基本情報
- 系統・区分
- 雄木/授粉樹
- 熟期
- 5 月中〜下旬開花
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
雄木。ヘイワードなど緑肉品種の授粉樹として利用、果実は基本採らない。
概要説明
ヘイワードの授粉樹として最も多く使われている雄木がトムリです。ニュージーランドで選抜された品種で、開花が 5 月中旬〜下旬とヘイワードや香緑の開花時期に重なり、花粉の量も多いため緑肉の晩生種の受粉相手として標準になっています。雄木なので実は成りません。雌木 5〜8 本に対して 1 本あれば十分で、風上や棚の中央など花粉が届きやすい位置に植えます。樹勢は非常に強く、放任すると雌木を覆ってしまうので、開花後すぐに花の咲いた枝を切り戻す夏剪定が必要です。早咲きの黄肉や赤肉品種 (レインボーレッドや紅妃など) とは開花が合わないので、それらには孫悟空や早雄を選びます。トムリ 1 本で 5 月中旬以降に咲く品種はおおむね受粉できます。
トムリの特徴
- ヘイワード用の標準的な雄木で実は成らない
- 開花は 5 月中旬〜下旬の遅咲き
- 花粉量が多く雌木 5〜8 本に 1 本で足りる
- 樹勢が非常に強く開花後の切り戻しが要る
- 早咲きの赤肉や黄肉品種には開花が合わない
向いている使い方
- ヘイワードや香緑の授粉樹
- 遅咲き緑肉品種の受粉用
キウイの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはキウイの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- キウイの植え付け — キウイは雌株と雄株が別々の木です。二本で一組と考えて、棚を置ける場所に植えます。
- キウイの剪定と棚づくり — キウイは剪定しないと棚がつるの塊になり実がつきません。冬の整理と夏の摘心を組み合わせます。
- キウイの受粉と摘果 — 実の大きさは受粉で決まります。五月の開花に合わせて雄花を摘み、雌花へ花粉を付ける手順です。
- キウイの月別の作業 — 冬の剪定、五月の受粉、夏の摘心、十一月の収穫。関東の露地を基準に一年の流れを表にします。
- キウイの病害虫と障害 — 病気は少ない果樹ですが、かいよう病と果実軟腐病、カイガラムシには注意が要ります。症状から見分けます。
- キウイの収穫と追熟 — キウイは木では軟らかくなりません。収穫の見極めと、リンゴのエチレンを使った追熟、保存の方法です。
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