科: バラ科属: オランダイチゴ属
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
実際に育てた記録
運営者がイチゴを育てた記録です。2 株・6 件の記録。解説には「目安」しか書けませんが、記録には実際の畑での日付と経過が写真つきで残っています。
イチゴを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
イチゴを鉢ごと・株ごとに管理する
いちごは 10 月に植えて、冬は守って締め、春に受粉して収穫します。収穫が終わるとランナーで子株が増え、どれが親株でどれが次郎苗か、去年どの株がよく採れたかが分からなくなります。年間の管理作業の表と温度の目安、株ごとに記録を残す方法をまとめました。
よくある悩み・今の作業
イチゴで実際に起きる悩みと、時期ごとの作業を 1 つずつ解決する記事です。
記録しておきたいタイミング
苗を植えた日とクラウンの向き
ランナーの跡と反対側に実がつきます。植えるときの向きを写真で残すと、翌年に迷いません。
花芽ができる頃 (秋の低温)
秋の低温と短日で花芽ができます。この時期に肥料が多いと花芽がつかないので、追肥を止めた日を残します。
開花した日
開花から 30〜40 日で色づきます。最初の花が咲いた日を残せば収穫の見当がつきます。
ランナーを取った・伸ばした日
実を採る年は取り、苗を増やす年は伸ばします。どちらの判断をしたかを残しておきます。
収穫までのコツ
イチゴを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
古い葉を月に一度かき取る
下葉が重なると株元が蒸れて日が届きません。11月から3月まで月に一度、枯れ葉と赤くなった葉を付け根から外すと、新しい葉に光が回ります。
花房の下に敷きわらを入れる
果実が土に触れると片面が白く残り、雨で泥をかぶります。開花が始まったらわらや黒マルチで果房を浮かせると、色も形も揃います。
実は朝のうちに摘み取る
日中は果実の温度が上がり、香りが飛んで傷みも早くなります。気温の低い早朝にヘタごと摘むと日持ちがよく、甘い香りが残ります。
子株はランナー2番目から採る
親株に近い一番目の子株は親の病気を受け継ぎやすい株です。6月に二番目と三番目をポットで受けて根づかせると、秋に健全な苗が揃います。
植え付けは10月中に終える
定植が遅れると根が張らないまま低温期に入り、花芽ができても株が支えきれません。10月中に植えれば年内に葉が5〜6枚まで増えます。
イチゴの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
イチゴの病害虫(62)
イチゴでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
炭疽病
主要病気Ca / Cf / Cg
時期 梅雨〜夏(6〜9月)出る場所 ランナー・クラウン・葉出やすい条件 高温多雨。頭上からの水やり
症状 ランナーや葉柄に黒い紡錘形の病斑ができ、株全体が急にしおれて枯れます。苗づくりの時期に多い病気です。
予防 苗は雨よけの下で育て、株元に水をやります(頭上散水を避ける)。親株から病気を持ち込まないこと。
対処 治せません。発病株は処分し、周囲の苗も疑って隔離します。
育苗期の高温多雨で株が萎凋枯死する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66
ナメクジ類
主要害虫
時期 梅雨(4〜6月)出る場所 果実出やすい条件 雨の後。敷きわらの下
症状 熟した実がえぐられたように食べられ、光る粘液の跡が残ります。夜のうちに被害が出ます。
予防 敷きわらの下は隠れ家になります。株元を乾かし、板や鉢を置かないこと。
対処 夜に見回って捕殺するか、誘引剤を置きます。熟した実は早めに収穫します。
果実に穴が開く
病原・原因(この病名で報告のあるもの): コウラナメクジ科
灰色かび病
主要病気Bc
時期 収穫期(4〜6月)出る場所 果実・花出やすい条件 低温多湿。実が土に触れているとき
症状 実の一部が茶色く軟らかくなり、灰色のカビに覆われます。収穫直前の実がやられるのが痛手です。
予防 敷きわらやマルチで実を土から離すのが最も効きます。枯れ葉と花がらを取り除き、株の中に風を通します。
対処 発病果はカビが飛ぶ前に取り、袋に入れて処分します。畑に置くと胞子源になります。
果実腐敗の主因。低温多湿のハウスで多発
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2
ハダニ類
主要害虫
時期 春〜初夏(3〜6月)出る場所 葉裏出やすい条件 乾燥。雨の当たらない場所
症状 葉裏に小さな虫がつき、表から白いかすり状に見えます。進むと葉が縮れて生育が止まります。
予防 葉裏への葉水が効きます。古葉を取り除いて風を通します。
対処 気門封鎖型の薬剤か葉水で数を減らします。収穫期は使える薬が限られるので、早めの対応を。
ナミハダニが主体となる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科
アザミウマ類
よくある害虫
時期 開花〜収穫期(4〜6月)出る場所 花・果実出やすい条件 高温乾燥
症状 花の中に細長い小虫が入り、実の表面が褐色にざらついて商品価値が落ちます。
予防 青色粘着トラップで発生を知り、周囲の雑草を刈ります。
対処 花に潜るので薬がかかりにくく、開花前からの対応が要です。
果面が茶色くざらつく
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アザミウマ科
萎黄病
よくある病気Fof
時期 夏〜秋(8〜10月)出る場所 株全体出やすい条件 連作した畑。土壌伝染
症状 新しい葉が小さく黄色くなり、3 枚の小葉のうち 1〜2 枚だけが小さい「奇形葉」が出ます。やがて枯れます。
予防 健全な苗を使い、連作を避けます。太陽熱消毒が効きます。
対処 治せません。株ごと抜いて処分します。奇形葉が見分けの手がかりです。
育苗期から萎黄・生育不良となる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Candidatus、Fusarium oxysporum、Fusarium oxysporum f. sp. apii ほか8
萎凋病
よくある病気Vd
時期 夏〜秋(8〜10月)出る場所 株全体出やすい条件 連作した畑
症状 葉が黄化してしおれ、株が枯れます。導管が褐変します。
予防 健全苗と連作回避、太陽熱消毒。
対処 治せません。抜いて処分します。
育苗期から本圃で萎凋する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Ceratocystis fimbriata、Fusarium commune、Fusarium commune f. sp. rapae ほか23
うどんこ病
よくある病気
時期 春・秋(3〜5月、10〜11月)出る場所 葉裏・果実出やすい条件 乾燥と昼夜の温度差
症状 葉が裏側に丸まり、葉裏に白い粉が出ます。果実にも白い粉がつき、色づきが悪くなります。
予防 株間を確保し、古い葉を取り除きます。窒素過多を避けます。
対処 発病葉を取り、初期なら炭酸水素カリウム剤で止められます。
低温乾燥の春先に果実にも及ぶ
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59
コガネムシ類幼虫
よくある害虫
時期 秋〜春(9〜4月)出る場所 根出やすい条件 腐葉土の多い土。鉢栽培
症状 水をやってもしおれ、株を引くと簡単に抜けます。根が食べられて無くなっています。
予防 成虫が産卵する夏に鉢の表土をネットで覆います。腐葉土を表面に置かないこと。
対処 鉢なら土を出して幼虫を取り除き、新しい土に植え替えます。
根を食われ株が萎れる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): コガネムシ科
ダンゴムシ
よくある害虫
時期 春(4〜6月)出る場所 果実(土に触れた部分)出やすい条件 敷きわらや落ち葉が湿っているとき
症状 土に触れた実の下側が削られたように食べられます。
予防 実を土から離すのが最も効きます。マルチや実を吊るす仕立てにします。
対処 実を浮かせれば被害はほぼ止まります。株元の落ち葉を片付けます。
地面に接した果実を食害する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): オカダンゴムシ
ほかに報告のある病害虫(52)
イチゴで発生の報告がある病害虫です。病害虫辞典に説明があるものは、名前から症状・予防・対処を開けます。
よくあるトラブル
実がカビて灰色になる
灰色かび病です。実が地面や葉に触れていると出ます。敷きわらで浮かせ、傷んだ実はすぐ取り除きます。
実がナメクジや鳥に食べられる
色づく前から狙われます。防鳥ネットと、株元の枯れ葉を片付けてナメクジの隠れ場所をなくします。
葉ばかり茂って花が咲かない
窒素過多か、花芽ができる秋に肥料を与えすぎています。秋は肥料を切り、春の生育開始から追肥を再開します。
品種一覧(207)
Gadenin の作物マスタに登録されているイチゴの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ12
か13
さ5
た5
な5
は10
ま4
や4
ら1
その他148
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イチゴを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
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