基本情報
- 系統・区分
- 麦類・小麦・うどん用/古典品種
- 生産者
- 農林省系
- 熟期
- 中生
- 種類
- 固定種
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
種子繁殖。関東以西で古くから栽培された代表的日本めん用品種。
概要説明
農林61号は 1944 年に育成された日本めん用小麦で、戦後から 2000 年代まで関東以西の小麦の主力として半世紀以上作られ続けた古典品種です。中力小麦で、うどんや饅頭、和菓子、天ぷら粉など幅広い用途に使われ、粉に独特の風味とほのかな黄みがあります。地粉として地域の製めん所や製菓店に根強い需要があります。生育面では温暖地向けの秋まきで、10〜11 月に播種して翌年 6 月上旬〜中旬に収穫。耐寒性と赤さび病への抵抗性があり、適応地域が広く作りやすい。一方で草丈が高く倒伏しやすく、穂発芽にも弱いため、さとのそらなどの後継品種に置き換わりつつあります。固定種で自家採種でき、家庭菜園で小麦を育てる入門品種として、また在来的な地粉の風味を楽しむ品種として今も種子が流通しています。
農林61号の特徴
- 戦後半世紀以上作られた日本めん用の古典品種
- 中力で粉に独特の風味と黄みがある
- 温暖地向けの秋まきで 6 月上旬〜中旬に収穫
- 適応地域が広く作りやすい
- 草丈が高く倒伏しやすい
向いている使い方
- うどん・地粉のめん類
- 饅頭・和菓子・天ぷら粉
- 家庭菜園での小麦栽培入門
小麦の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは小麦の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 小麦の種まき — まく時期が早すぎても遅すぎても収量が落ちます。関東平野部なら十一月上旬から中旬を中心に、条まきで薄く均一にまきます。
- 小麦の麦踏みと追肥 — 小麦の管理は冬の麦踏みと二月の追肥がほぼすべてです。踏む回数と肥料の量を株の姿で決めます。
- 小麦の月別の作業 — 関東平野部の露地を基準に、種まきから収穫までの作業を月ごとに並べました。寒冷地は一か月早く、暖地は二〜三週間遅く読み替えます。
- 小麦の病害虫と障害 — 家庭菜園の小麦で困るのは赤かび病と倒伏です。出穂から収穫までの雨がすべての引き金になるので、時期ごとの見回りで防ぎます。
- 小麦の収穫と脱穀 — 穂が黄金色になった六月の晴れ間に刈り、軒下で乾かしてから粒を落とします。家庭の道具でできる脱穀と保存の手順です。
「農林61号」の種を買う
3 つのお店で探す「小麦 農林61号 種」
この品種を記録すると
アプリで作物に「小麦」、品種に「農林61号」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。