基本情報
- 系統・区分
- 不完全甘柿/百目系
- 熟期
- 10月下旬〜11月上旬
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
大果系。不完全甘柿で受粉条件により渋残り注意、干し柿/脱渋にも向く。
概要説明
甘百目 (あまひゃくめ) は関東地方で古くから栽培される不完全甘柿で、百目柿系の大果に甘みが乗る系統として知られる在来品種です。果重は 250〜350 グラムと大きく、縦長の釣鐘形で果皮は橙色。種が入ると果肉にゴマが入って渋が抜け、糖度は 16〜17 度、種が入らないと渋が残るため受粉樹が必要です。収穫は 10 月下旬から 11 月上旬。樹勢は強く大木になるため、庭では低く仕立てます。耐寒性は甘柿の中では強めで、北関東でも育ちます。実の大きさのわりに種が入らない実が混じるので、家庭では切ってみて渋いものは干し柿にするのが実用的な使い方。雄花を付ける系統もあり、周囲の甘柿の受粉樹を兼ねることもあります。関東の在来柿を育てたい人、大きな甘柿と干し柿を両方楽しみたい人向きです。
甘百目の特徴
- 関東地方の在来不完全甘柿
- 果重 250〜350 グラムの大果
- ゴマが入ると糖度 16〜17 度
- 10 月下旬〜11 月上旬に熟す
- 種が入らないと渋が残るため受粉樹が必要
- 渋いものは干し柿にできる
向いている使い方
- 生のまま食べる
- 渋いものは干し柿加工
- 関東の庭植え
柿の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは柿の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 柿の苗選びと植え付け — 柿は品種で甘さと収穫時期が決まり、一度植えると数十年付き合う木です。苗の選び方と根を傷めない植え付けをまとめます。
- 柿の剪定と摘果 — 柿は枝先に花芽が付くので、先を切り詰めると実がなりません。冬の剪定と夏の摘果で、毎年安定して収穫する方法をまとめます。
- 柿の水やりと肥料 — 柿は地植えなら水やりはほとんど不要ですが、夏の乾燥は落果の原因になります。肥料は時期を守れば年三回で足ります。
- 柿の月別の作業 — 柿の一年は冬の剪定と施肥に始まり、夏の摘果を経て秋に収穫します。月ごとの作業と目安を表にまとめます。
- 柿の病害虫と障害 — 柿の落果と実の傷みは、虫と病気で原因が違います。へたを見る習慣と冬の片付けで、薬に頼らず減らす方法をまとめます。
- 柿の収穫と保存 — 柿はへたの周りまで色づいてから収穫します。甘柿はそのまま、渋柿は渋抜きか干し柿にする方法と保存のコツをまとめます。
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