける
深植えすると株元に土がかぶって蒸れ、脇芽が伸びません。根鉢の表面が地面と同じか少し高くなる高さに据えると、枝数がよく増えます。
10月中に定植して根を張らせる
冬に入る前に根を広げておくと、寒さの中でも花が続きます。年明けの植え付けでは株が大きくならず、春まで花数が伸びません。
大輪種は株間25cmを空ける
春には直径30cmほどまで広がります。詰めて植えると重なった部分から傷むので、花の大きい品種ほど間隔を広く取ります。
厳寒期の水やりは午前に行う
夕方に与えると夜間に凍って根を傷めます。晴れた日の午前中に与えれば日中に余分な水が抜け、霜柱で持ち上げられる被害も減ります。
タネは8月末に涼しく播く
発芽適温は20℃前後で、真夏の高温では芽が出ません。8月末から9月に涼しい場所で播くと、11月には花が見られる大きさに育ちます。
パンジーの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
- 規格の目安
- 元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。
野菜用より肥料分が控えめで、花を咲かせる草花に合います。まず 1 袋あれば足ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。リン酸の比率が高いもの。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
置いておくだけで効くので、水やりのたびに考えずに済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
咲き終わった花を摘み続けるかどうかで、花期の長さが変わります。いちばん手に取る道具です。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口 外せる」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口を外せるもの。
花を濡らさずに株元へ注げます。花に水がかかると、その花は早く終わります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから足すほうが無駄になりません。
- 鉢は新品でなくてもかまいません。洗って日に当てれば繰り返し使えます。
パンジーの病害虫(25)
パンジーでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
アブラムシ類
主要害虫
時期 春(3〜5月)出る場所 新芽・つぼみ出やすい条件 暖かくなる時期
症状 新芽やつぼみに小さな虫が群生し、花が開かなくなります。べたつき、すす病が出ます。
予防 春の暖かくなる時期に急増します。植え付け時の粒剤や、シルバーマルチで飛来を減らせます。
対処 数が少ないうちに水で流すか捕殺します。つぼみに入られると花が咲かないので、早めに。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri
うどんこ病
主要病気
時期 春(3〜5月)出る場所 葉出やすい条件 乾燥と株の混み合い。昼夜の温度差
症状 葉の表に白い粉状のカビが広がります。
予防 株間を確保し、風を通します。窒素過多を避けます。
対処 発病葉を取り除きます。春の終わりに出たら、そのまま花期を終えることも多いです。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59
徒長
主要生理障害
時期 春(3〜5月)出る場所 茎・節間出やすい条件 日照不足。暖かすぎる場所。窒素過多
症状 茎が伸びて間延びし、花が少なくなって株が乱れます。
予防 日によく当て、肥料を効かせすぎないこと。冬は寒さに当てたほうが締まります。
対処 思い切って半分ほどに切り戻すと、脇芽が伸びて再び咲きます。春の切り戻しで 5 月まで楽しめます。
パンジー・ビオラは切り戻しで蘇ります。伸びたら躊躇せず切ってください。
灰色かび病
主要病気
時期 冬〜春の低温多湿(11〜4月)出る場所 花・葉出やすい条件 雨が続くとき。咲き終わった花を残したとき
症状 花びらに褐色の小さな斑点が出て、進むと花全体が灰色のカビに覆われて溶けたようになります。葉にも広がります。
予防 **花がら摘みが最大の予防です。** 咲き終わった花を残すとそこからカビが生えて広がります。株元の枯れ葉も取り除きます。
対処 傷んだ花と葉をこまめに取り、風通しを良くします。雨の当たらない場所に移せると出にくくなります。
パンジー・ビオラの冬越しで最も多いトラブルです。花がら摘みだけで大きく変わります。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2
ヨトウムシ
主要害虫
時期 春・秋(4〜5月、10〜11月)出る場所 葉・花出やすい条件 暖かい時期
症状 夜のうちに葉や花が食べられ、朝には穴だらけです。昼は株元の土に隠れています。
予防 植え付け時に株元の土を確認します。葉裏の卵塊を見つけたら葉ごと取ります。
対処 夜に見回るか、株元の土を浅く掘って捕殺します。
「一晩で花がなくなった」の犯人はたいていこれです。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ヨトウガ
立枯病
主要病気
時期 春(3〜5月)出る場所 株元出やすい条件 過湿。連作
症状 株元が黒く腐り、株ごとしおれて枯れます。
予防 水はけの良い用土を使い、水のやりすぎを避けます。同じ場所での連作を避けます。
対処 治せません。株ごと抜いて処分し、その土は使い回さないこと。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botrytis paeoniae、Fusarium arthrosporioides、Fusarium avenaceum ほか47
べと病
よくある病気
時期 冬〜春の低温多湿(12〜4月)出る場所 葉出やすい条件 低温多湿
症状 葉に黄色い斑ができ、裏に白いカビが生えます。
予防 密植を避け、雨よけができると出にくくなります。
対処 発病葉を取り除きます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30
ほかに報告のある病害虫(18)
パンジーで発生の報告がある病害虫です。病害虫辞典に説明があるものは、名前から症状・予防・対処を開けます。
よくあるトラブル
花が減って茎が間延びする
花がら摘みの不足と肥料切れです。切り戻しと追肥で復活します。
葉が食べられている
ツマグロヒョウモンの幼虫です。黒地にオレンジの派手な毛虫。パンジーには必ず来ます。見つけて取り除きます。
株元から腐る
過湿と蒸れです。水はけを良くし、株間を空けます。梅雨には終わる 1 年草と割り切るのも手です。
苗が徒長している
植え付けが早すぎて暖かい時期に育てました。秋、涼しくなってから植えます。
品種一覧(13)
Gadenin の作物マスタに登録されているパンジーの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ1
か1
な1
や1
その他9
パンジーの動画ランキング
パンジーを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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