GadeninEnglishアプリを入れる
穀物

ライ麦(ライムギ)の育て方|栽培方法と収穫までのコツ

黒パンの原料になる麦で、寒さとやせ地に強く育てやすいです。家庭では緑肥やドライフラワーとして育てることも多いです。秋にまいて初夏に収穫。背丈が高く、穂の姿が美しいです。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

ライ麦の写真

科: イネ科属: Secale日当たり: 日なた水やり: 少なめ耐寒性: 強い

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

9月の畑仕事を見る

ライ麦の月別の作業を詳しく見る

ライ麦を詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

播種日

10〜11月にまきます。日付を残しましょう。

出穂日

5月に穂が出ます。日付を残しましょう。

収穫日

6月に穂が黄色くなったら刈ります。日付を残しましょう。

ライ麦の種まきを詳しく見る

収穫までのコツ

ライ麦を育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

初霜の1か月前にまく

麦類で最も寒さに強いとはいえ、幼苗が小さすぎると根が浮きます。初霜の1か月前にまいて葉が4〜5枚あれば、氷点下でも問題なく越します。

ドライにするなら緑のうちに刈る

穂がまだ淡い緑から黄緑のころに刈って逆さに吊ると、粒が落ちず色も残ります。畑で完熟させてからでは穂がばらけてしまいます。

他家受粉なのでまとめて植える

ライ麦は自分の花粉では実りにくい性質です。1株や1列だけでは受精が足りないので、複数条をまとめて育てると粒がそろいます。

緑肥は出穂前に刈る

穂が出た後は茎が硬くなり、繊維が分解しにくくなります。草丈1メートル前後で穂が見え始める直前に刈れば、やわらかいまま土に返せます。

やせ地にこそ無施肥で入れる

肥料分が多いと徒長して姿が乱れます。開墾したての土や養分の少ない区画に入れると、下層の養分まで吸い上げて次の作物に渡します。

ライ麦の収穫と脱穀を詳しく見る

ライ麦の栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

ライ麦の病害虫(23

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

うどんこ病

病気一般的な内容

症状 はじめ葉表に白い斑点が点在し、やがて葉全体が白い粉状に覆われる。進行すると葉が黄化・褐変して枯れ上がり、光合成が落ちて生育と収量が低下する。

予防 日当たりと風通しを確保し、混み合った下葉やわき芽を早めに整理する。窒素過多の軟弱徒長を避け、抵抗性品種を選ぶと発生を抑えやすい。

対処 初発の葉は見つけ次第切除して株外へ持ち出す。まん延前に登録のある殺菌剤を葉裏まで丁寧に散布し、同一系統の連用を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

斑点細菌病

病気一般的な内容

症状 葉に水浸状の小斑ができ、のちに褐色になって周囲が黄化する。果実にも水浸状やかさぶた状の斑点ができ、そこから腐敗が進む。

予防 健全種子・健全苗を用い、同じ科の連作を避ける。雨よけとマルチで泥はねを防ぎ、風通しをよくして結露を減らす。

対処 発病葉・発病果は早めに除去して圃場外へ持ち出し、周囲株に銅剤を予防散布する。作業は葉が乾いた時間帯に行い、雨中や露のある朝の管理を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax valerianellae、Burkholderia andropogonis、Herbaspirillum sp. ほか23

斑点病

病気一般的な内容

症状 下葉から褐色〜灰白色の小さな円形病斑が現れ、中央が灰色になって黒い小粒点を伴う。病斑が増えると葉が黄化して早期に落葉する。

予防 被害残さを畑に残さず処分し、種子伝染を避けるため健全な種子を用いる。泥はねを防ぎ、連作を避けて風通しを確保する。

対処 発病葉は摘除して持ち出す。多雨期には登録のある殺菌剤を予防的に散布し、下葉から順に薬液がかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80

ライ麦の病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(19

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

かさ枯病から黒穂病すじ枯細菌病すじ萎縮病北地モザイク病条斑細菌病紅色雪腐病葉枯病褐色雪腐病赤かび病赤さび病雲形病麦角病黄さび病黄化萎縮病黄萎病黄葉病黒さび病黒変病

よくあるトラブル

倒れる

背が高いです。密にまいて支え合わせます。

穂に黒い塊

麦角病です。有毒なので発病穂は処分します。

すき込み後に育ちが悪い

分解中の窒素飢餓です。3〜4週間空けます。

品種一覧(6

Gadenin の作物マスタに登録されているライ麦の品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

1

4

その他1

ライ麦の動画ランキング

ライ麦を扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。

ライ麦の動画ランキングを見る

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ライ麦について、続けて読むならこちら。

Gadenin でライ麦を記録すると

作物名に「ライ麦」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる