基本情報
- 系統・区分
- 漬け菜・地域系
- 熟期
- 秋播き春どり
- 種類
- 固定種
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
種子繁殖。阿蘇地域の高菜漬けで知られる。地域性が強く、品種/在来名として扱う。
概要説明
阿蘇高菜は熊本県阿蘇地方の在来種で、阿蘇の火山灰土と冷涼な気候に適応した地方品種として阿蘇高菜漬けの原料に使われます。三池高菜のような大型ではなく、葉はやや細く長さ 30〜40 センチ、春にとう立ちした細い茎ごと手で折り取って収穫するのが特徴で、この収穫は「高菜折り」と呼ばれ阿蘇の春の風物詩になっています。味は辛みが強く、茎の部分の歯ざわりがよく、漬物にすると三池高菜より繊維感があってさっぱりした風味です。草姿は立性で株間は 20〜30 センチ、作型は 9 月下旬から 10 月に播種し、冬を越して 3 月下旬から 4 月にとう立ちした茎を収穫する秋播き春どりです。冷涼な気候で育つ在来種なので、暖地では本来の風味が出にくく、とう立ちも早まります。作りやすさは中程度で、種は阿蘇地域の直売所や在来種を扱う店で入手します。注意点は、種の入手先が限られること、とう立ち後に花が開くと茎が硬くなるのでつぼみのうちに折り取ること、他のアブラナ科と交雑しやすいので採種するなら隔離が要ることです。
阿蘇高菜の特徴
- 熊本県阿蘇地方の在来の地方品種
- とう立ちした茎ごと折り取る高菜折りが特徴
- 辛みが強く茎の歯ざわりがよい
- 秋播きで 3 月下旬から 4 月に収穫
- 冷涼な気候向きで暖地では風味が出にくい
- 種の入手先が限られる
向いている使い方
- 阿蘇高菜漬けに
- 油炒めや高菜飯に
- 在来野菜として育てる
高菜の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは高菜の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 高菜の種まきと間引き — 高菜は一株が一キロを超える大型の葉物です。株間を広く取らないと葉が重なって腐るので、三回に分けて間引きます。
- 高菜の水やりと追肥 — 高菜は一株一キロまで育つので肥料をよく使います。間引きに合わせて追肥し、寒くなる前に株を作ります。
- 高菜の月別の作業 — 高菜は秋にまいて冬中穫れる作物です。八月の土作りから春のとう立ちまでを月ごとの表にまとめました。
- 高菜の病害虫と障害 — 高菜の被害は九月十月の虫と、同じ場所で作り続けたときの根こぶ病が中心です。どちらも先手で防げます。
- 高菜の収穫と漬け込み — 高菜は外葉をかき取れば冬中使えます。漬物にするときは株ごと抜き、しんなりさせてから塩で漬けます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「高菜」、品種に「阿蘇高菜」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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