基本情報
- 系統・区分
- 日本梨・赤梨・中生
- 熟期
- 9 月上旬〜中旬
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
自家不和合性で受粉樹推奨。中果で昔ながらの赤梨、肉質はやや粗め。
概要説明
長十郎 (ちょうじゅうろう) は 1893 年に神奈川県川崎市の当麻辰次郎 (屋号・長十郎) の園で発見された偶発実生の赤梨で、明治末から昭和 30 年代まで日本の梨の主力品種でした。果重は 250〜300 グラム、果皮は褐色でザラつきがあり、果肉は硬めで石細胞が多く、ざらざらした歯ごたえ、糖度は 11〜12 度で酸味は少なめ。収穫は 9 月上旬から中旬。自家不和合性のため受粉樹か人工授粉が必要ですが、花粉が多く、幸水や豊水の受粉樹として今も使われています。樹勢は強く、黒斑病に強いのが普及した理由の一つ。日持ちはよく常温で 2 週間ほど。幸水の登場で食味の面から栽培は激減しましたが、硬い歯ごたえと素朴な甘さを懐かしむ人がいて、受粉樹を兼ねて庭に植える価値があります。黒星病の防除は必要。歴史的な品種を残したい家庭向きです。
長十郎の特徴
- 1893 年川崎で発見、昭和 30 年代までの主力
- 果重 250〜300 グラム、糖度 11〜12 度
- 石細胞が多くざらざらした硬い歯ごたえ
- 花粉が多く受粉樹として重宝
- 黒斑病に強く防除の負担が軽い
- 日持ちがよく常温で 2 週間
向いている使い方
- 幸水・豊水の受粉樹
- 生のまま食べる
- 歴史的品種の庭植え
なしの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはなしの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- なしの苗選びと植え付け — なしは一本では実がつかず、品種同士の相性もあります。二本の組み合わせと仕立て方を決めてから苗を買います。
- なしの剪定と誘引 — なしは枝を水平に近づけるほど実がつく果樹です。冬の剪定と誘引で枝を寝かせ、実がつく短い枝を育てます。
- なしの受粉と摘果 — なしは受粉樹があっても虫が少ないと実がつきません。人工授粉で確実にし、摘果と袋かけで大きくきれいな実に育てます。
- なしの月別の作業 — なしは四月の受粉から九月の収穫まで作業が途切れません。月ごとの作業を表で確かめて、時期を逃さないようにします。
- なしの病害虫と障害 — なしは葉と実に黒い斑点が出る黒星病と、近くのビャクシンからうつる赤星病が代表的です。症状の場所で原因を見分けて対処します。
- なしの収穫と保存 — なしは木で熟してから採る果物で、追熟しません。軸の周りの色と実の音で採り頃を判断し、冷蔵で保存します。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「なし」、品種に「長十郎」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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