オリーブ品種
チプレッシーノ(オリーブ)の育て方と特徴|直立性でベランダ向き、花粉が多く受粉樹にもなるイタリアの品種
ちぷれっしーの
チプレッシーノはイタリアのシチリア島を原産とする品種で、シプレッシーノとも呼ばれます。
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基本情報
- 系統・区分
- 次点・オリーブ/直立性・受粉樹
- 熟期
- 9〜12月
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
イタリアのシチリア島原産、名前は「小さな糸杉」
概要説明
チプレッシーノはイタリアのシチリア島を原産とする品種で、シプレッシーノとも呼ばれます。名前は「小さな糸杉」の意味で、横に広がらず上へまっすぐ伸びる直立性の樹形が最大の特徴です。狭いベランダや玄関先でも隣の鉢や壁に干渉しにくく、樹形が乱れにくいので剪定の手間も少なめ。やや大きめで先のとがった銀葉が風に揺れる姿は観賞価値が高く、本場では防風樹としても植えられます。果実は2〜2.5グラムの丸みのある楕円形で中粒、病害虫に強く、塩漬けやピクルス、オイルの両方に使えます。自家結実性は低く1本では実がつきませんが、花粉が非常に多いので受粉樹として優秀で、ネバディロ・ブランコやエルグレコ、ミッション、ルッカなどと組み合わせると互いによく実ります。耐寒性は氷点下5〜10度とされ、東京の平地なら屋外で越冬できます。鉢植えでは1〜2メートルに保て、結実までは2〜4年、収穫は9〜12月ごろです。
チプレッシーノの特徴
- イタリアのシチリア島原産、名前は「小さな糸杉」
- 横に広がらない直立性で狭いベランダに向く
- やや大きめで先のとがった銀葉、風に強い
- 果実は2〜2.5グラムの中粒で病害虫に強い
- 花粉が非常に多く受粉樹として優秀
- 自家結実性は低く1本では実がつかない
- 耐寒性は氷点下5〜10度、東京の平地で屋外越冬できる
向いている使い方
- 狭いベランダの観賞用シンボルツリー
- 別品種の受粉樹
- 塩漬け、ピクルス
- オリーブオイル
オリーブの他の品種と比べる
空欄は記録が無い項目です。耐病性の空欄は「弱い」という意味ではありません。品種名を押すとその品種のページに移ります。
| 品種 | 熟期 | 収穫まで | 種類 | 耐病性 | 種苗会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| チプレッシーノ このページ | 9〜12月 | — | — | — | — |
| エルグレコ | 10〜11月 | — | — | — | — |
| セントキャサリン | 10〜11月 | — | — | — | — |
| アスコラーナ | 10 月上旬〜中旬 | — | — | — | — |
| アルベキーナ | 10 月下旬〜11 月 | — | — | — | — |
| カラマタ | 11 月〜12 月上旬 | — | — | — | — |
| コロネイキ | 11 月 | — | — | — | — |
| セビラーノ | 10 月中旬〜下旬 | — | — | — | — |
| ネバディロ・ブランコ | 10 月下旬〜11 月 | — | — | — | — |
| ピクアル | 11 月 | — | — | — | — |
| フラントイオ | 11 月 | — | — | — | — |
| ペンドリノ | 11 月 | — | — | — | — |
「チプレッシーノ」でよくある質問
チプレッシーノは鉢植えでも直立したまま育ちますか
育ちます。直立性は品種の性質なので、鉢植えでも上へまっすぐ伸びて横幅は小さくまとまります。背が高くなるぶん風で倒れやすいので、重めの鉢を使い、強風の日はベランダの壁際に寄せます。高さは春の植え替え時と花後の初夏に先端を切り戻して1〜2メートルに保ちます。
チプレッシーノの受粉樹には何を選べばよいですか
チプレッシーノ自身は花粉が多いのでほかの品種のよい受粉樹になりますが、自分の実をつけるには別の品種が必要です。苗木店はネバディロ・ブランコやエルグレコ、ミッション、ルッカ、マンザニロなど開花期の重なる品種を勧めています。鉢を1メートル以内に並べれば、ベランダでも受粉します。
チプレッシーノは寒さに強いですか
耐寒性は資料によって氷点下5度から氷点下10度までとばらつきがありますが、いずれにしても東京の平地のベランダなら屋外で冬を越せます。幼木のうちは寒風を避けて壁際に置き、強い寒波のときだけ軒下に寄せれば十分です。冬も日に当てて、乾いたら水をやります。
チプレッシーノの実は何に使えますか
2〜2.5グラムの中粒で、塩漬けやピクルスにもオイルにも使えます。緑の実は10月ごろに採って渋抜きして塩漬けに、黒く熟した実は11〜12月に採ってオイルに使うのが一般的です。受粉樹があれば鉢植えでも2〜4年目から実がつき始めます。
オリーブ「チプレッシーノ」はどんな品種?
チプレッシーノはイタリアのシチリア島を原産とする品種で、シプレッシーノとも呼ばれます。名前は「小さな糸杉」の意味で、横に広がらず上へまっすぐ伸びる直立性の樹形が最大の特徴です。
オリーブ「チプレッシーノ」の収穫までの日数・熟期は?
熟期は9〜12月です。種まき・植え付けの時期は作物共通なので、オリーブの育て方のページで確かめてください。
オリーブの他の品種との違いは?
チプレッシーノは9〜12月。同じオリーブには エルグレコ (10〜11月)、セントキャサリン (10〜11月)、アスコラーナ (10 月上旬〜中旬) など 11 品種 があります。熟期・収穫までの日数・耐病性を比較表で並べています。
オリーブ「チプレッシーノ」はどんな使い方に向く?
狭いベランダの観賞用シンボルツリー、別品種の受粉樹、塩漬け、ピクルス、オリーブオイルに向きます。
オリーブの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはオリーブの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- オリーブの植え付け — オリーブは一本では実がほとんど付きません。相性のよい二品種を選び、水はけを最優先に植えます。
- オリーブの冬の剪定 — オリーブは前年に伸びた枝に実が付きます。切りすぎると実がなくなるので、残す枝を決めてから切ります。
- オリーブの水やりと肥料 — 乾燥に強い木ですが鉢植えの水切れには弱く、酸性の土では育ちません。水と石灰の管理が要です。
- オリーブの月別の作業 — 春の剪定と石灰、初夏の受粉、秋の収穫が柱です。月ごとの作業と木の姿で決める目安を表にまとめます。
- オリーブの病害虫と障害 — オリーブ最大の敵は幹を食うアナアキゾウムシです。株元の見つけ方と、葉を巻く虫、実の病気の対策をまとめます。
- オリーブの収穫と加工 — オリーブは生では渋くて食べられません。用途に合わせて採る時期を決め、塩漬けやオイルにして楽しみます。
オリーブの道具と資材の選び方
品種に関わらず使う道具と資材を、比べて選ぶための記事です。
- ルートプラスポットが鉢栽培に強い3つの理由。空気で根を切り、細い根を増やす — 側面の穴で根の先を止める鉢の仕組み
- 果樹の剪定ばさみの選び方。バイパス式で、全長は手に合わせて180mmか200mm — 冬剪定の前に。バイパス式と全長の選び方
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この品種を記録すると
アプリで作物に「オリーブ」、品種に「チプレッシーノ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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オリーブの他の品種
特徴が分かっている品種です。