基本情報
- 系統・区分
- 金時人参・伝統野菜
- 熟期
- 晩生
- 収穫までの日数
- 約 125 日
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
濃紅色で甘み・香りがある東洋系。長根で深耕が必要。
概要説明
金時人参は、江戸時代に中国から伝わった東洋系のにんじんの系統で、濃い紅色の長い根と強い甘みが特徴の伝統野菜です。西洋にんじんの橙色がカロテンによるのに対し、金時人参の紅色はリコピンによるもので、現在は香川県が主産地となり「京にんじん」の名でも流通しています。根は長さ 25〜30 センチ、太さ 3〜4 センチの細長い円錐形で、肉質はやわらかく緻密で、甘みが強くてにんじん臭が少なく、煮ても煮崩れせず紅色が残るので、お節料理の煮しめや雑煮、京料理に使われます。7 月下旬から 8 月上旬の夏まきで播種後 120〜130 日、11 月下旬から 12 月に収穫し、寒さにあてると色と甘みがのります。根が長く地中深く伸びるため、深さ 35〜40 センチ以上に耕した石のない畑が必要で、浅い土では又根や曲がりが出ます。金時人参は西洋種より発芽率が低く発芽まで時間がかかるので、厚めにまいて 10 日ほど乾かさないことがこつで、太らせすぎると根が裂けるため適期に収穫します。
金時人参の特徴
- 江戸時代に伝わった東洋系にんじんの系統で香川が主産地
- 長さ 25〜30 センチの細長い根で紅色はリコピン由来
- 甘みが強くにんじん臭が少なく、煮崩れしにくい
- 夏まき 120〜130 日、寒さで色と甘みがのる
- 深さ 35〜40 センチ以上の耕土が必要
- 発芽率が低めで発芽まで時間がかかる
向いている使い方
- お節料理・煮しめ・雑煮
- 京料理・煮物
- 伝統野菜の栽培
にんじんの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはにんじんの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- にんじんの種まき・発芽 — にんじんは発芽さえそろえば半分成功です。覆土は薄く、まいてから10日は絶対に乾かしません。
- にんじんの土づくり — 又根と岐根は種をまく前に決まります。深さ30センチを石と塊のない状態に整えるのが要点です。
- にんじんの間引き・土寄せ — 間引きは3回に分け、最後は株間10センチ前後。同時に土寄せして肩の緑化を防ぎます。
- にんじんの月別の作業 — 何月に何をするかを作型別に表でまとめました。夏まきが基本、春まきは保温と品種で難所を越えます。
- にんじんの病害虫・裂根 — にんじんで実際に困るのは葉を食う虫、土の中の線虫、そして裂根です。時期ごとの警戒点を整理します。
- にんじんの収穫・保存 — 収穫は肩の直径と播種後日数の二つで判断します。冬どりは畑に置いたまま保存できます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「にんじん」、品種に「金時人参」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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