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穀物

ヒエの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

寒冷地や湿地でも育つ丈夫な雑穀で、冷害に強いことから救荒作物として栽培されてきました。初夏にまいて秋に収穫。雑穀ごはんに混ぜて食べます。田んぼの雑草のヒエとは別の栽培種です。

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ヒエの写真

科: イネ科属: Echinochloa日当たり: 日なた水やり: 多め耐寒性: 弱い(霜で枯れる)

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

9月のヒエは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る

ヒエの月別の作業を詳しく見る

ヒエを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

播種日

5〜6月にまきます。日付を残しましょう。

出穂日

日付を残しましょう。

収穫日と乾燥

穂が茶色くなったら刈って乾燥させます。日付を残しましょう。

ヒエの種まきと間引きを詳しく見る

収穫までのコツ

ヒエを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

遅霜が去った5月下旬にまく

冷害に強い雑穀ですが、発芽には15度前後の地温が要ります。5月下旬から6月にまけば90〜100日で熟し、秋の長雨の前に収まります。

栽培種の種を必ず入手する

田の雑草のヒエとは草丈も粒の大きさも違う別種です。自家採種を続けると野生型に近い性質が出るため、数年ごとに種を更新します。

株間20cmで薄めにまく

分げつが旺盛で、1株から10本以上の穂が立ちます。密にまくと1本ずつが細るので、間引いて20センチあけたほうが結局は多く採れます。

やせ地では無施肥で通す

ヒエは肥料が少ないほうが茎が締まり、しっかり登熟します。堆肥をひとにぎり入れる程度で育つので、前作が養分を使い切った畑にも入れられます。

秋の長雨前に刈り終える

出穂から40日ほどで熟します。9月中に刈り終える計画にすると雨に当たらず、穂が黒ずんで精白後まで色が残ることもありません。

ヒエの収穫と脱穀を詳しく見る

ヒエの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

ヒエの病害虫(14

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

褐斑病

病気一般的な内容

症状 葉に淡褐色〜灰褐色の小斑点ができ、拡大して不整形の病斑となる。病斑が融合すると葉全体が枯れ、株の勢いが急落する。

予防 換気と除湿で葉の濡れ時間を短くし、密植を避ける。被害葉と残さは早めに処分し、連作ほ場では品種と作型を見直す。

対処 初発を見たら病葉を除去し、登録のある殺菌剤を葉裏まで散布する。耐性菌が出やすいので同一系統の連用は避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax avenae subsp. cattleyae、Alternaria alternata、Alternaria dauci ほか57

炭疽病

病気一般的な内容

症状 葉や果実に淡褐色〜黒褐色の円形病斑ができ、中央がややくぼんで輪郭がはっきりする。湿ると病斑上に鮭肉色の粘質な胞子塊がにじみ出る。

予防 雨よけと敷きわらで泥はねを防ぎ、風通しをよくする。被害残さは土中にすき込まず処分し、無病苗を用いる。

対処 病斑のある葉・果実は早めに摘み取って処分する。梅雨期は登録のある殺菌剤を降雨の前後に散布して感染を抑える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

ヒエの病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(11

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

いもち病こぶ黒穂病すす紋病モザイク病植物寄生性線虫粘穂病紋枯病細菌病萎縮病葉枯病黒穂病

よくあるトラブル

鳥に食べられる

防鳥ネットをかけます。

粒が落ちる

収穫遅れです。早めに刈ります。

脱穀と精白が大変

殻が固いです。乾燥後に叩き、風選します。

品種一覧(6

Gadenin の作物マスタに登録されているヒエの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

1

1

1

1

その他2

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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Gadenin でヒエを記録すると

作物名に「ヒエ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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