科: ヒルガオ科属: Ipomoea日当たり: 日なた水やり: 多め。乾かさない耐寒性: 弱い(霜で枯れる)
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
9月の空芯菜は「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る
空芯菜を詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
播種・定植日
地温が上がってからまきます。日付を残しましょう。
摘芯した日
草丈25cmで先端を摘むと脇芽が増えます。作業日を残しましょう。
収穫回数
摘むたびに記録すると、1株で何回採れるかが分かります。
収穫までのコツ
空芯菜を育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
受け皿に水をためて育てる
湿地の植物で、土が乾くと葉の伸びが止まります。プランターなら受け皿に常時水を張る腰水にすると、真夏でも勢いが落ちずに伸び続けます。
気温が25度を超えてからまく
発芽適温が高く、5月上旬の低温期にまくと種が腐ります。6月に入って地温が安定してからまけば、1週間ほどで一斉に芽が出そろいます。
切った茎を挿して株を増やす
節から容易に発根するため、収穫した茎を数本水に挿すと1週間で根が出ます。それを植え直せば、苗を買わずに株数を倍にできます。
株間30cmで横に広げる
脇芽が四方に伸びるので、詰めて植えると株の内側が蒸れて葉が落ちます。30cm間隔にすると1株から10本以上の枝が立ち上がります。
9月下旬で収穫を終える
気温が20度を下回ると伸びが鈍り、株が老けて風味も落ちます。彼岸の頃までに最後の収穫を済ませて片づけると、畝を秋作に回せます。
空芯菜の栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
空芯菜の病害虫(3)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
褐斑病
病気一般的な内容
症状 葉に淡褐色〜灰褐色の小斑点ができ、拡大して不整形の病斑となる。病斑が融合すると葉全体が枯れ、株の勢いが急落する。
予防 換気と除湿で葉の濡れ時間を短くし、密植を避ける。被害葉と残さは早めに処分し、連作ほ場では品種と作型を見直す。
対処 初発を見たら病葉を除去し、登録のある殺菌剤を葉裏まで散布する。耐性菌が出やすいので同一系統の連用は避ける。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax avenae subsp. cattleyae、Alternaria alternata、Alternaria dauci ほか57
白さび病
病気一般的な内容
症状 葉裏に乳白色でやや盛り上がった不整形の斑点ができ、表皮が破れて白い粉を出す。葉表は淡黄色に変色し、多発すると株の外観と商品価値が落ちる。
予防 密植と過湿を避け、株間の風通しを保つ。被害葉と残さを処分し、アブラナ科の連続作付けを避ける。
対処 発病葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を葉裏中心に散布し、多湿が続くときは間隔を詰めて防除する。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Albugo candida、Albugo ipomoeae-aquaticae、Albugo ipomoeae-hardwickii ほか5
ネコブセンチュウ
害虫一般的な内容
症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。
予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。
対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5
よくあるトラブル
茎が固い
収穫遅れです。先端の柔らかい部分20cmだけを摘み、こまめに採ります。
生育が悪い
水不足です。水を好むので、乾かさないように。低温期も育ちません。
葉に穴があく
ハスモンヨトウなどです。捕殺で対応します。生育が早いので被害は目立ちにくいです。
品種一覧(8)
Gadenin の作物マスタに登録されている空芯菜の品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ1
か5
その他2
空芯菜の動画ランキング
空芯菜を扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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