科: アブラナ科属: ダイコン属
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
11月の大根は「生育」の時期です。 11月の畑仕事を見る
実際に育てた記録
運営者が大根を育てた記録です。1 株・5 件の記録。解説には「目安」しか書けませんが、記録には実際の畑での日付と経過が写真つきで残っています。
大根を詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
よくある悩み・今の作業
大根で実際に起きる悩みと、時期ごとの作業を 1 つずつ解決する記事です。
記録しておきたいタイミング
播種した日
大根は播種から収穫まで約 60〜90 日。日を残せば収穫時期が読めます。秋まきは播き遅れると太りません。
間引きした日と残した本数
1 か所 3〜4 粒まいて、本葉が出るたびに間引きます。最終的に 1 本にした日を残します。
土づくりの深さ
根が伸びる深さまで石や土のかたまりを除いたかどうかが、又根になるかを分けます。耕した深さを残しておきます。
収穫した日と太さ
肩が地上に出て太さが十分になったら。太さと、播種からの日数を残すと翌年の播き時が決まります。
収穫までのコツ
大根を育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
株間30cmの点まきにする
根が太る後半に葉が触れ合うと日照を奪い合い、太りが止まります。1か所4〜5粒をまとめてまき、最終的に30cm間隔で1本立てにします。
秋まきは9月上旬に合わせる
早すぎると害虫の盛りに当たり、遅いと太る前に寒さで生育が止まります。発芽適温20〜25度に当たる9月上旬前後が最も失敗の少ない時期です。
肩が出てきたら土を寄せる
青首種は根の上部が地上に持ち上がり、そのままだと日焼けして硬くなります。追肥のたびに株元へ土を寄せると、肌と食感がそろいます。
プランターでは短形種を選ぶ
60cm級の品種は容器の底で先が詰まり、曲がって育ちます。根長20cm前後のミニ大根や丸大根なら、深さ30cmの容器でも形よく穫れます。
外葉が垂れる前に抜き始める
葉が横に開いて垂れ下がるのは、根の充実が過ぎたしるしです。葉が立っているうちに太い株から順に抜くと、みずみずしさが残ります。
大根の栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
大根の病害虫(40)
大根での症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
白さび病
主要病気Ac
時期 秋〜冬(10〜12月)出る場所 葉出やすい条件 低温多湿。朝露が長く残るとき
症状 葉裏に白い盛り上がった斑点ができ、表から見ると黄色い斑になります。進むと葉が変形します。
予防 密植を避けて風を通し、朝露が早く乾くようにします。連作を避けます。
対処 発病葉を取り除きます。根の肥大への影響は限定的ですが、葉を食べるなら早めに。
秋作の葉に多発する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Albugo candida、Albugo ipomoeae-aquaticae、Albugo ipomoeae-hardwickii ほか5
ネグサレセンチュウ
主要害虫
時期 生育中盤以降(9〜11月)出る場所 根出やすい条件 連作した畑。前作がイモ類
症状 根の表面に褐色〜黒褐色の細かい傷やくぼみが並び、見た目が悪くなります。二股の原因にもなります。
予防 前作にマリーゴールドやエンバクを植えると密度が下がります。連作を避けます。
対処 すでに出た症状は戻りません。皮を厚めにむけば食べられます。翌年の前作で対策します。
根に黒い斑点が出る
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネグサレセンチュウ属、ミナミネグサレセンチュウ、スズランネグサレセンチュウ ほか8
アオムシ
よくある害虫
時期 秋(9〜10月)出る場所 葉出やすい条件 モンシロチョウが飛ぶ時期
症状 葉に穴が開き、緑の幼虫がいます。
予防 播種直後からの防虫ネット。
対処 捕殺します。葉の被害が大きいと根が太りません。
生育初期の被害が大きい
病原・原因(この病名で報告のあるもの): モンシロチョウ
コナガ
よくある害虫
時期 秋(9〜10月)出る場所 葉裏出やすい条件 高温乾燥
症状 葉裏の表皮を残して食べ、白く透けます。
予防 播種直後からの防虫ネット。
対処 捕殺と系統の違う薬の使い分け。
葉裏に白い食痕が出る
病原・原因(この病名で報告のあるもの): コナガ
抽苔 (とう立ち)
よくある生理障害
時期 春まき(3〜5月)出る場所 株全体出やすい条件 低温に当たった後の高温・長日
症状 根が太る前に花茎が伸び、根に「す」が入って固くなります。
予防 春まきは春まき用品種を選び、まく時期を守ります。低温期はトンネルで保温します。
対処 とう立ちした株は根が食べられません。若い花茎(大根の菜花)は食べられます。
春播きで花茎が伸びる
苗立枯病
よくある病気Rs
時期 播種後(9月)出る場所 地際の茎出やすい条件 高温多湿。厚まき
症状 発芽後の苗が地際でくびれて倒れます。
予防 厚まきを避け、播種後の過湿を避けます。
対処 発病株を取り除き、間引きで風を通します。
直播後の高温多湿で欠株となる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Achlya klebsiana、Cylindrocladium canadense、Fusarium avenaceum ほか41
軟腐病
よくある病気
時期 秋の高温多雨(9〜10月)出る場所 根の上部・株元出やすい条件 高温多湿。傷口
症状 株元が水浸み状に軟らかく腐り、強い悪臭がします。
予防 高畝で排水を良くし、虫の食害痕を減らします。連作を避けます。
対処 発病株は抜いて処分します。悪臭が特徴で、他の腐敗と区別できます。
根の傷口から腐敗する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11
ネキリムシ類
よくある害虫
時期 発芽〜本葉期(9月)出る場所 地際の茎出やすい条件 前作の草を残した畑
症状 朝見ると芽が地際で切られています。
予防 播種前に草を片付けます。
対処 株元を掘って幼虫を捕殺します。
発芽直後の苗が切られる
病原・原因(この病名で報告のあるもの): カブラヤガ
ハバチ類
よくある害虫
時期 秋(9〜10月)出る場所 葉出やすい条件 秋のアブラナ科
症状 黒っぽい幼虫が葉を食べ、触ると丸まって落ちます。カブラハバチの幼虫です。
予防 防虫ネットで成虫の産卵を防ぎます。
対処 落ちても株元にいるので、拾って処分します。
カブラハバチが葉を食う
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハバチ科
ほかに報告のある病害虫(31)
大根で発生の報告がある病害虫です。病害虫辞典に説明があるものは、名前から症状・予防・対処を開けます。
よくあるトラブル
根が二股・三股に分かれる
又根です。未熟な堆肥や石、土のかたまりに根がぶつかると分かれます。深く耕し、堆肥は完熟したものを早めに入れます。
根に穴が開いている
キスジノミハムシの幼虫です。播種と同時に防虫ネットをかけるのが最も確実です。
葉に穴が開く
アオムシ・コナガ・ヨトウムシです。秋の大根は虫との戦いになるので、播種直後からネットを外さないのが基本です。
す が入る・辛すぎる
採り遅れと高温です。適期を過ぎると内部がスカスカになります。播種日から日数を数えて早めに採ります。
品種一覧(88)
Gadenin の作物マスタに登録されている大根の品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ8
か8
さ8
た5
な8
は13
ま2
その他36
大根の動画ランキング
大根を扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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