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🥕 野菜・果菜

ナスの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

更新剪定の前後で樹勢が大きく変わります。剪定日を必ず残しておきましょう。

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ナスの写真

科: ナス科属: Solanum

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

9月のナスは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る

ナスの月別の作業を詳しく見る

ナスを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

定植した日

ナスは長い付き合いになります。定植日を起点に、更新剪定や追肥の間隔を組み立てます。

一番花と 3 本仕立ての枝を決めた日

一番花のすぐ下のわき芽 2 本を残す仕立てが基本。どの枝を残したかを写真で残すと、翌年に迷いません。

更新剪定した日

7 月下旬〜8 月上旬に枝を切り戻し、根も切ります。剪定日から秋ナスが採れるまでの日数を残すと、翌年の時期を決められます。

追肥の間隔

ナスは肥料食いです。2〜3 週間おきの追肥の記録があると、実の艶や大きさとの関係が見えます。

ナスの苗選びと定植を詳しく見る

収穫までのコツ

ナスを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

実は必ず若採りする

長ナスなら20cm、中長なら12〜15cmで採ります。大きくしすぎると種が硬くなるうえ、次に咲く花の数が減ります。

真夏は朝夕2回水をやる

ナスは水で穫ると言われるほど吸水量の多い野菜です。株元に十分与え続けると、実の伸びが途中で止まりません。

株元をわらで厚く覆う

根が浅く乾燥に弱いので、わらで覆うと土の乾きが緩やかになります。泥はねも減り、下葉が長く働いてくれます。

支柱は主枝ごとに添える

枝が横に広がって実も重くなります。3本の主枝それぞれに支柱を立てて誘引すると、股が裂けず収穫もしやすくなります。

花の姿で肥料切れを見る

中心のめしべが雄しべより長く、花色が濃いうちは順調です。めしべが短く色が薄くなったら、水と肥料が足りていません。

ナスの収穫と一番果を詳しく見る

ナスの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

ナスの病害虫(61

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

青枯病

主要病気Rs

時期 梅雨明け〜盛夏(7〜8月)出る場所 株全体出やすい条件 高い地温と排水不良。連作

症状 日中にしおれ朝戻るのを数日繰り返し、緑色のまま急に枯れます。茎を切って水に浸けると白い菌液が出ます。

予防 接ぎ木苗と高畝での排水確保。連作を避けます。

対処 治せません。抜いて処分し、作業道具を消毒します。

連作圃場で急増する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Erwinia tracheiphila、青枯病菌、Ralstonia sp.

アザミウマ類

主要害虫

時期 梅雨明け〜秋(7〜9月)出る場所 花・果実の表面・葉出やすい条件 高温乾燥

症状 果実の表面に白〜茶色のかすり傷のような跡が広がり、光沢がなくなります。花の中に細長い小虫がいます。

予防 青色粘着トラップで発生を早く知り、周囲の雑草を刈ります。防虫ネットは目の細かいものが必要です。

対処 花の中に潜るので薬がかかりにくく、初期の対応が要です。傷んだ果実は食べられますが見た目が落ちます。

果実に傷を残し商品性を下げる

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アザミウマ科

アブラムシ類

主要害虫

時期 春〜初夏(5〜6月)出る場所 新芽・葉裏出やすい条件 風の弱い場所。窒素過多

症状 新芽に群生して葉が縮れ、べたつきます。すす病が出て葉が黒くなります。

予防 シルバーマルチで飛来を減らし、窒素を効かせすぎないようにします。

対処 数が少ないうちに水で流すか捕殺します。ウイルス病を運ぶので放置しないこと。

新芽と葉裏に周年発生する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri

石ナス

主要生理障害

時期 一番果〜梅雨(6〜7月)出る場所 果実出やすい条件 低温・日照不足での受粉不良/肥料切れ

症状 実が肥大せず、光沢を失って固くなります。切ると種が入っていないか未熟です。

予防 一番果は小さいうちに採って株を育てます。低温期は開花後の受粉が不安定なので、株の充実を優先します。

対処 石ナスになった実は早めに摘みます。追肥と水やりで草勢を戻すと次の実から回復します。

低温期の初期果に多い

ニジュウヤホシテントウ

主要害虫

時期 初夏〜夏(6〜8月)出る場所出やすい条件 近くにジャガイモがあるとき

症状 葉が網目状に食べられて透けます。星が 28 個ある大きめのテントウムシとその幼虫がいます。

予防 ジャガイモの近くに植えないこと。ジャガイモ収穫後に移ってきます。

対処 動きが遅いので見つけ次第捕殺します。葉裏の卵塊も潰します。

夏に葉が網目状になる

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ニジュウヤホシテントウ

ハダニ類

主要害虫

時期 盛夏(7〜8月)出る場所 葉裏出やすい条件 高温乾燥。雨の当たらない場所

症状 葉裏につき、表から白いかすり状に見えます。進むと葉が枯れ落ちます。

予防 葉裏への葉水。ナスは水を好むので、乾燥させないこと自体が対策になります。

対処 気門封鎖型の薬剤か葉水で数を減らします。更新剪定と合わせて古い葉を落とすと下がります。

盛夏の乾燥期に多発する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科

半身萎凋病

主要病気Va / Vd

時期 梅雨〜盛夏(6〜8月)出る場所 葉(株の片側)出やすい条件 連作した畑。地温 20〜25℃

症状 株の片側、あるいは葉の片側だけが黄色くなってしおれます。反対側は元気なままです。茎を切ると導管が褐変しています。

予防 接ぎ木苗(トルバム台木など)が最も確実です。連作を避け、太陽熱消毒で密度を下げます。

対処 治せません。株ごと抜いて処分します。ナスで最も多い土壌病害なので、翌年は接ぎ木苗を検討してください。

連作ほ場で被害が大きい

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens ほか1

黄化えそ病

よくある病気TSWV

時期 春〜秋(5〜10月)出る場所 葉・果実出やすい条件 アザミウマ類の飛来

症状 葉に褐色の輪紋やえそ斑が出て、果実に輪状の斑ができます。

予防 媒介するアザミウマを防ぐことが対策です。防虫ネットと周囲の除草。

対処 治せません。株を抜いて処分し、アザミウマ対策を続けます。

生育初期の感染で被害大

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ミカンキイロアザミウマ、Orthotospovirus tomatomaculae、トマト黄化えそウイルス (TSWV) ほか3

オオタバコガ・タバコガ

よくある害虫

時期 夏〜秋(7〜10月)出る場所 果実・つぼみ出やすい条件 成虫が飛来する夏以降

症状 果実に穴が開き、中が食い荒らされています。1 匹が実を次々に渡り歩きます。

予防 新芽やつぼみを見回り、卵と若い幼虫のうちに取ります。

対処 穴の開いた実を割って幼虫を捕殺します。被害果は畑に残しません。

つぼみと果実を加害する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): オオタバコガ

コナジラミ類

よくある害虫

時期 夏〜秋(7〜10月)出る場所 葉裏出やすい条件 高温乾燥

症状 葉裏に白い小虫が群がり、触ると飛び立ちます。すす病で葉が黒くなります。

予防 防虫ネットとシルバーマルチ。黄色粘着トラップで早期に気づけます。

対処 葉裏に薬がかかるよう散布します。更新剪定で古い葉を落とすのも効きます。

夏以降に密度が高まる

病原・原因(この病名で報告のあるもの): コナジラミ科

白絹病

よくある病気

時期 盛夏(7〜9月)出る場所 地際の茎出やすい条件 高温多湿。未熟な有機物

症状 地際に白い絹糸状の菌糸と茶色い粒ができ、株が枯れます。

予防 未熟な有機物をすき込まないこと。高畝にします。

対処 発病株を土ごと取り除きます。連作を避けます。

真夏の高温多湿期に地際から発病

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii

ネコブセンチュウ

よくある害虫Mi

時期 生育中盤以降(7〜9月)出る場所出やすい条件 連作した畑

症状 日中しおれやすく、実が小さくなります。根にこぶができています。

予防 接ぎ木苗が確実です。マリーゴールドの前作や太陽熱消毒も効きます。

対処 水やりで持たせ、収穫後は根を残さず抜きます。

生育不良と萎れが出る

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

灰色かび病

よくある病気

時期 梅雨・秋雨(6月、9〜10月)出る場所 花・果実出やすい条件 多湿。枯れた花びらが残っているとき

症状 花がらから灰色のカビが生え、果実のへた周りが腐ります。

予防 枯れた花びらを残さないこと。整枝で風を通します。

対処 発病部を取り除き、畑の外へ出します。

梅雨期の果実に発生

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2

ハスモンヨトウ

よくある害虫

時期 夏〜秋(8〜10月)出る場所 葉・果実出やすい条件 秋口の高温

症状 若い幼虫が葉裏に集まって葉を薄く食べ、成長すると分散して果実まで食害します。

予防 葉裏の卵塊と、白くかすれた葉を見つけたらその葉ごと取ります。

対処 若齢のうちに葉ごと処分するのが最も効率的です。大きくなると薬が効きにくくなります。

果実にも食入する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハスモンヨトウ

曲がり果

よくある生理障害

時期 収穫期を通して出る場所 果実出やすい条件 株の疲れ・水切れ・受粉不良

症状 実が曲がる、片側だけふくらむなど形が乱れます。

予防 収穫が始まったら 2 週間おきの追肥と、乾かさない水やりを続けます。

対処 更新剪定(7 月下旬に枝を切り戻す)で株を若返らせると、秋なすの形が戻ります。

肥料切れで形が乱れる

マグネシウム欠乏

よくある生理障害

時期 収穫期(7〜9月)出る場所 下葉出やすい条件 実がつきすぎたとき/カリ過多

症状 下葉の葉脈の間が黄色くなり、葉脈は緑のまま残ります。

予防 苦土を含む肥料で追肥します。カリを効かせすぎないこと。

対処 硫酸マグネシウムの葉面散布で回復します。

下葉が網目状に黄化する

褐斑病

ときどき病気一般的な内容

症状 葉に淡褐色〜灰褐色の小斑点ができ、拡大して不整形の病斑となる。病斑が融合すると葉全体が枯れ、株の勢いが急落する。

予防 換気と除湿で葉の濡れ時間を短くし、密植を避ける。被害葉と残さは早めに処分し、連作ほ場では品種と作型を見直す。

対処 初発を見たら病葉を除去し、登録のある殺菌剤を葉裏まで散布する。耐性菌が出やすいので同一系統の連用は避ける。

梅雨期の下葉から発生

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax avenae subsp. cattleyae、Alternaria alternata、Alternaria dauci ほか57

すす病

ときどき病気一般的な内容

症状 葉表や枝、果実の表面に黒いすす状のかびが薄く広がる。組織自体は侵されないが、光合成が妨げられ外観も著しく悪くなる。

予防 原因となる吸汁性害虫を早期に防除するのが最大の予防である。込み合った枝を剪定して風通しと日当たりを確保する。

対処 甘露を出す害虫を駆除すれば新たなすすは止まる。付着したすすは水で洗い流すか被害葉を除去し、必要なら登録のある殺虫剤で害虫を抑える。

アブラムシ・コナジラミの後に発生

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aithaloderma clavatisporum、Apiosporium mali、Appendiculella calostroma ほか38

タバコモザイク病

ときどき病気一般的な内容

症状 新葉に明瞭な緑色濃淡のモザイクが出て、葉が波打ち小型化する。生育が停滞し、果実の肥大が悪くなる。

予防 抵抗性品種を選び、前作の残渣を残さない。作業前の手洗いと器具消毒を徹底し、栽培中の喫煙を避ける。

対処 治す薬はないので、発病株は根ごと抜いて処分する。触れた手袋やハサミを消毒し、周囲株への連続作業を止める。

接触伝染で広がる

病原・原因(この病名で報告のあるもの): タバコモザイクウイルス (TMV)、Tobamovirus tabaci

日焼け果

ときどき生理障害一般的な内容

症状 果実の日当たり側が白〜淡黄色に退色し、進むと乾いてへこみ革状になる。傷んだ部分から腐敗菌が入りやすい。

予防 過度な摘葉を避け、果実が葉陰に入るよう整枝する。真夏は寒冷紗で遮光し、潅水で株の蒸散を支える。

対処 被害果は取り除き、腐敗の拡大を防ぐ。遮光資材の設置や葉を残す整枝に切り替え、以後の発生を抑える。

果皮が白く退色する

うどんこ病

病気一般的な内容

症状 はじめ葉表に白い斑点が点在し、やがて葉全体が白い粉状に覆われる。進行すると葉が黄化・褐変して枯れ上がり、光合成が落ちて生育と収量が低下する。

予防 日当たりと風通しを確保し、混み合った下葉やわき芽を早めに整理する。窒素過多の軟弱徒長を避け、抵抗性品種を選ぶと発生を抑えやすい。

対処 初発の葉は見つけ次第切除して株外へ持ち出す。まん延前に登録のある殺菌剤を葉裏まで丁寧に散布し、同一系統の連用を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59

疫病

病気一般的な内容

症状 葉に暗緑色の水浸状病斑ができ、急速に拡大して褐色に枯れる。葉裏や病斑周縁に白いかびを生じ、茎や果実にも黒褐色の病斑が広がる。

予防 健全な種いも・苗を使い、排水と通風を確保する。雨よけ栽培や敷きわらで泥はねを防ぎ、ナス科の連作を避ける。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外で処分する。降雨前に登録のある殺菌剤を予防散布するのが基本で、発生後の回復は難しい。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Phytophthora asparagi、Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivora ほか26

菌核病

病気一般的な内容

症状 地際や茎、結球部が水浸状に軟腐し、白い綿毛状の菌糸で覆われる。やがて内部や表面に黒い菌核が形成され、株は萎れて枯死する。

予防 排水を良くし、密植と過湿を避ける。菌核は土中で数年生存するため、被害株は菌核ごと取り除き、イネ科との輪作や深耕を行う。

対処 発病株は周囲の土ごと除去して処分する。発生しやすい時期には登録のある殺菌剤を株元中心に散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotinia bulborum、Sclerotinia intermedia、Sclerotinia rubi ほか5

黒点病

病気一般的な内容

症状 果実や葉に黒褐色の微小な点が散在し、涙斑状や砂粒状に密集することもある。多発すると果面がざらつき、外観価値が大きく下がる。

予防 枯れ枝が主な伝染源なので、剪定で枯枝を徹底的に取り除いて園外へ処分する。樹冠内の通風と日当たりを確保する。

対処 発生後の果実は治らないため、翌年の枯枝処理を優先する。梅雨期の降雨前に登録のある殺菌剤を散布して感染を防ぐ。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aspergillus niger、Diaporthe citri、Diaporthe phaseolorum var. sojae ほか8

炭疽病

病気一般的な内容

症状 葉や果実に淡褐色〜黒褐色の円形病斑ができ、中央がややくぼんで輪郭がはっきりする。湿ると病斑上に鮭肉色の粘質な胞子塊がにじみ出る。

予防 雨よけと敷きわらで泥はねを防ぎ、風通しをよくする。被害残さは土中にすき込まず処分し、無病苗を用いる。

対処 病斑のある葉・果実は早めに摘み取って処分する。梅雨期は登録のある殺菌剤を降雨の前後に散布して感染を抑える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

トマトモザイク病

病気一般的な内容ToMV

症状 葉に濃淡のモザイクが現れ、葉が細くねじれて縮む。果実は着色ムラや内部褐変を起こし、収量と品質が落ちる。

予防 抵抗性品種と健全苗を選ぶ。芽かき・誘引の前に手を石けんでよく洗い、器具を消毒してから株に触れる。

対処 治療はできないため、疑わしい株は早期に抜き取り処分する。作業は健全株から先に行い、喫煙後は必ず手を洗う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Tobamovirus tomatotessellati、トマトモザイクウイルス (ToMV)

苗立枯病

病気一般的な内容

症状 地際部がくびれて水浸状〜褐色に細くなり、苗がぱたりと倒伏する。発芽前に侵されると出芽自体がそろわず、欠株となる。

予防 清潔な新しい培土と消毒済みの容器を使い、播種後の過湿と厚まきを避ける。換気して苗を締めて育てることが最大の予防である。

対処 発病苗と周囲の培土は速やかに取り除く。灌水を控えて表面を乾かし、必要に応じて登録のある薬剤で灌注処理を行う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Achlya klebsiana、Cylindrocladium canadense、Fusarium avenaceum ほか41

軟腐病

病気一般的な内容

症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。

予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

ネグサレセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 根の表面に黒褐色の細長い壊死斑ができ、細根が腐って減る。地上部は生育が揃わず、株が小さいまま葉色が薄くなる。

予防 被害の出た区画では同科の連作を避け、緑肥やイネ科作物を輪作に組み込む。清潔な用土と健全な苗を使う。

対処 被害根は残さず抜き取って処分し、土壌の太陽熱消毒を行う。密度が高い圃場では栽培する作物自体を切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネグサレセンチュウ属、ミナミネグサレセンチュウ、スズランネグサレセンチュウ ほか8

根腐病

病気一般的な内容

症状 細根が褐色〜黒褐色に腐り、株の生育が止まって下葉から黄化する。日中に萎れやすくなり、進行すると株ごと枯死する。

予防 排水性の良い用土と高畝を用い、灌水は表土が乾いてから行う。受け皿に水を溜めず、鉢の連用時は用土を更新する。

対処 発病株は抜き取り、周囲の過湿を解消する。軽症なら灌水を控えて根の回復を待ち、必要に応じ登録のある薬剤を灌注する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aphanomyces cladogamus、Aphanomyces cochlioides、Cylindrocladium floridanum ほか47

斑点細菌病

病気一般的な内容

症状 葉に水浸状の小斑ができ、のちに褐色になって周囲が黄化する。果実にも水浸状やかさぶた状の斑点ができ、そこから腐敗が進む。

予防 健全種子・健全苗を用い、同じ科の連作を避ける。雨よけとマルチで泥はねを防ぎ、風通しをよくして結露を減らす。

対処 発病葉・発病果は早めに除去して圃場外へ持ち出し、周囲株に銅剤を予防散布する。作業は葉が乾いた時間帯に行い、雨中や露のある朝の管理を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax valerianellae、Burkholderia andropogonis、Herbaspirillum sp. ほか23

輪紋病

病気一般的な内容

症状 枝幹の表面がいぼ状に隆起して粗くなり、そこが伝染源となる。果実には褐色の円形病斑ができ、同心円状の輪紋を描きながら軟らかく腐敗する。

予防 いぼ症状の出た枝は剪定して処分し、樹体を健全に保つ。落果や被害果を園内に残さず、袋かけで果実への感染を減らす。

対処 腐敗果は早めに取り除いて処分する。梅雨から夏の降雨期に登録のある殺菌剤を定期散布し、枝幹の伝染源を減らす。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria linariae、Alternaria solani、Ascochyta compositarum ほか22

ナスの病害虫と生理障害を詳しく見る

記録されている病名(29

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

えそ斑点病こうがい毛かび病すすかび病すす斑病フザリウム立枯病モザイク病円星病半枯病変形菌病根腐疫病植物寄生性線虫立枯病綿疫病茎えそ細菌病茎枯病茎腐細菌病萎縮病褐斑細菌病褐紋病褐色円星病褐色斑点病褐色腐敗病褐色輪紋病退色斑点病鉄さび様症状黄斑モザイク病黒かび病黒枯病黒点根腐病

よくあるトラブル

実が硬く小さいまま止まる

石ナスです。低温期の受粉不良が主因。天候が回復すれば戻るので、その実は早めに取って株を休ませます。

葉が白くかすれる

ハダニです。乾燥した環境で増えます。葉裏に水をかけ、被害が進んだ葉は取り除きます。

実の艶がなくなる

「ボケナス」と呼ばれる状態で、水不足か肥料切れのサイン。夏はたっぷり水をやり、追肥を入れます。

葉に穴が開き、株元に糞がある

ヨトウムシかテントウムシダマシです。夜に見回ると見つかります。葉裏の卵塊を見つけたら葉ごと取ります。

品種一覧(178

Gadenin の作物マスタに登録されているナスの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

10

あのみのり2号あのみのり2号ナスいっこで満腹ナスうす皮丸ナス一富士味しらかわ味むらさき秋どりナス 秋穫祭薄皮丸なす青大丸

26

くちどけ茄子(豊潤)クリーミー揚げナス京まんじゅう吉川ナス改良千黒極早生黒びかり究極の茄子絹むらさき絹皮水賀茂なす賀茂茄子黒の匠黒十全なす黒寿中長黒寿大長黒寿本長黒小錦黒東長黒滝黒福黒秀ナス 紫彩黒紫大長黒船黒錦2号黒陽黒雄

18

サラダ茄子三豊ナス佐土原ナス十全なす千両千両二号墨染長庄屋大長式部新長崎茄子泉州水なす清黒中長ナス 紫輝白丸茄子白長茄子省太真仙中長紫紺仙台長縞むらさき

20

たくさん中長ナスとげなし千両二号とげなし輝楽とろとろ炒めナスとろ~り旨なす台三郎台太郎大竜大黒田太助大丸寺島なす寺島茄子殿様田屋なす筑陽耐病VF長ナスぶらぶら長紫長緑長者

3

南竜本長ナス梨ナス長岡巾着なす

11

ふわとろ長ぼうや茄子波渡なす福岡母本E1号福岡母本E2号米ナス緋脚美男翡翠ナス萩たまげなす飛天長

9

みず茄めちゃ長っ!ウマとろナスマー坊民田なす水の匠水ナス紫月紫麗萬吉なす

6

やわらか焼きナス夢ライブ夢日記夢曜日山形N1号焼いておいしい旨みナス

1

3

早生大丸早生長紫早生黒びかり2号茄子

その他71

AE-P01AE-P08AE-P24ANGELA RZ F1BENUE RZ F1BartokBlack GemGreenland 99Haochi F1Josefina F1KAZINGA RZ F1Kashi Brinjal Green RoundKashi HimaniKashi ManoharKashi ModakKashi PrakashKashi SandeshKashi TaruKashi UtsavKashi UttamKashi VijayKibibi F1LIMPOPO RZ F1MONARCA RZ F1Merdan F1Milky Ball F1Mucho F1NIERIKO RZ F1NILO RZ F1PCお竜PC筑陽PC鶴丸Ryder F1SHARAPOVA RZ F1SHINERSL紫水あのみのりあのみのりナスあのみのりパワーナスうすむらさきくろすけニュータイプくろべえくろわしごちそうしずるていざなすとげなししまじろうとろとろステーキなすふんわりトロトロやわらかナスやきなすやさし~いナス®トナシムトルバムビガーナスがママペンなすホワとろナスボーナスメランツァーネ・ゼブラメランツァーネ・ビステッカメランツァーネ・ビステッカ・スペリオーレメランツァーネ・ラテメランツァーネ・ルンガラクロ会津丸茄子信越水ナス天狗茄子小茄子愛知本長茄子真黒ナス黒小町PC千両EX

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この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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ナスについて、続けて読むならこちら。

Gadenin でナスを記録すると

作物名に「ナス」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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