基本情報
- 系統・区分
- 優先度高め・甘果桜桃/主力
- 熟期
- 6 月中旬〜下旬
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
自家不和合性で受粉樹必須。6〜10g程度、甘酸バランス良好。雨による裂果が多く雨よけ推奨、暖地では難しい。
概要説明
日本のサクランボの代名詞ともいえる品種が佐藤錦です。山形県東根市の佐藤栄助がナポレオンと黄玉を交配し、1928 年に命名されました。果実は 6〜7 グラムの短心臓形で、果皮は光沢のある紅色、果肉は乳白色。糖度は 16〜20 度で酸味は穏やかなため、甘みと香りのバランスがよく、そのまま食べるのに最も向きます。中生で収穫は 6 月中旬〜下旬。自家不和合性で 1 本では実が成らず、ナポレオンや高砂、紅秀峰を受粉樹として近くに植える必要があります。樹勢は強く、庭では高さを 3 メートル程度に抑える剪定と、鳥よけのネットが欠かせません。最大の注意点は収穫期の雨による裂果で、雨よけ屋根があると成功率が大きく上がります。日持ちは短く、収穫したら 2〜3 日で食べきる果物です。
佐藤錦の特徴
- ナポレオンと黄玉の交配で 1928 年に命名
- 果重 6〜7 グラム、糖度 16〜20 度で酸味は穏やか
- 中生で収穫は 6 月中旬〜下旬
- 自家不和合性でナポレオンや高砂などの受粉樹が要る
- 収穫期の雨で裂果しやすく雨よけが有効
- 日持ちは 2〜3 日と短い
向いている使い方
- 生のまま食べる
- 贈答用の主力品種
- 庭植えの雨よけ栽培
サクランボの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはサクランボの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- サクランボの苗選びと植え付け — サクランボは品種選びで九割が決まります。関東で育つ品種、受粉樹の組み合わせ、十二月から二月の植え付け手順をまとめます。
- サクランボの剪定と仕立て — サクランボは切り口から枯れやすく、強剪定を嫌います。夏の間引きと冬の弱い剪定で、実がつく短い枝を増やす方法をまとめます。
- サクランボの受粉と結実 — サクランボは花が咲いても実がつかない相談が最も多い果樹です。受粉樹の相性、人工授粉の手順、実がつかないときの原因を整理します。
- サクランボの月別の作業 — サクランボは春の三か月に作業が集中します。関東の露地と鉢植えを前提に、月ごとの作業と樹の姿の目安をまとめます。
- サクランボの病害虫と鳥害 — サクランボで実を失う原因は、鳥、雨による実割れ、灰星病、幹に入るコスカシバです。見分け方と防ぎ方をまとめます。
- サクランボの収穫と保存 — サクランボは収穫後に追熟しないので、樹の上で完熟させて取ります。色の見方、軸ごと取る方法、日持ちの短い実の保存方法をまとめます。
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