基本情報
- 系統・区分
- 白かぶ・なにわ伝統野菜
- 熟期
- 中生
- 収穫までの日数
- 約 55 日
- 種類
- 固定種
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
大阪系の伝統かぶ。固定種・地域品種として扱う。
概要説明
天王寺かぶは、大阪の天王寺付近で江戸時代から作られてきた白カブで、なにわの伝統野菜に認定されている地方の固定種です。根は直径 8〜10 センチの扁平な形で、肌は白く、根の上部が地上に抜け上がって育つのが特徴で、肉質は緻密で甘みが強く、生でかじると梨のような甘さがあるといわれてきました。江戸時代には大阪から各地に種が広まり、長野の野沢菜はこの天王寺かぶが元になったと伝えられています。葉もやわらかく、根と葉を一緒に漬物や煮物に使うのが昔からの食べ方で、浅漬けにすると甘みと歯ざわりが際立ちます。播種後 50〜60 日で収穫でき、9 月中下旬の秋まきで 11 月から 12 月に抜き、寒さにあてると甘みが増します。深さ 20 センチほどのプランターでも育ち、株間 15〜20 センチに間引きます。天王寺かぶは固定種で形や大きさにばらつきが出やすく、耐病性の改良は入っていないので連作を避け、アブラムシによるウイルス病を防ぎます。大きくしすぎると す が入るので直径 8 センチ前後で抜きます。
天王寺かぶの特徴
- 大阪天王寺付近で江戸時代から作られたなにわの伝統野菜
- 直径 8〜10 センチの扁平な白カブ
- 甘みが強く、生でかじると梨のような甘さ
- 野沢菜の元になったと伝えられる
- 秋まき 50〜60 日、寒さで甘みが増す
- 固定種でばらつきが出やすい
向いている使い方
- 浅漬け・塩もみ
- 煮物・汁の実
- 葉付きの漬物
- 伝統野菜の栽培
カブの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはカブの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- カブの種まきと間引き — カブは種まきから収穫まで四十日から六十日の速い作物です。まき方と三回の間引きで、割れずに丸い根ができます。
- カブの水やりと追肥 — カブは水の変化に弱く、乾いたあとに急に湿ると根が割れます。追肥は間引きに合わせて二回まででよく、多すぎると葉ばかり茂ります。
- カブの月別の作業 — カブは種まきから四十日から六十日で穫れる速い作物です。春まきと秋まきそれぞれの月ごとの作業を表にまとめました。
- カブの病害虫と障害 — カブの被害は虫の食害と根の割れがほとんどです。まいた直後の防虫ネットと水の管理で大半が防げます。
- カブの収穫と保存 — カブは適期を過ぎると割れや空洞が出ます。直径を目安に採り切り、葉と根を分けて保存します。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「カブ」、品種に「天王寺かぶ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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