基本情報
- 系統・区分
- 不完全甘柿/授粉樹
- 熟期
- 10 月中旬〜下旬
- 育てやすさ
- ★★★★★(5 段階で 5)
雄花をつけやすく受粉樹として有用。不完全甘柿で種周りが甘くなる、果実は小〜中果。
概要説明
禅寺丸 (ぜんじまる) は神奈川県川崎市麻生区の王禅寺で鎌倉時代 (1214 年) に発見されたと伝わる日本最古の甘柿で、不完全甘柿に分類されます。果重は 100〜120 グラムと小ぶりで丸形、果皮は橙紅色。種が入ると種の周りに褐色の「ゴマ」が入り渋が抜けますが、種が入らないと渋が残るため、必ず受粉させる必要があります。糖度は 16〜17 度で、ゴマの入った果肉は独特の風味があります。収穫は 10 月中旬から下旬。雄花をよく付ける品種なので、富有や次郎など雌花だけの品種の受粉樹として植えられることが多く、1 本あれば周囲の甘柿の実付きが安定します。樹勢は強く放任でも育ち、耐寒性も甘柿の中では強い部類。2012 年に国の登録記念物になった歴史ある地方品種で、家庭では受粉樹と歴史的な品種の両方の価値があります。
禅寺丸の特徴
- 鎌倉時代発見と伝わる日本最古の甘柿
- 不完全甘柿で種が入らないと渋が残る
- 果重 100〜120 グラム、糖度 16〜17 度
- 雄花をよく付け受粉樹として最適
- 樹勢が強く放任でも育つ
- 国の登録記念物になった地方品種
向いている使い方
- 生のまま食べる
- 甘柿の受粉樹
- 庭植え向き
- 柿ワインなどの加工
柿の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは柿の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 柿の苗選びと植え付け — 柿は品種で甘さと収穫時期が決まり、一度植えると数十年付き合う木です。苗の選び方と根を傷めない植え付けをまとめます。
- 柿の剪定と摘果 — 柿は枝先に花芽が付くので、先を切り詰めると実がなりません。冬の剪定と夏の摘果で、毎年安定して収穫する方法をまとめます。
- 柿の水やりと肥料 — 柿は地植えなら水やりはほとんど不要ですが、夏の乾燥は落果の原因になります。肥料は時期を守れば年三回で足ります。
- 柿の月別の作業 — 柿の一年は冬の剪定と施肥に始まり、夏の摘果を経て秋に収穫します。月ごとの作業と目安を表にまとめます。
- 柿の病害虫と障害 — 柿の落果と実の傷みは、虫と病気で原因が違います。へたを見る習慣と冬の片付けで、薬に頼らず減らす方法をまとめます。
- 柿の収穫と保存 — 柿はへたの周りまで色づいてから収穫します。甘柿はそのまま、渋柿は渋抜きか干し柿にする方法と保存のコツをまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「柿」、品種に「禅寺丸」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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