科: ヒガンバナ科属: ネギ属
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
ネギを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
植え付けた日と溝の深さ
長ネギは溝に立てて植え、生育に合わせて土を寄せます。最初の溝の深さを残すと、翌年の作業量が読めます。
土寄せの回数と日
軟白部の長さは土寄せの回数で決まります。何回・いつ寄せたかを残すと、仕上がりとの関係が分かります。
追肥の日
土寄せとセットで追肥するのが効率的。組み合わせた日を残しておきます。
収穫した日
必要なぶんだけ抜けるので、いつからいつまで採り続けられたかを残すと植える本数が決まります。
収穫までのコツ
ネギを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
苗は溝の壁に立てかける
底に押し込まず、片側の壁に沿わせて根に軽く土をかけます。埋めすぎると生長点が土に隠れ、伸びが止まってしまいます。
植え溝にわらを敷いておく
根は空気を好みます。株元にわらや刈草を入れると通気が保たれ、根がよく張って夏の過湿にも耐えられるようになります。
土は葉の分かれ目までにする
分けつする部分を埋めると生長が止まります。葉がV字に分かれる位置より下までにとどめれば、白根だけが安全に伸びます。
真夏の土寄せは軽くとどめる
気温の高い時期に厚く土をかけると株元が蒸れます。夏はごく少量にして、涼しくなってから本格的に寄せていきます。
使う分だけ掘って畑に残す
一度に抜くと日持ちしません。必要な分だけ掘り、残りは畑に立てたままにしておくと、鮮度も甘みも保たれます。
ネギの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
ネギの病害虫(43)
ネギでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
さび病
主要病気
時期 春・秋(4〜6月、9〜11月)出る場所 葉出やすい条件 低温多湿。肥料切れ
症状 葉の表面に橙色の小さな盛り上がった斑点ができ、触ると粉がつきます。ひどいと葉全体が橙色になります。
予防 肥料切れの株に出やすいので、追肥を切らさないこと。密植を避け、水はけを良くします。
対処 発病葉を刈り取ると新しい葉が出ます。ネギは再生するので、思い切って刈るのが早い対処です。
春と秋の冷涼多湿期に多発
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90
ネギアザミウマ
主要害虫
時期 春〜夏(4〜8月)出る場所 葉出やすい条件 高温乾燥
症状 葉に白いかすり傷が縦に走ります。乾燥が続くと急増します。
予防 周囲の除草と、乾燥時の潅水。青色粘着トラップで早期に気づけます。
対処 葉の付け根に潜るので、薬は展着剤と併用します。初期の対応が要です。
夏に葉が白くかすれる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギアザミウマ
ネギコガ
主要害虫
時期 春〜秋(4〜10月)出る場所 葉(内側)出やすい条件 気温が上がる時期
症状 葉の内側を食べるので白い筋や窓ができ、進むと葉が折れます。
予防 防虫ネットで産卵を防ぎます。
対処 葉ごと取るか捕殺します。ネギは再生するので刈り戻しも有効です。
葉の内部が食害される
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギコガ
ネギ萎縮病
よくある病気
時期 春(4〜6月)出る場所 葉出やすい条件 アブラムシの飛来
症状 葉に黄色い条斑が出て、株が萎縮します。
予防 アブラムシを防ぎます。
対処 治せません。抜いて処分します。
分けつ更新で持ち越される
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、タマネギ萎縮ウイルス (OYDV)
ほかに報告のある病害虫(39)
ネギで発生の報告がある病害虫です。病害虫辞典に説明があるものは、名前から症状・予防・対処を開けます。
よくあるトラブル
葉に白いかすり傷や小さな穴
ネギアザミウマかネギコガです。葉の内側に隠れるので薬剤が届きにくく、早期発見が大事です。
軟白部が短い
土寄せの回数と量が足りません。1 か月おきに、葉の分かれ目を埋めない高さまで寄せます。
根元が腐る
土寄せしすぎて葉の分かれ目まで埋めたか、水はけが悪い場所です。高畝にして排水を確保します。
細いまま太らない
肥料切れか植え付けが浅すぎます。土寄せのたびに追肥を入れます。
品種一覧(44)
Gadenin の作物マスタに登録されているネギの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ6
か8
さ6
た1
な4
は3
ま2
ら1
その他13
ネギの動画ランキング
ネギを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
この記事は広告を含みます。