基本情報
- 系統・区分
- 優先度高め・びわ/大果晩生
- 熟期
- 6 月中旬
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
自家結実性あり。大果で晩生、樹勢強め。寒害に比較的注意、摘果で大果化。
概要説明
田中は明治初期に博物学者の田中芳男が長崎から持ち帰った種を東京でまいて生まれた品種で、関東のびわ栽培を支えてきました。果実は 60〜80 グラムと茂木より大きく、果皮は橙色、果肉は橙色でやや締まり、糖度は 11〜12 度、酸味がしっかりあるので甘酸っぱい味わいです。晩生で収穫は 6 月中旬。茂木より耐寒性が強く、冬の幼果が凍害を受けにくいので、関東や東海など少し冷え込む地域で育てるならこちらを選びます。自家結実性が高く 1 本で実が成ります。樹勢は強く、放任すると 5 メートルを超えるので、庭では収穫しやすい高さに剪定します。大果を穫るには 1 房 2〜3 果に摘果して袋をかけます。日持ちは茂木よりよく、収穫後 4〜5 日は持ちます。酸味があるぶん、ジャムやコンポートにしても味がぼやけません。
田中の特徴
- 田中芳男が長崎から持ち帰った種から生まれた関東の主力
- 果重 60〜80 グラムの大果で酸味がある
- 晩生で収穫は 6 月中旬
- 茂木より耐寒性が強く関東でも育つ
- 自家結実性が高く 1 本で実が成る
- 日持ちが茂木よりよい
向いている使い方
- 生のまま食べる
- ジャムやコンポート
- 関東など少し冷え込む地域の庭植え
びわの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはびわの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- びわの苗選びと植え付け — びわは寒さで根が傷みやすい常緑果樹です。春の植え付けと苗の見極めで最初の一年を乗り切ります。
- びわの剪定と低く仕立てる — びわは秋に花芽が動く常緑樹です。九月の軽い剪定と三月の間引きで高さを抑えながら実を確保します。
- びわの水やりと肥料 — びわは乾燥に強い反面、開花と実の肥大期の水切れで収穫が激減します。肥料は控えめに年三回が目安です。
- びわの月別の作業 — びわは十一月に咲き六月に収穫する変わった暦の果樹です。花房の整理と防寒、袋かけの時期を月ごとに整理します。
- びわの病害虫と障害 — びわで多いのは枝のがんしゅ病、実の寒害、鳥の食害の三つです。症状の見分け方と手当てをまとめます。
- びわの収穫と保存 — びわは追熟しない果物で、木で完熟させて採るのが基本です。採り頃の見分けと、日持ちしない実の保存法をまとめます。
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