基本情報
- 系統・区分
- 優先度高め・大梅/梅干し・梅酒
- 熟期
- 6 月中旬〜下旬
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
自家不和合性が強めで受粉樹推奨。大果で果肉厚く梅干し・梅酒向け。成熟期は中生、黒星病・かいよう病は防除前提。
概要説明
梅干し用の最高級品種として知られる南高 (なんこう) は、和歌山県みなべ町で高田貞楠が選抜した系統を、南部高校の調査で優良と認められて 1965 年に命名した品種です。果実は 25〜35 グラムの大梅で、果皮が薄く、日に当たった面がほんのり赤く染まります。果肉は厚く種が小さいので、梅干しにすると皮が破れにくく肉がふっくら仕上がり、完熟して落ちた実で作る梅干しが紀州の名産です。梅酒や梅シロップにも使えますが、その場合は青いうちに穫ります。収穫は 6 月中旬〜下旬。自家不和合性で 1 本では実が成らないため、小梅や鶯宿など花粉の多い品種を受粉樹に植えます。開花が 2 月上旬と早く、寒い地方では花が霜害を受けやすいので、暖地向きの品種です。樹勢は強く、庭では剪定で高さを抑えます。
南高の特徴
- 和歌山県みなべ町で選抜、1965 年命名
- 果重 25〜35 グラムで果皮が薄く肉厚
- 梅干しにすると皮が破れにくい
- 収穫は 6 月中旬〜下旬
- 自家不和合性で小梅や鶯宿の受粉樹が要る
- 開花が 2 月上旬と早く寒地では霜害を受けやすい
向いている使い方
- 完熟梅の梅干し
- 青梅の梅酒や梅シロップ
- 梅ジャム
- 暖地の庭植え
梅の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは梅の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 梅の苗木の植え付け — 梅は一本では実がつきにくい品種が多い果樹です。受粉樹の組み合わせと、冬の植え付け手順をまとめます。
- 梅の剪定と枝の整理 — 梅は伸びすぎた枝には実がつきません。短い枝を残す冬の剪定と、混み合いを防ぐ夏の剪定を分けて説明します。
- 梅の肥料と水やり — 梅は肥料の時期を間違えると枝ばかり伸びます。地植えと鉢植えに分けて、年間の肥料と水の与え方をまとめます。
- 梅の月別の作業 — 梅は二月の開花から六月の収穫まで作業が集中します。月ごとの作業と、その月に見るべき樹の姿をまとめます。
- 梅の病害虫 — 梅で毎年のように出る黒星病とアブラムシ、幹を食い荒らすコスカシバを中心に、見分け方と時期ごとの対策をまとめます。
- 梅の収穫と保存 — 梅は用途で収穫のタイミングが変わります。梅酒向けの青梅、梅干し向けの完熟梅の見分け方と、採った後の扱いをまとめます。
「南高」の苗木を買う
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この品種を記録すると
アプリで作物に「梅」、品種に「南高」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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