オリーブ品種
エルグレコ(オリーブ)の育て方と特徴|円錐形にまとまるギリシャ系の小果品種、鉢植えの受粉樹に
えるぐれこ
エルグレコはギリシャで主に栽培されてきた品種で、先のとがった細長い銀緑色の葉と、ほうっておいても円錐形にまとまりやすい樹形が持ち味です。
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基本情報
- 系統・区分
- 次点・オリーブ/小果油用・受粉樹
- 熟期
- 10〜11月
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
ギリシャ系の品種で、細長く先のとがった銀緑色の葉
概要説明
エルグレコはギリシャで主に栽培されてきた品種で、先のとがった細長い銀緑色の葉と、ほうっておいても円錐形にまとまりやすい樹形が持ち味です。芽吹きがよく枝が密に出るので、鉢植えでは1〜2メートルの高さに保って観賞樹として楽しめ、ツリー仕立てや玉作りにも向くと苗木店は案内しています。果実は小さめの楕円形で、主にオイル用。果肉は少ないものの風味は濃く、塩漬けにもできます。花つきがよく花粉量が多いため、国内では「新世代の受粉樹」として勧められることが増えており、ミッションやマンザニロ、チプレッシーノなど別品種の鉢と並べて置くと、互いの実つきが安定します。自家結実性は低く、1本では実がほとんどつきません。耐寒性は短時間なら氷点下10度に耐えるとされ、東京の平地なら屋外のベランダで冬を越せます。日当たりと風通しのよい場所に置き、過湿を避けて乾いたらたっぷり水をやるのが基本です。
エルグレコの特徴
- ギリシャ系の品種で、細長く先のとがった銀緑色の葉
- 自然に円錐形にまとまり、鉢植えでは1〜2メートルに保てる
- 果実は小さめの楕円形で主にオイル用、塩漬けも可
- 花粉が多く受粉樹として評価が高い
- 自家結実性は低く1本では実がつきにくい
- 短時間なら氷点下10度に耐え、東京の平地で屋外越冬できる
向いている使い方
- 観賞用のシンボルツリー
- 別品種の受粉樹
- オリーブオイル
- 塩漬け、ピクルス
オリーブの他の品種と比べる
空欄は記録が無い項目です。耐病性の空欄は「弱い」という意味ではありません。品種名を押すとその品種のページに移ります。
| 品種 | 熟期 | 収穫まで | 種類 | 耐病性 | 種苗会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| エルグレコ このページ | 10〜11月 | — | — | — | — |
| セントキャサリン | 10〜11月 | — | — | — | — |
| チプレッシーノ | 9〜12月 | — | — | — | — |
| アスコラーナ | 10 月上旬〜中旬 | — | — | — | — |
| アルベキーナ | 10 月下旬〜11 月 | — | — | — | — |
| カラマタ | 11 月〜12 月上旬 | — | — | — | — |
| コロネイキ | 11 月 | — | — | — | — |
| セビラーノ | 10 月中旬〜下旬 | — | — | — | — |
| ネバディロ・ブランコ | 10 月下旬〜11 月 | — | — | — | — |
| ピクアル | 11 月 | — | — | — | — |
| フラントイオ | 11 月 | — | — | — | — |
| ペンドリノ | 11 月 | — | — | — | — |
「エルグレコ」でよくある質問
エルグレコは1本だけ鉢植えにしても実がなりますか
エルグレコは自家結実性が低く、1本では実がほとんどつきません。開花期の重なるミッションやマンザニロ、チプレッシーノなど別の品種の鉢を1メートル以内に並べると、互いの受粉樹になって実つきが安定します。逆にエルグレコ自身は花粉が多いので、ほかの品種にとってよい受粉樹です。
エルグレコは鉢植えで大きくなりすぎませんか
芽吹きがよく枝が密に出る品種なので、春の植え替え時に根を軽く整理し、花後の初夏に伸びすぎた枝を切り戻せば1〜2メートルで保てます。自然に円錐形にまとまるため、強い剪定をしなくても姿が整うのがこの品種の利点です。8〜10号鉢から始め、2年に1回ひと回り大きな鉢に替えます。
エルグレコの実は食べられますか
食べられます。小さめの果実で果肉は少なめですが風味が濃く、本場のギリシャでは主にオイル用です。家庭では完熟前の緑の実を渋抜きして塩漬けにするか、黒く熟した実を少量のオイル搾りに使います。鉢植え1本の収量は多くないので、観賞と受粉樹の役割を主に考え、実は楽しみの一つと捉えるのが現実的です。
東京のベランダでエルグレコは冬を越せますか
越せます。耐寒性は短時間なら氷点下10度に耐えるとされ、東京の平地の冬は問題ありません。ただし氷点下5度以下が数日続くような寒波のときは、鉢を壁際や軒下に寄せて寒風を避けます。冬の間も日に当て、土が乾いたら暖かい日の午前中に水をやります。
オリーブ「エルグレコ」はどんな品種?
エルグレコはギリシャで主に栽培されてきた品種で、先のとがった細長い銀緑色の葉と、ほうっておいても円錐形にまとまりやすい樹形が持ち味です。芽吹きがよく枝が密に出るので、鉢植えでは1〜2メートルの高さに保って観賞樹として楽しめ、ツリー仕立てや玉作りにも向くと苗木店は案内しています。
オリーブ「エルグレコ」の収穫までの日数・熟期は?
熟期は10〜11月です。種まき・植え付けの時期は作物共通なので、オリーブの育て方のページで確かめてください。
オリーブの他の品種との違いは?
エルグレコは10〜11月。同じオリーブには セントキャサリン (10〜11月)、チプレッシーノ (9〜12月)、アスコラーナ (10 月上旬〜中旬) など 11 品種 があります。熟期・収穫までの日数・耐病性を比較表で並べています。
オリーブ「エルグレコ」はどんな使い方に向く?
観賞用のシンボルツリー、別品種の受粉樹、オリーブオイル、塩漬け、ピクルスに向きます。
オリーブの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはオリーブの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- オリーブの植え付け — オリーブは一本では実がほとんど付きません。相性のよい二品種を選び、水はけを最優先に植えます。
- オリーブの冬の剪定 — オリーブは前年に伸びた枝に実が付きます。切りすぎると実がなくなるので、残す枝を決めてから切ります。
- オリーブの水やりと肥料 — 乾燥に強い木ですが鉢植えの水切れには弱く、酸性の土では育ちません。水と石灰の管理が要です。
- オリーブの月別の作業 — 春の剪定と石灰、初夏の受粉、秋の収穫が柱です。月ごとの作業と木の姿で決める目安を表にまとめます。
- オリーブの病害虫と障害 — オリーブ最大の敵は幹を食うアナアキゾウムシです。株元の見つけ方と、葉を巻く虫、実の病気の対策をまとめます。
- オリーブの収穫と加工 — オリーブは生では渋くて食べられません。用途に合わせて採る時期を決め、塩漬けやオイルにして楽しみます。
オリーブの道具と資材の選び方
品種に関わらず使う道具と資材を、比べて選ぶための記事です。
- ルートプラスポットが鉢栽培に強い3つの理由。空気で根を切り、細い根を増やす — 側面の穴で根の先を止める鉢の仕組み
- 果樹の剪定ばさみの選び方。バイパス式で、全長は手に合わせて180mmか200mm — 冬剪定の前に。バイパス式と全長の選び方
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この品種を記録すると
アプリで作物に「オリーブ」、品種に「エルグレコ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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オリーブの他の品種
特徴が分かっている品種です。