GadeninEnglishアプリを入れる
🥕 野菜・果菜

ラッカセイの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

花が咲いた後、子房柄が地面に潜って実をつける面白い作物です。潜りやすいように、開花期に株元へ土寄せをします。掘り上げたてを茹でる「ゆで落花生」は家庭菜園ならではの味です。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

ラッカセイの写真

日当たり: 日なた水やり: 少なめ。開花後の乾燥時だけ補う耐寒性: 弱い(霜で枯れる)

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

9月のラッカセイは「生育」の時期です。 9月の畑仕事を見る

ラッカセイの月別の作業を詳しく見る

ラッカセイを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

播種日と発芽

地温が上がってからまきます。播種日と発芽までの日数を残すと、翌年のまき時が分かります。

開花と土寄せの日

開花が始まったら株元に土寄せをします。両方の日付を残すと、作業の遅れがすぐ分かります。

試し掘りと収穫日

開花から80〜90日で試し掘りをします。莢の網目がはっきりしていれば収穫。日付と実の入りを残しましょう。

ラッカセイの種まきと品種を詳しく見る

収穫までのコツ

ラッカセイを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

発芽まで不織布をかける

まいた種はカラスやハトに掘り返されます。本葉が出るまで覆っておくと、まき直しの手間と種の無駄が避けられます。

株間は30cmとって広げる

枝が地面を這って四方に伸びます。詰めると子房柄の潜る場所が重なり、収穫のときに株ごとの区別がつかなくなります。

窒素肥料は控えめにする

根粒菌が自分で窒素を作ります。与えすぎると茎葉ばかり茂るつるぼけになるので、堆肥中心の元肥で十分です。

マルチは開花前にはがす

マルチで地温を上げて育て、花が咲き始めたら株元を開けます。子房柄が土に届く場所を空けておくことが要点です。

収穫後は畑で1週間乾かす

掘り上げた株を逆さに並べ、莢を上にして乾かします。水分が抜けてから外すと、保存中のカビをぐっと減らせます。

ラッカセイの収穫と乾燥を詳しく見る

ラッカセイの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

ラッカセイの病害虫(28

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

青枯病

病気一般的な内容

症状 日中に葉が青いまましおれ、朝夕は回復する状態を数日繰り返したのち枯死する。茎を切って水に浸すと白濁した細菌液が糸を引いて出る。

予防 連作を避け、抵抗性台木の接ぎ木苗を使う。排水をよくして高畝にし、根を傷つける深耕や過度な中耕を控える。

対処 有効な治療手段はないため、発病株は土ごと早めに抜き取り処分する。作業に使ったハサミや手を洗い、同じ場所でのナス科の連作をやめる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Erwinia tracheiphila、青枯病菌、Ralstonia sp.

黄化えそ病

病気一般的な内容

症状 葉に褐色のえそ斑や輪紋が現れ、新芽が萎縮して黒ずむ。果実には同心円状の黄色い輪紋ができ、出荷できなくなる。

予防 育苗期から防虫ネットと青色粘着トラップでアザミウマの侵入を抑える。周囲の花壇や雑草を管理し、感染源を減らす。

対処 治療はできないため発病株は早期に抜き取り、袋に密封して処分する。残る株のアザミウマ防除を系統を変えながら継続する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ミカンキイロアザミウマ、Orthotospovirus tomatomaculae、トマト黄化えそウイルス (TSWV) ほか3

褐斑病

病気一般的な内容

症状 葉に淡褐色〜灰褐色の小斑点ができ、拡大して不整形の病斑となる。病斑が融合すると葉全体が枯れ、株の勢いが急落する。

予防 換気と除湿で葉の濡れ時間を短くし、密植を避ける。被害葉と残さは早めに処分し、連作ほ場では品種と作型を見直す。

対処 初発を見たら病葉を除去し、登録のある殺菌剤を葉裏まで散布する。耐性菌が出やすいので同一系統の連用は避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax avenae subsp. cattleyae、Alternaria alternata、Alternaria dauci ほか57

さび病

病気一般的な内容

症状 葉の表裏に小さな橙黄色〜赤褐色の隆起した斑点ができ、破れて粉状の胞子を飛散する。多発すると葉が黄化して早期に枯れ上がる。

予防 密植を避けて風通しを確保し、窒素過多にしない。被害葉は残さず処分し、越冬源となる残株やロゼット葉を片付ける。

対処 初期の被害葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を散布し、まん延前に抑えるのが有効である。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90

白絹病

病気一般的な内容

症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。

予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。

対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii

根腐病

病気一般的な内容

症状 細根が褐色〜黒褐色に腐り、株の生育が止まって下葉から黄化する。日中に萎れやすくなり、進行すると株ごと枯死する。

予防 排水性の良い用土と高畝を用い、灌水は表土が乾いてから行う。受け皿に水を溜めず、鉢の連用時は用土を更新する。

対処 発病株は抜き取り、周囲の過湿を解消する。軽症なら灌水を控えて根の回復を待ち、必要に応じ登録のある薬剤を灌注する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aphanomyces cladogamus、Aphanomyces cochlioides、Cylindrocladium floridanum ほか47

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

灰色かび病

病気一般的な内容

症状 花や果実、葉に水浸状の褐色病斑ができ、表面に灰色のふわふわしたかびを密生する。果実は軟腐して落果し、収穫後も貯蔵中に腐敗が進む。

予防 咲き終わった花弁や枯れ葉をこまめに取り除き、湿気のこもらない株間を保つ。雨よけと換気で結露を減らすと効果が高い。

対処 発病部位は胞子を飛ばさないよう静かに袋へ入れて処分する。多湿期には登録のある殺菌剤を予防散布し、耐性菌回避のため系統を替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2

ラッカセイの病害虫と獣害を詳しく見る

記録されている病名(20

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

えそ萎縮病さび斑病そうか病てんぐ巣病大菌核病小菌核病斑紋病斑葉病植物寄生性線虫汚斑病白紋羽病立枯病紫紋羽病茎腐病莢褐斑病萎縮病輪紋モザイク病黒かび病黒根腐病黒渋病

よくあるトラブル

莢はつくが実が入っていない

土寄せの遅れか、開花後の乾燥・カルシウム不足です。開花期に土寄せし、石灰資材を入れておきます。

発芽しない・種が腐る

地温が低いか過湿です。5月以降の暖かくなってからまき、殻をむいた種を薄皮つきでまきます。

収穫時に莢が土に残る

収穫遅れで子房柄が弱っています。適期に掘り、掘った後は土をふるって拾います。

品種一覧(3

Gadenin の作物マスタに登録されているラッカセイの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

1

その他2

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ラッカセイについて、続けて読むならこちら。

Gadenin でラッカセイを記録すると

作物名に「ラッカセイ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる