基本情報
- 系統・区分
- 渋柿・脱渋向け・早生
- 熟期
- 10 月上旬〜中旬
- 育てやすさ
- ★★★★★(5 段階で 5)
平核無系の早生渋柿。種なし性が強く脱渋向け、中〜大果。結実管理が重要。
概要説明
刀根早生 (とねわせ) は奈良県天理市の刀根淑民の園で平核無の枝変わりとして発見され、1980 年に登録された早生の完全渋柿です。平核無より 2 週間ほど早く 10 月上旬から中旬に熟し、果重は 200〜250 グラム、四角く扁平な形で果皮は橙色。種がほとんど入らず、脱渋後の果肉は柔らかく多汁で糖度 15〜16 度。奈良県や和歌山県では炭酸ガスで脱渋した「たねなし柿」として大量に出荷され、平核無と並ぶ渋柿の主力品種です。単為結果性が強く受粉樹は不要。樹勢は強く、耐寒性も甘柿より強いため、幅広い地域で育ちます。若木の生理落果は少なめ。家庭ではアルコール脱渋 (ヘタに焼酎を付けて密封) が手軽で、1 週間ほどで甘くなります。干し柿にも向きますが、早生なので気温が高い時期に干すとカビやすく、干し柿は平核無の方が無難です。
刀根早生の特徴
- 平核無の枝変わり、1980 年登録の早生渋柿
- 平核無より 2 週間早い 10 月上〜中旬
- 果重 200〜250 グラム、脱渋後は糖度 15〜16 度
- 種がほとんど入らない
- 受粉樹不要で耐寒性が強い
- 干し柿は気温が高くカビやすいので注意
向いている使い方
- 脱渋して生のまま食べる
- 早出しのたねなし柿
- 庭植え向き
柿の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは柿の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 柿の苗選びと植え付け — 柿は品種で甘さと収穫時期が決まり、一度植えると数十年付き合う木です。苗の選び方と根を傷めない植え付けをまとめます。
- 柿の剪定と摘果 — 柿は枝先に花芽が付くので、先を切り詰めると実がなりません。冬の剪定と夏の摘果で、毎年安定して収穫する方法をまとめます。
- 柿の水やりと肥料 — 柿は地植えなら水やりはほとんど不要ですが、夏の乾燥は落果の原因になります。肥料は時期を守れば年三回で足ります。
- 柿の月別の作業 — 柿の一年は冬の剪定と施肥に始まり、夏の摘果を経て秋に収穫します。月ごとの作業と目安を表にまとめます。
- 柿の病害虫と障害 — 柿の落果と実の傷みは、虫と病気で原因が違います。へたを見る習慣と冬の片付けで、薬に頼らず減らす方法をまとめます。
- 柿の収穫と保存 — 柿はへたの周りまで色づいてから収穫します。甘柿はそのまま、渋柿は渋抜きか干し柿にする方法と保存のコツをまとめます。
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