科: マメ科属: Phaseolus日当たり: 日なた水やり: 乾いたらたっぷり耐寒性: 弱い(霜で枯れる)
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
9月の花豆は「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る
花豆を詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
播種日
5月にまきます。日付を残しましょう。
開花日と着莢の有無
暑い時期の花は落ちます。開花日と莢がついたかを残すと、地域の適性が分かります。
収穫日
莢が乾いたら採ります。日付を残しましょう。
収穫までのコツ
花豆を育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
支柱は2m以上に組む
つるが3m近くまで伸び、低い支柱ではすぐ頂点に達して絡まります。合掌式で2m以上の高さを確保すると花の位置が分散し、管理も楽です。
株元に敷きわらで地温を下げる
地温が25度を超えると根の働きが鈍り、花が落ちやすくなります。梅雨明け前にわらやもみ殻を厚く敷くと、平地でも株の消耗を抑えられます。
平地では7月に遅まきする
真夏の高温期に開花させても実は止まりません。7月にまいて涼しくなる9月に開花を合わせると、平地でも莢がつく確率が上がります。
夕方に株全体へ水をかける
乾いた高温の空気が続くと花粉の働きが落ちます。日が傾いてから葉の上まで水をかけて温度と湿度を整えると、落花がいくらか減ります。
暖地では塊根を掘って越冬させる
本来は多年草で、根が生き残れば翌年は太い芽が早く伸びます。霜が降りる前に塊根を掘り上げ、乾いた土に埋めて凍らない場所で保管します。
花豆の栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
花豆の病害虫(6)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
萎凋病
病気一般的な内容
症状 日中に下葉から萎れ、朝夕は回復する症状を繰り返しながら次第に枯れ上がる。茎を切ると導管部が褐変しているのが特徴である。
予防 抵抗性品種や接ぎ木苗を使い、連作を避ける。排水を改善し、農具や靴による汚染土の持ち込みを防ぐ。
対処 発病株は根ごと抜き取り、圃場外で処分する。薬剤での治療は困難なので、土壌消毒や輪作など次作の対策に切り替える。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Ceratocystis fimbriata、Fusarium commune、Fusarium commune f. sp. rapae ほか23
白絹病
病気一般的な内容
症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。
予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。
対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii
記録されている病名(4)
農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。
よくあるトラブル
花は咲くが莢がつかない
高温です。25℃以上で落花します。涼しい場所で育てるか、秋の着莢を待ちます。
つるが伸びすぎる
3m以上伸びます。高い支柱を立て、先端を摘みます。
莢に虫が入る
メイガです。収穫後は密閉保存します。
品種一覧(8)
Gadenin の作物マスタに登録されている花豆の品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ1
か1
さ1
た1
は3
ま1
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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