科: ヒガンバナ科属: Allium日当たり: 日なた水やり: 少なめ。春先の乾燥時だけ補う耐寒性: 強い
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
にんにくを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
よくある悩み・今の作業
にんにくで実際に起きる悩みと、時期ごとの作業を 1 つずつ解決する記事です。
記録しておきたいタイミング
植え付け日と品種
寒地系か暖地系かで植え付け適期と収穫期が変わります。品種と日付を残しましょう。
追肥の日
2月と3月の追肥が玉の大きさを決めます。追肥日を残すと、遅れがすぐ分かります。
花茎を摘んだ日・収穫日
5月に伸びる花茎を摘むと玉が太ります。摘んだ日と、葉が黄変してからの収穫日を残しましょう。
収穫までのコツ
にんにくを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
外側の大きな鱗片を選んで植える
種球は外側の大きな片ほど養分を持ち、大玉に育ちます。中心の小さな片は玉が小さく仕上がるので、料理に回すのが得策です。
9月下旬から10月に植え付ける
早すぎると年内に育ちすぎて冬に傷み、遅いと根の張りが足りません。彼岸過ぎから10月中旬が、寒地暖地とも扱いやすい時期です。
芽が2本出たら細い方を抜く
1片から複数の芽が出ると養分が分かれて小玉になります。土を押さえながら細い芽を引き抜くと、残した芽へ力が集まります。
下葉が3割枯れた晴天日に掘る
全部枯れるまで待つと外皮が割れ、早すぎると乾きが悪くなります。5〜6月、下葉から3割ほど黄変した頃が抜き取りの合図です。
黒マルチを張って春の草を抑える
栽培期間が8か月と長く、春の雑草に負けやすい作物です。穴あきマルチに植えると除草の手間が減り、地温が保たれて生育が早まります。
にんにくの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
にんにくの病害虫(20)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
ネギアザミウマ
よくある害虫一般的な内容
症状 葉の表面に白いかすり状の細かい斑点が縦に並び、進むと葉全体が白っぽく変色する。生育が止まり、収量と品質が落ちる。
予防 葉の付け根に潜むため、乾燥期は潅水と圃場周辺の除草を徹底する。銀色マルチと防虫ネットで飛来を減らす。
対処 葉の隙間に薬液が届くよう展着剤を併用して散布する。抵抗性がつきやすいので系統の異なる剤を交互に使う。
春先から発生する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギアザミウマ
さび病
病気一般的な内容
症状 葉の表裏に小さな橙黄色〜赤褐色の隆起した斑点ができ、破れて粉状の胞子を飛散する。多発すると葉が黄化して早期に枯れ上がる。
予防 密植を避けて風通しを確保し、窒素過多にしない。被害葉は残さず処分し、越冬源となる残株やロゼット葉を片付ける。
対処 初期の被害葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を散布し、まん延前に抑えるのが有効である。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90
白絹病
病気一般的な内容
症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。
予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。
対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii
軟腐病
病気一般的な内容
症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。
予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。
対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11
記録されている病名(16)
農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。
よくあるトラブル
玉が小さい・分球しない
植え付けが遅れたか、追肥不足、暖地で寒地系品種を使ったのが原因です。適した品種を9〜10月に植え、春に追肥します。
葉にさび色の斑点
さび病です。春先の多湿で広がります。発病葉を取り除き、密植を避けます。収穫は早めに。
保存中にカビる・腐る
乾燥が足りません。収穫後は根と茎を切り、風通しの良い日陰で2〜3週間しっかり乾かします。
品種一覧(20)
Gadenin の作物マスタに登録されているにんにくの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ3
か1
さ4
な1
は5
ま1
や1
その他4
にんにくの動画ランキング
にんにくを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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