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🥕 野菜・果菜

ニラの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

一度植えると数年間、年に数回刈り取って収穫できる多年草です。刈るたびに追肥をすると、太い葉が長く採れます。株が込み合ってきたら株分けして更新すると、細くなるのを防げます。

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ニラの写真

日当たり: 日なた〜半日陰水やり: 乾いたらたっぷり耐寒性: 強い(冬は地上部が枯れる)

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗収穫

9月のニラは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る

ニラの月別の作業を詳しく見る

ニラを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

植え付け・株分けの日

3〜4年で株が込み合い葉が細くなります。植え付け日を残すと、更新の時期が分かります。

刈り取り日と追肥

刈るたびに追肥がセットです。日付を並べると、年に何回採れたかと、葉の太さの変化が見えます。

花茎が伸びた日

夏に花茎が上がると葉が固くなります。早めに摘む日を残すと、翌年の対策が立ちます。

ニラの種まきと株づくりを詳しく見る

収穫までのコツ

ニラを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

1年目は刈らずに育てる

植えた年に収穫すると株が太りません。初年度は葉を伸ばしたままにして根を充実させ、翌春から刈り取りを始めます。

刈り取りは地際3cmを残す

深く切ると再生が遅れ、高い位置で切ると古い葉が残ります。地際から2〜3cmで揃えると、20日ほどで次が伸び揃います。

収穫は年3〜4回にとどめる

刈るたびに株の蓄えが減っていきます。年3回程度で止め、秋以降は伸ばしたままにして越冬の力を残しておきます。

冬は枯れ葉を刈って堆肥を置く

霜で枯れた葉を残すと蒸れて傷みの元になります。地際で刈り取り堆肥を敷いておくと、春の芽出しが早く揃います。

一部の株は花ニラとして残す

咲く直前の柔らかい花茎は炒め物になります。刈る株と伸ばす株を分けておけば、葉と花茎の両方を無駄なく味わえます。

ニラの刈り取り方を詳しく見る

ニラの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

ニラの病害虫(23

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

ネギコガ

よくある害虫一般的な内容

症状 葉の表面に白いかすり状の食痕と小さな穴が並び、葉を裂くと内部に幼虫がいる。被害葉は折れやすくなり枯れ上がる。

予防 定植時から防虫ネットで覆い、成虫の産卵を防ぐ。収穫後の残株やネギ類の放置株を片付けて発生源を断つ。

対処 被害葉は切り取って処分し、幼虫を持ち越さない。多発時は葉内へ浸透する薬剤を若齢期に散布する。

葉に白い食痕が出る

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギコガ

さび病

病気一般的な内容

症状 葉の表裏に小さな橙黄色〜赤褐色の隆起した斑点ができ、破れて粉状の胞子を飛散する。多発すると葉が黄化して早期に枯れ上がる。

予防 密植を避けて風通しを確保し、窒素過多にしない。被害葉は残さず処分し、越冬源となる残株やロゼット葉を片付ける。

対処 初期の被害葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を散布し、まん延前に抑えるのが有効である。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90

白絹病

病気一般的な内容

症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。

予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。

対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii

軟腐病

病気一般的な内容

症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。

予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

べと病

病気一般的な内容

症状 葉表に淡黄色〜黄褐色の角形病斑ができ、葉裏の同じ位置に灰紫色のかびを生じる。病斑が融合して葉が枯れ上がり、株全体が早期に衰える。

予防 密植を避け、株元の泥はねをマルチで防ぐ。夕方の灌水を控えて葉を長時間濡らさず、連作は避ける。

対処 発病葉は早期に除去し圃場外へ処分する。多湿が続く時期は予防的に登録のある殺菌剤を散布し、葉裏にかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30

ニラの病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(17

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

えそ条斑病乾腐病条斑細菌病株腐細菌病植物寄生性線虫潜在感染白斑症白斑葉枯病白色疫病白色葉腐病紅色根腐病腐敗病萎縮病葉枯病葉腐病褐色葉枯病黒腐菌核病

よくあるトラブル

葉が細くなってきた

株の込み合いか肥料切れです。刈り取り後に追肥し、3〜4年ごとに株分けして植え直します。

葉先が枯れる・さび色の斑点

さび病です。梅雨や秋の多湿で出ます。発病葉を地際で刈り取り、風通しを良くして再生させます。

夏に葉が固くなる

花茎が上がる時期です。つぼみは早めに摘み取り、株の力を葉に回します。花茎は食用にもなります。

品種一覧(21

Gadenin の作物マスタに登録されているニラの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

2

1

1

3

1

その他13

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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作物名に「ニラ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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