基本情報
- 系統・区分
- 完全甘柿・地域品種
- 熟期
- 11 月中旬〜下旬
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
完全甘柿。受粉樹で結実安定、中果で鳥取系の地域品種。病害防除前提。
概要説明
花御所 (はなごしょ) は鳥取県八頭町を中心に栽培される完全甘柿で、江戸時代に鳥取の農民が奈良の御所柿を持ち帰って接ぎ木したのが起源と伝わる地方品種です。果重は 200〜250 グラム、やや縦長の丸形で果皮は橙紅色。果肉は緻密でとろけるように柔らかく、糖度は 18〜20 度と甘柿の中でも最上級の甘さで、鳥取県では贈答用の高級柿として出荷されます。収穫は 11 月中旬から下旬で甘柿の中ではもっとも遅く、霜に当たると甘みが増すとされます。樹勢は強く、受粉樹があると落果が減って安定。弱点は熟期の遅さで、霜の早い地域や寒冷地では渋が抜けきらないことがあり、鳥取のような中間地の温暖な場所向き。日持ちはよい部類です。若木は生理落果が多く、実が安定するまで 5〜6 年。甘さで甘柿を選ぶなら、御所系の頂点にあるこの品種は候補に入ります。
花御所の特徴
- 鳥取県八頭町中心の御所系完全甘柿
- 果重 200〜250 グラム、糖度 18〜20 度
- 甘柿の中でも最上級の甘さ
- 11 月中旬〜下旬の最晩生
- 熟期が遅く寒冷地では渋が残る
- 受粉樹があると落果が減る
向いている使い方
- 生のまま食べる
- 高級贈答用の柿
- 中間地の庭植え
柿の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは柿の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 柿の苗選びと植え付け — 柿は品種で甘さと収穫時期が決まり、一度植えると数十年付き合う木です。苗の選び方と根を傷めない植え付けをまとめます。
- 柿の剪定と摘果 — 柿は枝先に花芽が付くので、先を切り詰めると実がなりません。冬の剪定と夏の摘果で、毎年安定して収穫する方法をまとめます。
- 柿の水やりと肥料 — 柿は地植えなら水やりはほとんど不要ですが、夏の乾燥は落果の原因になります。肥料は時期を守れば年三回で足ります。
- 柿の月別の作業 — 柿の一年は冬の剪定と施肥に始まり、夏の摘果を経て秋に収穫します。月ごとの作業と目安を表にまとめます。
- 柿の病害虫と障害 — 柿の落果と実の傷みは、虫と病気で原因が違います。へたを見る習慣と冬の片付けで、薬に頼らず減らす方法をまとめます。
- 柿の収穫と保存 — 柿はへたの周りまで色づいてから収穫します。甘柿はそのまま、渋柿は渋抜きか干し柿にする方法と保存のコツをまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「柿」、品種に「花御所」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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