基本情報
- 系統・区分
- 赤かぶ・山形在来
- 熟期
- 中生
- 収穫までの日数
- 約 65 日
- 種類
- 固定種
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
焼畑文化の赤かぶ。漬物向きで在来系統として扱う。
概要説明
温海かぶは、山形県鶴岡市の温海地域で 400 年以上前から焼畑で作られてきた赤カブの在来品種で、焼畑農法とともに受け継がれてきた山形の伝統野菜です。根は直径 6〜8 センチの扁円形で、皮は濃い赤紫色、中は白く、肉質は緻密で硬めで歯切れがよく、甘みと辛味があり、甘酢漬けにすると皮の色が全体に回って鮮やかな紅色になります。地元では夏に山の斜面を焼き、その灰の中に種をまいて秋に収穫する焼畑栽培が続けられており、焼畑で育ったものは肉質がしまって味が濃いとされます。家庭菜園では普通の畑やプランターでも作れ、8 月下旬から 9 月上旬の秋まきで 60〜70 日、寒さにあたる頃に収穫します。深さ 20 センチほどの土で育ち、株間 15 センチほどに間引きます。温海かぶは在来固定種のため色や形に個体差があり、暖かい時期に育てると色が薄く辛味も弱くなるので、秋まきで寒さにあてることが本来の紅色と歯切れを出す条件です。加熱すると色が抜けるため、甘酢漬けを中心に使います。
温海かぶの特徴
- 山形県温海地域の焼畑で受け継がれてきた在来赤カブ
- 直径 6〜8 センチの扁円形で皮は濃い赤紫色
- 肉質が硬めで歯切れがよく、甘みと辛味がある
- 甘酢漬けで鮮やかな紅色になる
- 秋まき 60〜70 日、寒さにあてて作る
- 在来固定種で色や形に個体差がある
向いている使い方
- 甘酢漬け
- 塩漬け・浅漬け
- 伝統野菜の栽培
カブの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはカブの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- カブの種まきと間引き — カブは種まきから収穫まで四十日から六十日の速い作物です。まき方と三回の間引きで、割れずに丸い根ができます。
- カブの水やりと追肥 — カブは水の変化に弱く、乾いたあとに急に湿ると根が割れます。追肥は間引きに合わせて二回まででよく、多すぎると葉ばかり茂ります。
- カブの月別の作業 — カブは種まきから四十日から六十日で穫れる速い作物です。春まきと秋まきそれぞれの月ごとの作業を表にまとめました。
- カブの病害虫と障害 — カブの被害は虫の食害と根の割れがほとんどです。まいた直後の防虫ネットと水の管理で大半が防げます。
- カブの収穫と保存 — カブは適期を過ぎると割れや空洞が出ます。直径を目安に採り切り、葉と根を分けて保存します。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「カブ」、品種に「温海かぶ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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