基本情報
- 系統・区分
- 小粒・黄肉
- 生産者
- 農研機構
- 熟期
- 早生
- 収穫までの日数
- 約 90 日
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
栄養繁殖の種いも。小粒で濃黄肉、ナッツ風味・甘みが強い。休眠が短く貯蔵・萌芽管理に注意。
概要説明
アンデス原産の小粒種を親に、平成13年に北海道農業試験場が育成した濃黄肉の品種がインカのめざめです。いもは小粒で1個30〜50グラム、皮は淡い黄褐色、肉は濃い黄色で、加熱すると栗やさつまいものような強い甘味とナッツに似た香りがあり、じゃがいもの中で最も味の個性が強い品種です。肉質は粘質寄りできめが細かく、煮崩れは少ないです。反面、栽培はやや難しく、収量が一般品種の半分程度と少なく、休眠が極めて短いため収穫後すぐに芽が出て貯蔵が難しいです。冷蔵庫で低温貯蔵すると芽が抑えられ、でんぷんが糖に変わってさらに甘くなります。早生で植え付けから90日前後で収穫し、春作では3月に植えて6月に穫ります。種いもの休眠が短いので秋作にも使えます。小粒なので株間を狭くして数を穫ります。疫病にはやや弱く、収穫が遅れると芽が出るので適期に穫ります。
インカのめざめの特徴
- 濃黄肉で栗のような強い甘味とナッツの香り
- 1個30〜50グラムの小粒
- 収量が一般品種の半分程度
- 休眠が極めて短く収穫後すぐ芽が出る
- 冷蔵貯蔵でさらに甘くなる
- 早生で植え付けから90日前後
向いている使い方
- 蒸してそのまま甘さを味わう
- 皮ごと素揚げ
- ポタージュやスイーツ
- 秋作にも使える
じゃがいもの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはじゃがいもの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- じゃがいもの種いもの準備 — 食用いもを使わない理由から、切る向きと切り口の乾かし方まで、植え付け前の三週間で決まる部分をまとめます。
- じゃがいもの植え付け・畝立て — 地温で決まる適期、石灰を入れない土づくり、深さと株間の考え方を、収穫までの逆算で説明します。
- じゃがいもの芽かき・土寄せ — 芽を二本に絞る意味と、二回の土寄せで緑化を防ぐ設計を、時期の目安つきで解説します。
- じゃがいもの月別の作業 — 春作と秋作それぞれの月ごとの作業と、その月に迷いやすい判断の基準を一覧にしました。
- じゃがいもの病害虫と緑化 — どの時期に何を警戒するかを整理し、そうか病と緑化という二つの厄介な問題の予防を設計します。
- じゃがいもの収穫と貯蔵 — 茎葉の枯れ具合で収穫日を決め、洗わず光を遮って貯蔵するまでの手順と理由をまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「じゃがいも」、品種に「インカのめざめ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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