科: バラ科属: Prunus日当たり: 日なた水やり: 地植えは夏の乾燥時のみ。過湿を嫌う耐寒性: 強い(花は霜に弱い)
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
9月のアーモンドは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る
アーモンドを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
開花日
3月に開花。桃より早いです。日付を残しましょう。
収穫日
8〜9月に殻が割れたら採ります。日付を残しましょう。
乾燥させた日
収穫後に殻ごと乾かします。日付を残しましょう。
収穫までのコツ
アーモンドを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
自家結実性の品種を選ぶ
アーモンドは受粉樹が必要な品種が多く、1本では花が咲いても仁が入りません。庭に1本だけ植えるなら、自家結実性と表示された苗を選びます。
30cm盛り土した場所に植える
地中海性気候の樹で、日本の梅雨の過湿を最も嫌います。南向きの水はけの良い場所に30cmほど土を盛って植えると、根が長雨でも傷みません。
冬に長い枝を3分の1切る
アーモンドは桃と同じで、前年に伸びた新梢に実がつきます。古い枝ばかり残すと結果部位が外へ逃げるので、冬に長い枝を3分の1切り返して更新します。
果皮が割れたら枝を揺する
外側の果肉が乾いて縦に割れ、中の殻が見えたら熟しています。木を揺すって落とし、その日のうちに果肉をはがすと殻の中まで湿りません。
実が太る7月は泥はねを防ぐ
収穫前の長雨で泥がはねると、殻に付いた土から中身が傷みます。7月以降は株元をわらで覆い、鉢植えなら軒下へ移すと歩留まりが上がります。
アーモンドの栽培をはじめるのに用意するもの
木は植え直しが利きません。植える日にそろえておきたいのは次の 4 つです。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
- 規格の目安
- バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L。
穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここで手を抜くと何年も伸び悩みます。
- 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
- 規格の目安
- 直径 25〜30mm × 長さ 180cm。
根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では支えきれません。
- 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ バイパス 果樹」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜6cm、直径 2cm まで。バイパス式。
木を育てるかぎり毎年使います。切れ味の落ちないものを 1 丁選ぶと、何年も持ちます。
- 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
- 規格の目安
- 油かすと骨粉の配合。5〜10kg 袋。
- 数量の目安
- 成木 1 本に 1〜2kg を冬のうちに。
木の肥料は年に 1〜2 回で足ります。冬に入れて春に効かせるのが基本です。
- 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。
- 鉢で育てるなら 180cm の添え木は要りません。鉢に合う短い支柱で足ります。
アーモンドの病害虫(7)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
黒星病
病気一般的な内容
症状 バラでは葉に黒褐色の放射状の病斑ができ、周囲が黄化して落葉する。ナシでは葉や果実、幼果のがく部に黒いすす状の病斑が現れ、果実が変形する。
予防 泥はねと雨滴の跳ね返りを防ぎ、落葉や被害果を必ず片付ける。込み合った枝は剪定して株内の風通しをよくする。
対処 発病した葉・果実は摘み取り、地面の落葉も回収して処分する。感染期にあたる春の降雨前後に登録のある殺菌剤を散布する。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria bataticola、Cercospora corchori、Cladosporium carpophilum ほか10
灰星病
病気一般的な内容
症状 花が褐変して枯れ、果実には褐色の円形病斑ができて急速に拡大する。病斑上に灰白色の粉状のかびが同心円状に密生し、果実は最終的に乾いて硬くなる。
予防 枝に残ったミイラ果と落果を必ず取り除いて処分する。摘果と剪定で果実同士の接触と過湿を避け、袋かけを行う。
対処 腐敗果は見つけ次第収穫前でも取り除く。開花期と成熟前に登録のある殺菌剤を散布し、降雨が続くときは間隔を詰める。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Monilinia fructicola、Monilinia fructigena、Monilinia laxa ほか2
斑点病
病気一般的な内容
症状 下葉から褐色〜灰白色の小さな円形病斑が現れ、中央が灰色になって黒い小粒点を伴う。病斑が増えると葉が黄化して早期に落葉する。
予防 被害残さを畑に残さず処分し、種子伝染を避けるため健全な種子を用いる。泥はねを防ぎ、連作を避けて風通しを確保する。
対処 発病葉は摘除して持ち出す。多雨期には登録のある殺菌剤を予防的に散布し、下葉から順に薬液がかかるようにする。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80
記録されている病名(4)
農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。
よくあるトラブル
実がつかない
受粉樹がないか、遅霜です。自家結実性の品種を選ぶか、別品種を植えます。
葉が縮れる
縮葉病です。芽が動く前に予防します。
実が腐る
梅雨の湿気です。水はけを良くし、風通しを確保します。
品種一覧(10)
Gadenin の作物マスタに登録されているアーモンドの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
その他10
アーモンドの動画ランキング
アーモンドを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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