基本情報
- 系統・区分
- 亜熱帯果樹・アボカド/Bタイプ
- 熟期
- B タイプ
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
常緑高木。洋梨形の果実。寒さにはハスよりやや強いが霜に注意。
概要説明
フェルテは、メキシコ系とグアテマラ系の交雑から生まれた古い品種で、ハスが普及する前の 20 世紀前半にはカリフォルニアの主力品種でした。名前はスペイン語で「強い」を意味し、1913 年の大霜を耐えたことから名付けられました。果実は 250〜400 グラムの洋梨形で、果皮は薄く滑らかな緑色のまま熟し、果肉は脂肪分がほどよくなめらかで風味のよさに定評があります。耐寒性はハスより強く、氷点下 3 度ほどまで耐えますが、強い霜には当てないようにします。花の開き方は B タイプで、ハスなど A タイプの受粉樹として組み合わせると実つきが安定します。常緑高木で枝が横に広がる樹形になるため、鉢植えでは剪定で樹形を整えます。果皮の色が変わらないので、収穫は果実の大きさで判断し、室内で追熟させます。過湿に弱いので水はけのよい土を使い、暖地なら露地、関東以北は鉢植えで冬は室内に取り込みます。
フェルテの特徴
- ハス以前の主力品種で、1913 年の大霜を耐えたことが名前の由来
- 果実は 250〜400 グラムの洋梨形で果皮は緑のまま熟す
- 果肉はなめらかで風味がよい
- 耐寒性はハスより強く氷点下 3 度ほどまで耐える
- 花は B タイプで A タイプ品種の受粉樹になる
- 枝が横に広がる樹形で鉢植えでは剪定が必要
向いている使い方
- ハスなど A タイプ品種の受粉樹として
- 暖地での露地栽培に
- なめらかな果肉を生食で
アボカドの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはアボカドの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- アボカドの苗選びと植え付け — 食べた後の種から育てる方法と、実をならせるための接ぎ木苗の植え付けを分けて解説します。関東の露地は冬の寒さが壁になるので鉢植えが基本です。
- アボカドの花と受粉 — アボカドの花は一日のうちで雌と雄の役割が入れ替わる珍しい仕組みです。一本でも実がつく理由と、二品種で確実にならせる方法を解説します。
- アボカドの剪定と仕立て — アボカドは放っておくと一本の棒のように高く伸びます。摘心で枝分かれさせ、花芽を落とさない時期に切って、鉢で管理できる高さに収める方法を説明します。
- アボカドの水やりと追肥 — アボカドは過湿で根腐れし、乾かすと葉先が枯れる気難しさがあります。季節ごとの水やりの目安と、花と実のための肥料の与え方を解説します。
- アボカドの月別の作業 — 関東の鉢植えを基準に、アボカドの一年の作業を月ごとにまとめました。冬の寒さ対策と夏の水やりが要で、剪定と肥料の時期を間違えないことが実への近道です。
- アボカドの病害虫と障害 — アボカドで株を失う原因の多くは病気より根腐れと寒さです。室内で増えるカイガラムシやハダニと合わせて、症状からの見分け方と手当てをまとめます。
- アボカドの収穫と追熟 — アボカドは木についたままでは柔らかくならず、採ってから室温で追熟させます。収穫の時期の見極めと、追熟の進め方、失敗したときの見分け方をまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「アボカド」、品種に「フェルテ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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