基本情報
- 系統・区分
- 完全甘柿
- 熟期
- 10 月上旬〜中旬
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
完全甘柿。受粉樹で結実安定、大果で食味良好。病害と生理落果の管理が必要。
概要説明
甘秋 (かんしゅう) は農研機構が新秋に興津 20 号を交配して育成し、2005 年に登録された早生から中生の完全甘柿です。10 月上旬から中旬に熟し、果重は 200〜230 グラム、扁平な丸形で果皮は橙紅色。果肉は硬めでさくさくした歯ごたえがあり、糖度は 17〜18 度と高く、酸味がないので甘さが際立ちます。樹勢は中程度で庭植えで扱いやすく、受粉樹がなくても結実しますが、あると落果が減ります。果頂部の裂果は比較的少なめで、早生甘柿の弱点をある程度克服した品種。日持ちは中程度で、硬めの果肉のため輸送や貯蔵にも向きます。若木は生理落果が多く、実が安定するまで 4〜5 年。糖度が高く硬めの食感が好みなら、早生の中では第一候補になります。登録品種のため無断増殖はできません。
甘秋の特徴
- 新秋×興津 20 号、2005 年登録の完全甘柿
- 10 月上旬〜中旬に熟す
- 果重 200〜230 グラム、糖度 17〜18 度
- 硬めでさくさくした歯ごたえ
- 果頂部の裂果が比較的少ない
- 登録品種で無断増殖不可
向いている使い方
- 生のまま食べる
- 硬めの食感を生かしたサラダ
- 庭植え向き
柿の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは柿の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 柿の苗選びと植え付け — 柿は品種で甘さと収穫時期が決まり、一度植えると数十年付き合う木です。苗の選び方と根を傷めない植え付けをまとめます。
- 柿の剪定と摘果 — 柿は枝先に花芽が付くので、先を切り詰めると実がなりません。冬の剪定と夏の摘果で、毎年安定して収穫する方法をまとめます。
- 柿の水やりと肥料 — 柿は地植えなら水やりはほとんど不要ですが、夏の乾燥は落果の原因になります。肥料は時期を守れば年三回で足ります。
- 柿の月別の作業 — 柿の一年は冬の剪定と施肥に始まり、夏の摘果を経て秋に収穫します。月ごとの作業と目安を表にまとめます。
- 柿の病害虫と障害 — 柿の落果と実の傷みは、虫と病気で原因が違います。へたを見る習慣と冬の片付けで、薬に頼らず減らす方法をまとめます。
- 柿の収穫と保存 — 柿はへたの周りまで色づいてから収穫します。甘柿はそのまま、渋柿は渋抜きか干し柿にする方法と保存のコツをまとめます。
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