科: ミカン科属: ミカン属
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
実際に育てた記録
運営者がレモンを育てた記録です。2 株・5 件の記録。解説には「目安」しか書けませんが、記録には実際の畑での日付と経過が写真つきで残っています。
レモンを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
植えた日と置き場所
レモンは寒さに弱く、-3℃ を下回ると傷みます。植えた場所と、冬の防寒をしたかを残します。
開花した日
春・夏・秋の 3 回咲きます。どの花から実になったかを残すと、収穫時期が読めます。
摘果した日
実をつけすぎると翌年の花が減ります。何個残したかと翌年の花数を比べます。
収穫した日
グリーンレモンで採るか黄色くなるまで待つか。採った日と味の印象を残します。
収穫までのコツ
レモンを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
夏秋の花は摘んで春の実に絞る
レモンは年に3回ほど花を咲かせますが、遅い花の実は小さいままです。7月以降の蕾を落とすと、春に着いた実へ養分が集まります。
肥料は3月と6月と10月に施す
常緑で一年中働くため、一度に多く与えるより回数で支えます。春は芽出し、初夏は実の肥大、秋は樹の回復と役割を分けて施します。
剪定は3月に混み枝を間引く
内側に伸びた枝や下向きの枝は実をつけず、日陰を作るだけです。3月に付け根から抜くと、外側の充実した枝に花がそろってつきます。
一部は緑のうちに早採りする
グリーンレモンは酸が強く香りが鋭いのが持ち味です。10月に何個か早採りして使い分ければ、収穫期を2か月以上に広げられます。
とげは幼木のうちに切り落とす
レモンの若木は10cm近いとげを出します。硬くなる前に付け根から切っておくと、後の収穫や剪定で腕や実を傷つけずに済みます。
レモンの栽培をはじめるのに用意するもの
木は植え直しが利きません。植える日にそろえておきたいのは次の 4 つです。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
- 規格の目安
- バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L。
穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここで手を抜くと何年も伸び悩みます。
- 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
- 規格の目安
- 直径 25〜30mm × 長さ 180cm。
根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では支えきれません。
- 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ バイパス 果樹」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜6cm、直径 2cm まで。バイパス式。
木を育てるかぎり毎年使います。切れ味の落ちないものを 1 丁選ぶと、何年も持ちます。
- 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
- 規格の目安
- 油かすと骨粉の配合。5〜10kg 袋。
- 数量の目安
- 成木 1 本に 1〜2kg を冬のうちに。
木の肥料は年に 1〜2 回で足ります。冬に入れて春に効かせるのが基本です。
- 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。
- 鉢で育てるなら 180cm の添え木は要りません。鉢に合う短い支柱で足ります。
レモンの道具と資材の選び方
買う前に比べておきたいところを、資材ごとに記事にまとめています。
- ルートプラスポットが鉢栽培に強い3つの理由。空気で根を切り、細い根を増やす — 側面の穴で根の先を止める鉢の仕組み
- 果樹の剪定ばさみの選び方。バイパス式で、全長は手に合わせて180mmか200mm — 冬剪定の前に。バイパス式と全長の選び方
レモンの病害虫(123)
レモンでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
カイガラムシ類
主要害虫
時期 春〜夏(4〜8月)出る場所 枝・葉・果実出やすい条件 風通しが悪く込み合った樹
症状 枝や葉に白・褐色の殻がつき、排泄物ですす病が出て真っ黒になります。果実にもつきます。
予防 剪定で内側に光と風を入れます。込み合った樹ほど発生します。
対処 冬の落葉期(柑橘は常緑ですが休眠期)に歯ブラシでこすり落とすのが確実です。マシン油乳剤も効きます。
枝と果実に固着する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): カイガラムシ上科
カミキリムシ類
主要害虫
時期 初夏〜夏(6〜8月)出る場所 幹・株元出やすい条件 成虫が飛来する時期
症状 株元におがくずが積もり、樹勢が落ちて枝枯れが出ます。
予防 株元を見回り、幹に防虫ネットを巻きます。
対処 穴に針金を差すか薬剤を注入します。放置すると木が枯れます。
地際に食入し枯死させる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): カミキリムシ科
黒点病
主要病気
時期 梅雨〜夏(6〜8月)出る場所 果実・葉出やすい条件 雨が続くとき。枯れ枝が残っているとき
症状 果実の表面に黒い小さな点が多数でき、砂をまいたように見えます。見た目だけで中身は食べられます。
予防 枯れ枝が胞子源になります。冬の剪定で枯れ枝を必ず取り除くのが最大の予防です。
対処 出た果実は食べられます。翌年に向けて枯れ枝を片付け、雨の多い時期の予防散布を検討します。
梅雨期の降雨量に比例して多発する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aspergillus niger、Diaporthe citri、Diaporthe phaseolorum var. sojae ほか8
すす病
主要病気
時期 通年(特に夏)出る場所 葉・枝・果実出やすい条件 カイガラムシ・アブラムシが多いとき
症状 葉や果実の表面が黒いすすで覆われます。手で拭くと取れます。
予防 原因はカビそのものではなく、虫の排泄物です。カイガラムシとアブラムシを減らすのが唯一の予防です。
対処 虫を退治すれば新しい葉には出ません。黒くなった葉は拭くか、そのままでも光合成が落ちるだけです。
カイガラムシの発生に伴って多発
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aithaloderma clavatisporum、Apiosporium mali、Appendiculella calostroma ほか38
ミカンハモグリガ(エカキムシ)
主要害虫
時期 夏〜秋(6〜10月)出る場所 新葉(夏秋梢)出やすい条件 四季咲き性で新芽が伸び続ける株。強剪定のあと
症状 新葉に銀色の曲線が走って葉が縮れます。レモンは新芽が出続けるので、他の柑橘より被害期間が長くなります。
予防 伸びすぎる枝を秋に切らないこと。切ると新芽が動いて餌を作ります。幼木は防虫ネットで覆うと確実です。
対処 被害葉は取らずに残します。トゲの傷と食害痕の両方からかいよう病が入るため、雨風の後は枝の傷を確認します。
レモンは新芽が出続けるぶん、被害が長引きます。夏以降の施肥を止めるのが効きます。
コナカイガラムシ類
よくある害虫
時期 春〜秋(4〜10月)出る場所 枝の分かれ目・葉の付け根出やすい条件 込み合った樹。乾燥
症状 白い綿のような虫が枝の分かれ目に集まります。すす病を伴います。
予防 剪定で風を通し、枝の分かれ目を見回ります。
対処 歯ブラシやヘラでこすり落とします。綿に覆われて薬が効きにくいので物理的に落とすのが確実です。
枝葉に白い塊が付く
病原・原因(この病名で報告のあるもの): コナカイガラムシ科
鉄欠乏
よくある生理障害
時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所 新葉出やすい条件 アルカリ土壌。根の傷み
症状 新葉が葉脈を残して黄色くなります。古い葉は緑のままです。
予防 柑橘は弱酸性を好みます。石灰の入れすぎに注意し、水はけを良くして根を健全に保ちます。
対処 鉄剤の葉面散布で応急処置。根本は用土と水はけの改善です。
新梢の葉が黄化する
ハマキムシ類
よくある害虫
時期 春〜夏(4〜8月)出る場所 新芽・葉出やすい条件 新梢が伸びる時期
症状 新芽の葉が巻かれ、中に幼虫がいます。
予防 新梢を見回り、巻かれた葉を取ります。
対処 巻いた葉ごと処分します。
新梢の葉が巻かれる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハマキガ科
ほかに報告のある病害虫(115)
レモンで発生の報告がある病害虫です。病害虫辞典に説明があるものは、名前から症状・予防・対処を開けます。
よくあるトラブル
葉が食べられて枝だけになる
アゲハの幼虫です。柑橘は必ず狙われます。若木のうちは見回って取り除きます。
葉に白い曲がった線が入る
ミカンハモグリガです。新芽が伸びる時期に出ます。被害葉を取り除き、樹勢を保ちます。
冬に葉が落ちる
寒害です。鉢植えなら軒下や室内へ、地植えなら幹に不織布を巻いて防寒します。
品種一覧(127)
Gadenin の作物マスタに登録されているレモンの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ6
か3
さ3
た1
な2
は10
ま6
ら3
わ1
その他92
レモンの動画ランキング
レモンを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
この記事は広告を含みます。