科: ヒガンバナ科属: ネギ属日当たり: 日なたを好む。日当たりと風通しのよい場所で育てる水やり: 植え付け直後はたっぷり与える。その後は土が乾いたら水やりし、過湿を避ける耐寒性: 強い。冬の低温には比較的強いが、霜柱による苗の浮き上がりに注意
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
実際に育てた記録
運営者が玉ねぎを育てた記録です。1 株・8 件の記録。解説には「目安」しか書けませんが、記録には実際の畑での日付と経過が写真つきで残っています。
玉ねぎを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
よくある悩み・今の作業
玉ねぎで実際に起きる悩みと、時期ごとの作業を 1 つずつ解決する記事です。
記録しておきたいタイミング
苗を植えた日と苗の太さ
太すぎる苗は春にとう立ちします。植えた日と、鉛筆より細いか太いかを残すと翌年の苗選びが変わります。
追肥した日 (止め肥)
3 月上旬までに追肥を終えるのが基本。それ以降の追肥は貯蔵性を落とします。最後に肥料をやった日を残します。
倒伏した日
葉が自然に倒れたら球が太り切ったサイン。倒伏から 1 週間ほどで収穫します。
収穫と吊るした日
晴天の日に抜き、数日干してから吊るします。保存がいつまでもったかを残すと、翌年の品種選びに使えます。
収穫までのコツ
玉ねぎを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
植え付けは浅植えにする
深く埋めると球が土中で縦長になり、浅すぎると霜で浮きます。白い部分が2〜3cm入る程度に植え、株元を軽く押さえます。
株間は12cmで揃える
詰めれば小球、あければ大球になります。穴あきマルチで12〜15cmに揃えると、太り方も収穫の時期もそろいます。
黒マルチを張って越冬させる
地温が上がって根張りが進み、春の立ち上がりが早まります。雑草も抑えられるので、冬の管理がほとんど要らなくなります。
霜で浮いた株は押さえ直す
凍結と融解を繰り返すと根が持ち上がり、活着が切れて生育が遅れます。1〜2月に見回り、指で押さえて土を寄せます。
収穫後は根と葉を切りそろえる
根は際で切り、葉は首から5cmほど残します。長く残すと乾きが遅く、短すぎると首が開いて水が入りやすくなります。
玉ねぎの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
玉ねぎの病害虫(42)
玉ねぎでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
ネギアザミウマ
主要害虫Tt
時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所 葉出やすい条件 高温乾燥
症状 葉に白いかすり状の傷が縦に走ります。ひどいと葉全体が白っぽくなり、玉の肥大が止まります。
予防 周囲の雑草を刈り、青色粘着トラップで発生を早く知ります。乾燥が続くと急増します。
対処 葉の隙間に潜るので薬がかかりにくく、初期の対応が要です。乾燥時の潅水も数を減らします。
葉鞘の間に潜む
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギアザミウマ
アザミウマ類
よくある害虫
時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所 葉出やすい条件 高温乾燥
症状 葉に白いかすり傷が広がり、生育が鈍ります。
予防 周囲の除草と、乾燥させすぎない管理。
対処 初期に叩くこと。葉の付け根に潜るので、薬は展着剤と併用します。
葉にかすり状の白斑が出る
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アザミウマ科
タネバエ
よくある害虫
時期 植え付け直後(11月)・春(3〜4月)出る場所 根・球の基部出やすい条件 未熟な有機物を入れた畑
症状 植えた苗が育たず、抜くと基部が腐って小さなウジがいます。悪臭がします。
予防 未熟な堆肥・鶏ふんを植え付け直前に入れないこと。成虫はその臭いに誘われて産卵します。
対処 被害株は抜いて処分します。翌年は元肥を早めに入れて分解させてから植えます。
苗の地際が腐る
病原・原因(この病名で報告のあるもの): タネバエ
抽苔 (とう立ち)
よくある生理障害
時期 春(3〜4月)出る場所 株の中心出やすい条件 大きすぎる苗で越冬したとき
症状 玉が太る前に中心から花茎が伸びます。とう立ちした玉は固い芯が残り、保存もききません。
予防 苗の太さが鉛筆の芯〜小指程度で越冬させるのが目安です。大きい苗ほどとう立ちします。植え付けを早めすぎないこと。
対処 花茎は早めに摘めば玉は食べられますが、保存はききません。早めに使い切ります。
大苗の定植で発生する
軟腐病
よくある病気
時期 収穫期・貯蔵中(5〜8月)出る場所 球出やすい条件 収穫時の傷。乾燥不足
症状 球が水浸み状に軟らかく腐り、強い悪臭がします。貯蔵中に広がります。
予防 晴天が続いたときに収穫し、しっかり乾かしてから貯蔵します。傷をつけないこと。
対処 腐った球は早く取り除きます。1 個から周りへ広がるので、貯蔵中も定期的に確認します。
貯蔵中の腐敗原因になる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11
ネギ萎縮病
よくある病気
時期 春(3〜5月)出る場所 葉出やすい条件 アブラムシの飛来
症状 葉に黄色い条斑(縦の筋)が出て、株が縮れて小さくなります。
予防 媒介するアブラムシを防ぎます。シルバーマルチが効きます。
対処 治せません。発病株は抜いて処分し、アブラムシ対策を続けます。
球の肥大が悪くなる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、タマネギ萎縮ウイルス (OYDV)
ネギコガ
よくある害虫
時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所 葉(内側)出やすい条件 気温が上がる時期
症状 葉の内側を食べるので、外から見ると白い筋や透けた窓ができます。
予防 防虫ネットで成虫の産卵を防ぎます。
対処 葉の中に潜るので、見つけたら葉ごと取ります。被害が少なければ生育への影響は限定的です。
春の生育期に発生する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギコガ
べと病
よくある病気Pd
時期 春(3〜5月)出る場所 葉出やすい条件 低温多湿。前年に発生した畑
症状 葉に淡黄色のぼやけた斑ができ、湿ると灰紫色のカビが生えます。株全体が青白くなり、玉が太らなくなります。
予防 前年の残渣を畑に残さないこと。密植を避け、水はけを良くします。秋の苗の段階で感染していることが多いので、健全な苗を選びます。
対処 広がりが速いので発病葉を早めに取り、周囲に予防散布します。3 月に出ると玉のサイズに直結します。
春先の曇雨天が続くと多発
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30
ほかに報告のある病害虫(34)
玉ねぎで発生の報告がある病害虫です。病害虫辞典に説明があるものは、名前から症状・予防・対処を開けます。
よくあるトラブル
春に花が咲く (とう立ち)
苗が太すぎたか、植え付けが早すぎました。とう立ちすると球が太りません。植える苗は鉛筆より細いものを選びます。
球が太らない
植え付けが遅い、追肥不足、雑草に負けた、のいずれか。冬の間の草取りが効きます。
葉に白いかすり状の斑点
ネギアザミウマです。乾燥した年に増えます。株間を空け、多発するなら薬剤を検討します。
保存中に腐る
追肥が遅すぎたか、雨の日に収穫しました。晴天が続いた日に抜き、しっかり乾かしてから吊るします。
品種一覧(42)
Gadenin の作物マスタに登録されている玉ねぎの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ4
さ4
た1
な1
は1
ま1
その他30
玉ねぎの動画ランキング
玉ねぎを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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