基本情報
- 系統・区分
- 橙肉・伝統系
- 収穫までの日数
- 約 140 日
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
つる苗で栄養繁殖。橙肉で甘みがあり、鹿児島などで流通する伝統系。
概要説明
鹿児島県で古くから作られてきた橙肉の在来さつまいもが隼人芋(はやといも)で、「にんじん芋」の別名でも呼ばれます。皮は淡い黄白色、肉はにんじんのような橙色で、カロテンを多く含みます。加熱するとねっとりして水分が多く、独特の甘い香りがあり、好みが分かれる濃厚な味です。焼き芋や蒸し芋のほか、鹿児島では天ぷらや干し芋、菓子に使われてきました。いもは丸みのある紡錘形で、形がふぞろいになりやすいです。暖地の在来なので九州の気候に合い、本州でも作れますが、寒い地域では生育期間が足りず小さくなります。つるの伸びは中程度です。植え付けから収穫まで130〜150日と長く、5月に植えて10月に掘ります。貯蔵は13〜15度で、低温に当てると腐りやすいので注意します。苗の流通は限られ、鹿児島の種苗店や在来種を扱う店で入手します。昔ながらのさつまいもの味を求める人向きです。
隼人芋の特徴
- 鹿児島の在来でにんじん芋とも呼ばれる橙肉
- カロテンが多くねっとりして水分が多い
- 独特の甘い香りで好みが分かれる
- 暖地向きで植え付けから130〜150日
- 形がふぞろいになりやすい
- 苗の流通が限られる
向いている使い方
- 焼き芋や蒸し芋
- 天ぷらの具
- 干し芋や郷土菓子
さつまいもの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはさつまいもの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- さつまいもの苗の植え付け — 地温15℃以上を待って植えるのが第一条件。植え方の型と株間で、いもの数と大きさが決まります。
- さつまいもの土づくり・肥料 — 痩せ気味で水はけのよい高畝が正解。窒素を減らしカリを効かせることが、いもを太らせる条件です。
- さつまいものつる返し・除草 — つる返しは今の品種では必須ではありません。判断の基準と、代わりに効く夏の手当てを整理します。
- さつまいもの月別の作業 — 何月に何をするかを月ごとの表にまとめました。地域差は暖地・中間地・寒冷地で書き分けています。
- さつまいもの病害虫・つるぼけ — さつまいもの失敗は薬より設計で防げます。いつ何を警戒し、何を仕込んでおくかを時期順にまとめます。
- さつまいもの収穫と貯蔵 — 掘りたてが甘くないのは正常です。収穫の見極めと、乾燥から熟成までの温度管理をまとめます。
「隼人芋」の種を買う
3 つのお店で探す「さつまいも 隼人芋 種」
この品種を記録すると
アプリで作物に「さつまいも」、品種に「隼人芋」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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