基本情報
- 系統・区分
- 優先度高め・甘果桜桃/受粉樹・加工兼用
- 熟期
- 6 月下旬〜7 月上旬
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
自家不和合性。受粉樹として重要。中粒で酸味もあり生食・加工兼用、晩生寄り。
概要説明
ヨーロッパで古くから栽培され、明治期に日本へ導入された品種がナポレオンです。佐藤錦の親のひとつであり、今も受粉樹と加工用の両面で使われています。果実は 6〜7 グラムの心臓形で、果皮は黄色地に鮮やかな紅が差し、果肉は硬めで乳白色。糖度は 14〜16 度ですが酸味がしっかりあり、完熟前は酸っぱく感じます。この酸味と硬い果肉が缶詰やシロップ漬け、ジャムには向いており、加工用としての評価は高い品種です。中晩生で収穫は 6 月下旬〜7 月上旬。自家不和合性ですが花粉が多く、佐藤錦との受粉相性がよいので、佐藤錦を植えるなら組み合わせの第一候補になります。樹勢は強く、大きくなりやすいので庭では剪定で高さを抑えます。雨による裂果は佐藤錦より起きにくい方です。
ナポレオンの特徴
- ヨーロッパ原産で明治に導入、佐藤錦の親
- 果重 6〜7 グラムで果肉が硬い
- 糖度 14〜16 度で酸味が強め
- 中晩生で収穫は 6 月下旬〜7 月上旬
- 花粉が多く佐藤錦の受粉樹に最適
- 缶詰やジャムなど加工向き
向いている使い方
- 缶詰やシロップ漬け
- ジャムや果実酒
- 佐藤錦の受粉樹
- 完熟させて生食
サクランボの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはサクランボの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- サクランボの苗選びと植え付け — サクランボは品種選びで九割が決まります。関東で育つ品種、受粉樹の組み合わせ、十二月から二月の植え付け手順をまとめます。
- サクランボの剪定と仕立て — サクランボは切り口から枯れやすく、強剪定を嫌います。夏の間引きと冬の弱い剪定で、実がつく短い枝を増やす方法をまとめます。
- サクランボの受粉と結実 — サクランボは花が咲いても実がつかない相談が最も多い果樹です。受粉樹の相性、人工授粉の手順、実がつかないときの原因を整理します。
- サクランボの月別の作業 — サクランボは春の三か月に作業が集中します。関東の露地と鉢植えを前提に、月ごとの作業と樹の姿の目安をまとめます。
- サクランボの病害虫と鳥害 — サクランボで実を失う原因は、鳥、雨による実割れ、灰星病、幹に入るコスカシバです。見分け方と防ぎ方をまとめます。
- サクランボの収穫と保存 — サクランボは収穫後に追熟しないので、樹の上で完熟させて取ります。色の見方、軸ごと取る方法、日持ちの短い実の保存方法をまとめます。
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