基本情報
- 系統・区分
- 亜熱帯果樹・アボカド/Aタイプ
- 熟期
- A タイプ
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
常緑高木。細長い果実で品質がよい。寒さには弱めで鉢植え・暖地向き。
概要説明
ピンカートンは、1970 年代にカリフォルニア州で見出された品種で、ハスと同じグアテマラ系の血を引き、果肉の質はハスに近く濃厚です。果実は細長い洋梨形で 300〜500 グラムと大きく、種が小さいため可食部の割合が高いのが最大の魅力です。果皮は緑色のまま熟し、ややごつごつした質感で、厚めなので日持ちします。花の開き方は A タイプで、ベーコンやフェルテなど B タイプの品種を近くに植えると受粉が安定して実つきがよくなります。常緑高木ですが樹勢はハスより穏やかで横に広がる樹形になり、鉢植えでもコンパクトに維持しやすい品種です。寒さには弱く、ハスと同程度で氷点下 2 度前後で葉が傷むため、関東以北では鉢植えで冬は室内の明るい窓辺に置きます。果皮の色が変わらないので、収穫は果実の大きさと季節で判断し、室内で追熟させます。過湿を嫌うので水はけのよい土を使い、乾いてから水を与えます。
ピンカートンの特徴
- 1970 年代カリフォルニアで見出されたグアテマラ系の品種
- 果実は細長い洋梨形で 300〜500 グラムと大きい
- 種が小さく可食部の割合が高い
- 果肉はハスに近く濃厚で果皮が厚く日持ちする
- 花は A タイプで B タイプ品種の混植で実つきが安定する
- 寒さに弱く氷点下 2 度前後で葉が傷む
向いている使い方
- 可食部の多い果実を生食で
- 鉢植えでコンパクトに育てる
- B タイプ品種の受粉樹として
アボカドの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはアボカドの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- アボカドの苗選びと植え付け — 食べた後の種から育てる方法と、実をならせるための接ぎ木苗の植え付けを分けて解説します。関東の露地は冬の寒さが壁になるので鉢植えが基本です。
- アボカドの花と受粉 — アボカドの花は一日のうちで雌と雄の役割が入れ替わる珍しい仕組みです。一本でも実がつく理由と、二品種で確実にならせる方法を解説します。
- アボカドの剪定と仕立て — アボカドは放っておくと一本の棒のように高く伸びます。摘心で枝分かれさせ、花芽を落とさない時期に切って、鉢で管理できる高さに収める方法を説明します。
- アボカドの水やりと追肥 — アボカドは過湿で根腐れし、乾かすと葉先が枯れる気難しさがあります。季節ごとの水やりの目安と、花と実のための肥料の与え方を解説します。
- アボカドの月別の作業 — 関東の鉢植えを基準に、アボカドの一年の作業を月ごとにまとめました。冬の寒さ対策と夏の水やりが要で、剪定と肥料の時期を間違えないことが実への近道です。
- アボカドの病害虫と障害 — アボカドで株を失う原因の多くは病気より根腐れと寒さです。室内で増えるカイガラムシやハダニと合わせて、症状からの見分け方と手当てをまとめます。
- アボカドの収穫と追熟 — アボカドは木についたままでは柔らかくならず、採ってから室温で追熟させます。収穫の時期の見極めと、追熟の進め方、失敗したときの見分け方をまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「アボカド」、品種に「ピンカートン」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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