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🍎 果樹

ナツメの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

リンゴのような食感の小さな実をつける落葉樹で、乾燥させると漢方でおなじみの大棗になります。1本で実がつき、暑さ・寒さ・乾燥に強く、放任でも育つ丈夫さが魅力です。とげがある品種が多いです。

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ナツメの写真

科: クロウメモドキ科属: Ziziphus日当たり: 日なた水やり: 地植えは不要耐寒性: 強い

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

生育収穫

9月のナツメは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る

ナツメの月別の作業を詳しく見る

ナツメを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

開花日

6月に小さな花が咲きます。日付を残しましょう。

収穫日

9〜10月に赤茶色になったら採ります。日付を残しましょう。

剪定日

冬に剪定します。日付を残しましょう。

ナツメの苗選びと植え付けを詳しく見る

収穫までのコツ

ナツメを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

冬に前年枝を短く切り返す

ナツメの花は春に伸びた新梢につきます。落葉期に前年の枝を短く切り返しても収穫は減らないので、樹高を抑えながら毎年同じ位置で採れます。

用途に合わせて熟度を変える

ナツメは緑から茶色へ順に色づきます。生食なら青りんご色が8割ほどの時点、乾燥用の大棗にするなら全体が赤褐色にしわが寄るまで木に置きます。

落ちた結果枝は掃除で済ませる

ナツメは実のついた小枝ごと秋に落葉します。枯れたと勘違いして枝を切る必要はなく、落ちた小枝を片づけておけば翌春また新しい枝が伸びます。

水は控えて乾かし気味に育てる

ナツメは乾燥地の樹で、過湿だと根が傷みます。地植えなら根づいた翌年から水やりは不要で、雨だけでも毎年実をつけるほど乾燥に強い性質です。

とげのある苗は通路から離す

ナツメの枝には対になった鋭いとげがあり、狭い場所に植えると通るたびに枝を折ることになります。植え穴は通路から1.5m以上離して取ります。

ナツメの収穫と乾燥を詳しく見る

ナツメの栽培をはじめるのに用意するもの

木は植え直しが利きません。植える日にそろえておきたいのは次の 4 つです。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

  • 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
    規格の目安
    バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
    数量の目安
    植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L。

    穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここで手を抜くと何年も伸び悩みます。

  • 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
    規格の目安
    直径 25〜30mm × 長さ 180cm。

    根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では支えきれません。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ バイパス 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm まで。バイパス式。

    木を育てるかぎり毎年使います。切れ味の落ちないものを 1 丁選ぶと、何年も持ちます。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg を冬のうちに。

    木の肥料は年に 1〜2 回で足ります。冬に入れて春に効かせるのが基本です。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。
  • 鉢で育てるなら 180cm の添え木は要りません。鉢に合う短い支柱で足ります。

ナツメの病害虫(5

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

さび病

病気一般的な内容

症状 葉の表裏に小さな橙黄色〜赤褐色の隆起した斑点ができ、破れて粉状の胞子を飛散する。多発すると葉が黄化して早期に枯れ上がる。

予防 密植を避けて風通しを確保し、窒素過多にしない。被害葉は残さず処分し、越冬源となる残株やロゼット葉を片付ける。

対処 初期の被害葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を散布し、まん延前に抑えるのが有効である。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90

斑点病

病気一般的な内容

症状 下葉から褐色〜灰白色の小さな円形病斑が現れ、中央が灰色になって黒い小粒点を伴う。病斑が増えると葉が黄化して早期に落葉する。

予防 被害残さを畑に残さず処分し、種子伝染を避けるため健全な種子を用いる。泥はねを防ぎ、連作を避けて風通しを確保する。

対処 発病葉は摘除して持ち出す。多雨期には登録のある殺菌剤を予防的に散布し、下葉から順に薬液がかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80

ナツメの病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(3

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

てんぐ巣病葉枯病褐点病

よくあるトラブル

芽が出るのが遅い

5月まで芽が動かないのが正常です。枯れていません。

根から芽が出る

ひこばえです。不要なら掘り取ります。

実がつかない

若木です。数年待ちます。

品種一覧(7

Gadenin の作物マスタに登録されているナツメの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

2

1

1

1

その他2

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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次に読む

ナツメについて、続けて読むならこちら。

Gadenin でナツメを記録すると

作物名に「ナツメ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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