基本情報
- 系統・区分
- 渋柿・干し柿/大果
- 熟期
- 11 月上旬〜中旬
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
大果渋柿。干し柿や脱渋向き、樹勢強め。受粉樹で結実安定。
概要説明

甲州百目 (こうしゅうひゃくめ) は山梨県を中心に栽培される完全渋柿で、百目 (約 375 グラム) にもなる大きさが名前の由来です。果重は 300〜400 グラム、縦長の釣鐘形で果皮は橙色。果肉は緻密で、脱渋後の糖度は 16〜17 度、山梨県では枯露柿やあんぽ柿の材料として最高級の扱いを受け、正月用の大きな干し柿になります。収穫は 11 月上旬から中旬。樹勢は強く大木になるため、庭では低く仕立てます。受粉樹がなくても結実しますが、種が入ると落果が減るので受粉樹があると安定。耐寒性は甘柿より強く、山梨の内陸気候で育ってきた品種なので寒冷地でも育ちます。蜂屋と同じ品種とする説もあり、外観と用途はほぼ同じ。大きな干し柿を作りたい家庭では、蜂屋か甲州百目のどちらかを選ぶことになります。
甲州百目の特徴
- 山梨県中心の完全渋柿、百目の重さが由来
- 果重 300〜400 グラムの大果
- 縦長の釣鐘形、脱渋後は糖度 16〜17 度
- 11 月上旬〜中旬に熟す
- 枯露柿・あんぽ柿の最高級材料
- 耐寒性が強く寒冷地でも育つ
向いている使い方
- 枯露柿・あんぽ柿加工
- 脱渋して生のまま食べる
- 寒冷地の庭植え
柿の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは柿の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 柿の苗選びと植え付け — 柿は品種で甘さと収穫時期が決まり、一度植えると数十年付き合う木です。苗の選び方と根を傷めない植え付けをまとめます。
- 柿の剪定と摘果 — 柿は枝先に花芽が付くので、先を切り詰めると実がなりません。冬の剪定と夏の摘果で、毎年安定して収穫する方法をまとめます。
- 柿の水やりと肥料 — 柿は地植えなら水やりはほとんど不要ですが、夏の乾燥は落果の原因になります。肥料は時期を守れば年三回で足ります。
- 柿の月別の作業 — 柿の一年は冬の剪定と施肥に始まり、夏の摘果を経て秋に収穫します。月ごとの作業と目安を表にまとめます。
- 柿の病害虫と障害 — 柿の落果と実の傷みは、虫と病気で原因が違います。へたを見る習慣と冬の片付けで、薬に頼らず減らす方法をまとめます。
- 柿の収穫と保存 — 柿はへたの周りまで色づいてから収穫します。甘柿はそのまま、渋柿は渋抜きか干し柿にする方法と保存のコツをまとめます。
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