GadeninEnglishアプリを入れる
🍎 果樹

アーモンドの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

桃に似た花を早春に咲かせ、秋に種の中の仁を食べます。乾燥した気候を好み、日本の梅雨は苦手。多くの品種で受粉樹が必要ですが、自家結実性の品種もあります。花の美しさから観賞用としても人気です。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

アーモンドの写真

科: バラ科属: Prunus日当たり: 日なた水やり: 地植えは夏の乾燥時のみ。過湿を嫌う耐寒性: 強い(花は霜に弱い)

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

生育収穫

9月のアーモンドは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る

アーモンドの月別の作業を詳しく見る

アーモンドを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

開花日

3月に開花。桃より早いです。日付を残しましょう。

収穫日

8〜9月に殻が割れたら採ります。日付を残しましょう。

乾燥させた日

収穫後に殻ごと乾かします。日付を残しましょう。

アーモンドの苗の植え付けを詳しく見る

収穫までのコツ

アーモンドを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

自家結実性の品種を選ぶ

アーモンドは受粉樹が必要な品種が多く、1本では花が咲いても仁が入りません。庭に1本だけ植えるなら、自家結実性と表示された苗を選びます。

30cm盛り土した場所に植える

地中海性気候の樹で、日本の梅雨の過湿を最も嫌います。南向きの水はけの良い場所に30cmほど土を盛って植えると、根が長雨でも傷みません。

冬に長い枝を3分の1切る

アーモンドは桃と同じで、前年に伸びた新梢に実がつきます。古い枝ばかり残すと結果部位が外へ逃げるので、冬に長い枝を3分の1切り返して更新します。

果皮が割れたら枝を揺する

外側の果肉が乾いて縦に割れ、中の殻が見えたら熟しています。木を揺すって落とし、その日のうちに果肉をはがすと殻の中まで湿りません。

実が太る7月は泥はねを防ぐ

収穫前の長雨で泥がはねると、殻に付いた土から中身が傷みます。7月以降は株元をわらで覆い、鉢植えなら軒下へ移すと歩留まりが上がります。

アーモンドの収穫と乾燥を詳しく見る

アーモンドの栽培をはじめるのに用意するもの

木は植え直しが利きません。植える日にそろえておきたいのは次の 4 つです。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

  • 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
    規格の目安
    バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
    数量の目安
    植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L。

    穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここで手を抜くと何年も伸び悩みます。

  • 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
    規格の目安
    直径 25〜30mm × 長さ 180cm。

    根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では支えきれません。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ バイパス 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm まで。バイパス式。

    木を育てるかぎり毎年使います。切れ味の落ちないものを 1 丁選ぶと、何年も持ちます。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg を冬のうちに。

    木の肥料は年に 1〜2 回で足ります。冬に入れて春に効かせるのが基本です。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。
  • 鉢で育てるなら 180cm の添え木は要りません。鉢に合う短い支柱で足ります。

アーモンドの病害虫(7

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

黒星病

病気一般的な内容

症状 バラでは葉に黒褐色の放射状の病斑ができ、周囲が黄化して落葉する。ナシでは葉や果実、幼果のがく部に黒いすす状の病斑が現れ、果実が変形する。

予防 泥はねと雨滴の跳ね返りを防ぎ、落葉や被害果を必ず片付ける。込み合った枝は剪定して株内の風通しをよくする。

対処 発病した葉・果実は摘み取り、地面の落葉も回収して処分する。感染期にあたる春の降雨前後に登録のある殺菌剤を散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria bataticola、Cercospora corchori、Cladosporium carpophilum ほか10

灰星病

病気一般的な内容

症状 花が褐変して枯れ、果実には褐色の円形病斑ができて急速に拡大する。病斑上に灰白色の粉状のかびが同心円状に密生し、果実は最終的に乾いて硬くなる。

予防 枝に残ったミイラ果と落果を必ず取り除いて処分する。摘果と剪定で果実同士の接触と過湿を避け、袋かけを行う。

対処 腐敗果は見つけ次第収穫前でも取り除く。開花期と成熟前に登録のある殺菌剤を散布し、降雨が続くときは間隔を詰める。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Monilinia fructicola、Monilinia fructigena、Monilinia laxa ほか2

斑点病

病気一般的な内容

症状 下葉から褐色〜灰白色の小さな円形病斑が現れ、中央が灰色になって黒い小粒点を伴う。病斑が増えると葉が黄化して早期に落葉する。

予防 被害残さを畑に残さず処分し、種子伝染を避けるため健全な種子を用いる。泥はねを防ぎ、連作を避けて風通しを確保する。

対処 発病葉は摘除して持ち出す。多雨期には登録のある殺菌剤を予防的に散布し、下葉から順に薬液がかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80

アーモンドの病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(4

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

せん孔病ロゼット病葉ぶくれ病褐さび病

よくあるトラブル

実がつかない

受粉樹がないか、遅霜です。自家結実性の品種を選ぶか、別品種を植えます。

葉が縮れる

縮葉病です。芽が動く前に予防します。

実が腐る

梅雨の湿気です。水はけを良くし、風通しを確保します。

品種一覧(10

Gadenin の作物マスタに登録されているアーモンドの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

その他10

アーモンドの動画ランキング

アーモンドを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。

アーモンドの動画ランキングを見る

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

この記事は広告を含みます。

次に読む

アーモンドについて、続けて読むならこちら。

Gadenin でアーモンドを記録すると

作物名に「アーモンド」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる