科: マメ科属: ダイズ属
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
エダマメを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
開花した日
開花後 30〜40 日が収穫の目安。この日を押さえておくと採り遅れません。
土寄せした日
倒伏防止と発根促進のために本葉 3〜4 枚の頃に土を寄せます。やった年とやらなかった年の差が出ます。
収穫した日
さやを押して豆が飛び出すくらいが適期。株ごと抜いた日と、実の入り具合を残します。
収穫までのコツ
エダマメを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
株間は25cmで2本立てにする
密植すると下の節に莢が付きません。25cm間隔で2本立てにすると根粒がよく働き、1株あたりの莢数と粒の入りがそろいます。
本葉5枚で摘んで実を増やす
摘芯すると枝が横に張り、莢の付く節が増えます。草丈が抑えられて倒れにくくなるので、プランター栽培でも扱いやすくなります。
莢が太る3週間は灌水を続ける
開花から3週間の乾燥は、莢は付いても豆が入らない直接の原因です。この時期だけは畑でも2〜3日おきに株元へたっぷり与えます。
莢を押して弾力で見極める
粒が9割方入り、押すと豆が飛び出しそうな弾力になった頃が適期です。株ごと抜かず、太った莢から順に手で摘み取ります。
早生と中生を蒔き分ける
早生は播種から80日前後、中生は100日前後で穫れます。2品種を同時に蒔けば収穫の山が分かれ、短い適期を逃しにくくなります。
エダマメの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
エダマメの病害虫(66)
エダマメでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
カメムシ類
主要害虫
時期 開花〜莢の肥大期(7〜9月)出る場所 莢出やすい条件 周囲にイネ科の雑草が多いとき
症状 莢の中の豆が吸われて、粒が入らないか、変形して小さくなります。莢は付いているのに中身が空です。
予防 開花期から莢の肥大期に防虫ネットで覆うのが最も確実です。周囲の草刈りで発生源を減らします。
対処 朝の涼しい時間に捕殺します。莢がふくらむ時期の 2〜3 週間が勝負です。
莢が実らず不稔になる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): カメムシ科
タネバエ
主要害虫
時期 播種直後(4〜5月)出る場所 種子・根出やすい条件 未熟な堆肥を入れた直後の畑
症状 まいた種が発芽せず、掘ると種が腐って小さなウジがいます。
予防 未熟な堆肥を播種直前に入れないこと。ポットで育苗して植えると避けられます。
対処 まき直します。ポット育苗に切り替えるのが確実です。
播種直後の種子が食害される
病原・原因(この病名で報告のあるもの): タネバエ
ハスモンヨトウ
主要害虫
時期 夏〜秋(8〜9月)出る場所 葉出やすい条件 秋口の高温
症状 若齢幼虫が葉裏に群生し、葉が白くかすれます。
予防 かすれた葉を見つけたら葉ごと取ります。
対処 若齢のうちに葉ごと処分します。
夏から秋に葉と莢を食害する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハスモンヨトウ
さび病
よくある病気
時期 夏〜秋(7〜9月)出る場所 葉出やすい条件 多湿。密植
症状 葉裏に橙褐色の小さな盛り上がった斑点ができ、進むと葉が枯れ落ちます。
予防 株間を確保して風を通します。
対処 発病葉を取り除きます。莢の肥大期に葉を失うと収量に響きます。
秋の高温年に多い
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90
白絹病
よくある病気
時期 盛夏(7〜8月)出る場所 地際の茎出やすい条件 高温多湿。未熟な有機物
症状 地際に白い絹糸状の菌糸と茶色い粒ができ、株が枯れます。
予防 未熟な有機物をすき込まないこと。高畝にします。
対処 発病株を土ごと取り除きます。
梅雨明け後に株が急に枯れる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii
斑点病
よくある病気
時期 梅雨〜夏(6〜8月)出る場所 葉出やすい条件 多湿
症状 葉に褐色の斑点ができ、融合して枯れます。
予防 密植を避け、連作を避けます。
対処 発病葉を取り除きます。
生育中後期の下葉から発生
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80
ほかに報告のある病害虫(60)
エダマメで発生の報告がある病害虫です。病害虫辞典に説明があるものは、名前から症状・予防・対処を開けます。
よくあるトラブル
さやが実らない・中身が入らない
開花期の水切れが最大の原因です。花が咲いたらたっぷり水をやります。カメムシの吸汁でも実が入りません。
さやに黒い斑点、豆がスカスカ
カメムシの被害です。開花期から防虫ネットをかけるのが確実。見つけたら朝の動きが鈍い時間に捕まえます。
葉ばかり茂ってさやが少ない
窒素過多です。マメ科は根粒菌が窒素を作るので、元肥の窒素は控えめにします。
発芽しない・鳥に食べられた
播種直後の種は鳥の好物です。不織布のべたがけか、ポットで育ててから定植します。
品種一覧(30)
Gadenin の作物マスタに登録されているエダマメの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ3
か2
た3
な2
は5
や1
わ1
その他13
エダマメの動画ランキング
エダマメを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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