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🥕 野菜・果菜

玉ねぎ(タマネギ)の育て方|栽培方法と収穫までのコツ

定植サイズととう立ちの関係が要点。苗の大きさを記録しておきましょう。

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畑で栽培されている玉ねぎ

科: ヒガンバナ科属: ネギ属日当たり: 日なたを好む。日当たりと風通しのよい場所で育てる水やり: 植え付け直後はたっぷり与える。その後は土が乾いたら水やりし、過湿を避ける耐寒性: 強い。冬の低温には比較的強いが、霜柱による苗の浮き上がりに注意

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗収穫

9月の玉ねぎは「播種・育苗」の時期です。 9月の畑仕事を見る

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実際に育てた記録

運営者が玉ねぎを育てた記録です。1 株・4 件の記録。解説には「目安」しか書けませんが、記録には実際の畑での日付と経過が写真つきで残っています。

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玉ねぎを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

よくある悩み・今の作業

玉ねぎで実際に起きる悩みと、時期ごとの作業を 1 つずつ解決する記事です。

玉ねぎの悩みと作業をすべて見る

記録しておきたいタイミング

苗を植えた日と苗の太さ

太すぎる苗は春にとう立ちします。植えた日と、鉛筆より細いか太いかを残すと翌年の苗選びが変わります。

追肥した日 (止め肥)

3 月上旬までに追肥を終えるのが基本。それ以降の追肥は貯蔵性を落とします。最後に肥料をやった日を残します。

倒伏した日

葉が自然に倒れたら球が太り切ったサイン。倒伏から 1 週間ほどで収穫します。

収穫と吊るした日

晴天の日に抜き、数日干してから吊るします。保存がいつまでもったかを残すと、翌年の品種選びに使えます。

玉ねぎの種まき・育苗を詳しく見る

収穫までのコツ

玉ねぎを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

植え付けは浅植えにする

深く埋めると球が土中で縦長になり、浅すぎると霜で浮きます。白い部分が2〜3cm入る程度に植え、株元を軽く押さえます。

株間は12cmで揃える

詰めれば小球、あければ大球になります。穴あきマルチで12〜15cmに揃えると、太り方も収穫の時期もそろいます。

黒マルチを張って越冬させる

地温が上がって根張りが進み、春の立ち上がりが早まります。雑草も抑えられるので、冬の管理がほとんど要らなくなります。

霜で浮いた株は押さえ直す

凍結と融解を繰り返すと根が持ち上がり、活着が切れて生育が遅れます。1〜2月に見回り、指で押さえて土を寄せます。

収穫後は根と葉を切りそろえる

根は際で切り、葉は首から5cmほど残します。長く残すと乾きが遅く、短すぎると首が開いて水が入りやすくなります。

玉ねぎの収穫と保存を詳しく見る

玉ねぎの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

玉ねぎの病害虫(42

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

ネギアザミウマ

主要害虫Tt

時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所出やすい条件 高温乾燥

症状 葉に白いかすり状の傷が縦に走ります。ひどいと葉全体が白っぽくなり、玉の肥大が止まります。

予防 周囲の雑草を刈り、青色粘着トラップで発生を早く知ります。乾燥が続くと急増します。

対処 葉の隙間に潜るので薬がかかりにくく、初期の対応が要です。乾燥時の潅水も数を減らします。

葉鞘の間に潜む

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギアザミウマ

アザミウマ類

よくある害虫

時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所出やすい条件 高温乾燥

症状 葉に白いかすり傷が広がり、生育が鈍ります。

予防 周囲の除草と、乾燥させすぎない管理。

対処 初期に叩くこと。葉の付け根に潜るので、薬は展着剤と併用します。

葉にかすり状の白斑が出る

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アザミウマ科

タネバエ

よくある害虫

時期 植え付け直後(11月)・春(3〜4月)出る場所 根・球の基部出やすい条件 未熟な有機物を入れた畑

症状 植えた苗が育たず、抜くと基部が腐って小さなウジがいます。悪臭がします。

予防 未熟な堆肥・鶏ふんを植え付け直前に入れないこと。成虫はその臭いに誘われて産卵します。

対処 被害株は抜いて処分します。翌年は元肥を早めに入れて分解させてから植えます。

苗の地際が腐る

病原・原因(この病名で報告のあるもの): タネバエ

抽苔 (とう立ち)

よくある生理障害

時期 春(3〜4月)出る場所 株の中心出やすい条件 大きすぎる苗で越冬したとき

症状 玉が太る前に中心から花茎が伸びます。とう立ちした玉は固い芯が残り、保存もききません。

予防 苗の太さが鉛筆の芯〜小指程度で越冬させるのが目安です。大きい苗ほどとう立ちします。植え付けを早めすぎないこと。

対処 花茎は早めに摘めば玉は食べられますが、保存はききません。早めに使い切ります。

大苗の定植で発生する

軟腐病

よくある病気

時期 収穫期・貯蔵中(5〜8月)出る場所出やすい条件 収穫時の傷。乾燥不足

症状 球が水浸み状に軟らかく腐り、強い悪臭がします。貯蔵中に広がります。

予防 晴天が続いたときに収穫し、しっかり乾かしてから貯蔵します。傷をつけないこと。

対処 腐った球は早く取り除きます。1 個から周りへ広がるので、貯蔵中も定期的に確認します。

貯蔵中の腐敗原因になる

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

ネギ萎縮病

よくある病気

時期 春(3〜5月)出る場所出やすい条件 アブラムシの飛来

症状 葉に黄色い条斑(縦の筋)が出て、株が縮れて小さくなります。

予防 媒介するアブラムシを防ぎます。シルバーマルチが効きます。

対処 治せません。発病株は抜いて処分し、アブラムシ対策を続けます。

球の肥大が悪くなる

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、タマネギ萎縮ウイルス (OYDV)

ネギコガ

よくある害虫

時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所 葉(内側)出やすい条件 気温が上がる時期

症状 葉の内側を食べるので、外から見ると白い筋や透けた窓ができます。

予防 防虫ネットで成虫の産卵を防ぎます。

対処 葉の中に潜るので、見つけたら葉ごと取ります。被害が少なければ生育への影響は限定的です。

春の生育期に発生する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギコガ

べと病

よくある病気Pd

時期 春(3〜5月)出る場所出やすい条件 低温多湿。前年に発生した畑

症状 葉に淡黄色のぼやけた斑ができ、湿ると灰紫色のカビが生えます。株全体が青白くなり、玉が太らなくなります。

予防 前年の残渣を畑に残さないこと。密植を避け、水はけを良くします。秋の苗の段階で感染していることが多いので、健全な苗を選びます。

対処 広がりが速いので発病葉を早めに取り、周囲に予防散布します。3 月に出ると玉のサイズに直結します。

春先の曇雨天が続くと多発

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30

萎黄病

病気一般的な内容

症状 下葉から黄化し、葉柄がねじれて株が片側に傾く。導管が褐変し、生育が止まって結球しないまま枯れることがある。

予防 抵抗性品種を選び、アブラナ科・イチゴの連作を避ける。無病苗を使い、汚染土壌を農具や靴で持ち込まない。

対処 発病株は根ごと抜き取って処分する。治療は困難なので、輪作や太陽熱消毒で次作の菌密度を下げることを優先する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Candidatus、Fusarium oxysporum、Fusarium oxysporum f. sp. apii ほか8

疫病

病気一般的な内容Pn

症状 葉に暗緑色の水浸状病斑ができ、急速に拡大して褐色に枯れる。葉裏や病斑周縁に白いかびを生じ、茎や果実にも黒褐色の病斑が広がる。

予防 健全な種いも・苗を使い、排水と通風を確保する。雨よけ栽培や敷きわらで泥はねを防ぎ、ナス科の連作を避ける。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外で処分する。降雨前に登録のある殺菌剤を予防散布するのが基本で、発生後の回復は難しい。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Phytophthora asparagi、Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivora ほか26

かいよう病

病気一般的な内容

症状 葉縁が枯れ上がり、茎を裂くと導管が褐変している。果実や枝にかさぶた状・鳥目状の病斑ができる。

予防 消毒済みの種子と健全苗を使う。整枝・芽かきのハサミは株ごとに消毒し、なるべく手で乾いた日に行う。

対処 治療できないため発病株は早期に抜き取り処分する。使用した資材と支柱を消毒し、同じ場所でのトマト連作をやめる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): トマトかいよう病菌、Curtobacterium flaccumfaciens、Curtobacterium flaccumfaciens pv. oortii ほか10

菌核病

病気一般的な内容

症状 地際や茎、結球部が水浸状に軟腐し、白い綿毛状の菌糸で覆われる。やがて内部や表面に黒い菌核が形成され、株は萎れて枯死する。

予防 排水を良くし、密植と過湿を避ける。菌核は土中で数年生存するため、被害株は菌核ごと取り除き、イネ科との輪作や深耕を行う。

対処 発病株は周囲の土ごと除去して処分する。発生しやすい時期には登録のある殺菌剤を株元中心に散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotinia bulborum、Sclerotinia intermedia、Sclerotinia rubi ほか5

さび病

病気一般的な内容

症状 葉の表裏に小さな橙黄色〜赤褐色の隆起した斑点ができ、破れて粉状の胞子を飛散する。多発すると葉が黄化して早期に枯れ上がる。

予防 密植を避けて風通しを確保し、窒素過多にしない。被害葉は残さず処分し、越冬源となる残株やロゼット葉を片付ける。

対処 初期の被害葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を散布し、まん延前に抑えるのが有効である。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90

白絹病

病気一般的な内容

症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。

予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。

対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii

炭疽病

病気一般的な内容Cg

症状 葉や果実に淡褐色〜黒褐色の円形病斑ができ、中央がややくぼんで輪郭がはっきりする。湿ると病斑上に鮭肉色の粘質な胞子塊がにじみ出る。

予防 雨よけと敷きわらで泥はねを防ぎ、風通しをよくする。被害残さは土中にすき込まず処分し、無病苗を用いる。

対処 病斑のある葉・果実は早めに摘み取って処分する。梅雨期は登録のある殺菌剤を降雨の前後に散布して感染を抑える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

苗立枯病

病気一般的な内容

症状 地際部がくびれて水浸状〜褐色に細くなり、苗がぱたりと倒伏する。発芽前に侵されると出芽自体がそろわず、欠株となる。

予防 清潔な新しい培土と消毒済みの容器を使い、播種後の過湿と厚まきを避ける。換気して苗を締めて育てることが最大の予防である。

対処 発病苗と周囲の培土は速やかに取り除く。灌水を控えて表面を乾かし、必要に応じて登録のある薬剤で灌注処理を行う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Achlya klebsiana、Cylindrocladium canadense、Fusarium avenaceum ほか41

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

灰色かび病

病気一般的な内容

症状 花や果実、葉に水浸状の褐色病斑ができ、表面に灰色のふわふわしたかびを密生する。果実は軟腐して落果し、収穫後も貯蔵中に腐敗が進む。

予防 咲き終わった花弁や枯れ葉をこまめに取り除き、湿気のこもらない株間を保つ。雨よけと換気で結露を減らすと効果が高い。

対処 発病部位は胞子を飛ばさないよう静かに袋へ入れて処分する。多湿期には登録のある殺菌剤を予防散布し、耐性菌回避のため系統を替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2

斑点細菌病

病気一般的な内容Psp

症状 葉に水浸状の小斑ができ、のちに褐色になって周囲が黄化する。果実にも水浸状やかさぶた状の斑点ができ、そこから腐敗が進む。

予防 健全種子・健全苗を用い、同じ科の連作を避ける。雨よけとマルチで泥はねを防ぎ、風通しをよくして結露を減らす。

対処 発病葉・発病果は早めに除去して圃場外へ持ち出し、周囲株に銅剤を予防散布する。作業は葉が乾いた時間帯に行い、雨中や露のある朝の管理を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax valerianellae、Burkholderia andropogonis、Herbaspirillum sp. ほか23

玉ねぎの病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(23

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

えそ条斑病りん片腐敗病ボトリチス立枯病乾腐病小菌核病小菌核腐敗病植物寄生性線虫灰色腐敗病白色疫病石灰欠乏症立枯病紅色根腐病腐敗病茎線虫病菌核腐敗病菌糸腐敗病萎縮病葉枯病黒かび病黒斑病黒点葉枯病黒穂病黒腐菌核病

よくあるトラブル

春に花が咲く (とう立ち)

苗が太すぎたか、植え付けが早すぎました。とう立ちすると球が太りません。植える苗は鉛筆より細いものを選びます。

球が太らない

植え付けが遅い、追肥不足、雑草に負けた、のいずれか。冬の間の草取りが効きます。

葉に白いかすり状の斑点

ネギアザミウマです。乾燥した年に増えます。株間を空け、多発するなら薬剤を検討します。

保存中に腐る

追肥が遅すぎたか、雨の日に収穫しました。晴天が続いた日に抜き、しっかり乾かしてから吊るします。

品種一覧(42

Gadenin の作物マスタに登録されている玉ねぎの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

4

4

1

1

1

1

その他30

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この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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作物名に「玉ねぎ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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